サイトやブログを立ち上げて、運営し始めると次に気になるのがやはりアクセスですよね。
自分のサイトやブログどれだけ見られていて、どんな人からアクセスがあるのかということは運営者であれば気になるところです。
そこで今回は、自分のサイトへの訪問者を調べることのできるYahoo!アクセス解析の導入方法について解説していきます。
使用していくツールはYahoo!アクセス解析です。
Yahoo!アクセス解析って何?
●http://analytics.yahoo.co.jp/
Yahoo!アクセス解析とは、文字通りYahooの提供するアクセス解析サービスです。
アクセス解析と聞くと小難しく聞こえますが、このYahoo!アクセス解析はとても簡単なんです。
今日から始める人でも手軽に導入ができるんですね。
ウェブマーケティングでは集客をするためにアクセスを集め、最終的なコンバージョンに進んでもらう必要があります。
その初めのアクセスからコンバージョンまでのユーザーの旅の途中をグラフ等のデータにより明確にしてくれるんですね。
今この瞬間に自分のサイトを見ているユーザーを確認できたり、訪問者の属性も詳細に確認することができます。
Yahoo!アクセス解析はYahoo!プロモーション広告をご利用している広告主の場合は無料で使用することができます。
*しかし、1つの広告アカウントにつき、月間1億ページビューを超える場合は費用がかかるそうです。
Googleアナリティクスとの違い
「え?でも私はGoogleアナリティクスも使っているんだけど・・・Yahoo!アクセス解析もやったほうがいいの?」
と考える方もいらっしゃるかと思います。原則的には両方導入したほうがいいのですが、初心者の方はYahoo!アクセス解析から始めるのがオススメです。
Googleアナリティクスに比べ、Yahoo!アクセス解析は直感的な操作性なんですね。さらに日本語の精度が高く、日本人にとってとても使いやすいんです。
インターフェイスもとても見やすいのでまずはYahoo!アクセス解析から試してみましょう。
Yahoo!アクセス解析でざっくり計測し、詳細の分析はGoogleアナリティクスで行うのがベストですね。
便利過ぎる!Yahoo!アクセス解析5つの特徴
Yahoo!アクセス解析をまだ使っていない、あるいは初めて聞いたとい方も多いとは思います。
しかしYahoo!アクセス解析は
実は今すぐ使ったほうがいい言っても過言ではないほど便利なツールなんです。
恐らく、この記事を読み終えた頃には早く試してみたくなると思いますよ^^
それはなぜか?これから挙げる5つの特徴を元に見てきましょう。
リアルタイムレポートで、今この瞬間に見ているユーザーが分かる
解析データと言えば、週ベース、月ベースのというものが一般的です。
しかし、リアルタイムレポートを使えば、今この瞬間のサイト訪問者を把握することができます。
Googleアナリティクスでもリアルタイムレポートはありますが、一般的なリアルタイムレポートは参照できる項目が少ないという問題があります。
現在のサイトへのアクセス者数や、閲覧されているページという項目が一般的ですよね。
Yahoo!アクセス解析であれば、より多くの項目を確認することができます。例えば、参照元のサイト情報や利用者がどのような環境でサイトを見ているのかといったより詳細な情報が読み取れます。
リアルタイムレポート機能を使って、現在のデータの分析を行ってみて下さい。
訪問組織ランキングレポートで、自分のサイトへの訪問者がわかる
サイト運営をしていれば、どこからアクセスが来ているかはとても気になることです。実際は私たちもサイトの立ち上げ時期は毎日にように、無駄に解析レポートを見ていました(笑)。
どこのサイトからアクセスされているかかが分かる機能が、訪問組織ランキングレポートということになります。
スモールビジネスの場合、そこまで使い勝手は良くない機能かとは思いますがアクセスしてきたサイト自体は把握できるのでとても便利です。
Yahoo!タグマネージャで管理を一元化できる
タグマネージャと聞くと、初心者の方は難しそうと敬遠してしまいがちですが、ご安心下さい。
タグというのは、あなたのサイトからのYahoo!への合図のようなものです。
Yahoo!の生成したタグをあなたのサイトの指定の場所に貼っておくことで、計測が開始できるということです。
あなたのサイトにアクセスが来ると、Yahoo!側に「アクセス来ましたよ〜」とタグが連絡してくれるんです。
今までは、このタグが複数ありました。
・サイトのTopページ用のタグ
・申し込みページ(ランディングページ)用のタグ
・申し込み完了ページ用のタグ
のように複数あったので、タグの設置だけでも手間が生じていたんです。
ところが、Yahoo!タグマネージャではタグを一元管理できるので、全てのタグの役割を1つのタグで担えるようになりました。
国産ツールなので、日本語が参照しやすい
Yahoo!アクセス解析は日本国産のツールになります。
日本語に最適化されたインターフェイスになっているので、英語特有の言い回しに頭を抱える必要はありません。
直接的に自分の求める情報データに辿り着くことがでるので、とても使いやすいです。
超詳細流入レポートでユーザー情報が丸見え
自社サイトへアクセスしたユーザーの属性を確認することができます。
年齢、性別、住んでいる地域等デモグラフィックなデータを参照できます。
興味深い機能が、ネットリテラシーのデータです。
自社サイトへのユーザのネットリテラシーはそのレベルかを、Yahoo!の膨大なデータから導き出してくれます。
実際の導入手順を4ステップで解説
では早速Yahoo!アクセス解析を導入していきましょう。導入はとても簡単で3ステップで完了します。
以下の手順に従って進めてみて下さい。
ステップ1:Yahoo!プロモーション広告への申し込み
Yahoo!プロモーション広告(リスティング広告)
●http://promotionalads.yahoo.co.jp/index.html
Yahoo!アクセス解析を使用するにはまず、Yahoo!プロモーション広告への申込みが必要になります。
上記URLからアクセスし、アカウント登録を済ませましょう。
会社名や宣伝するページのURL等を記入します。
Yahoo!アクセス解析を使用するためには広告アカウントを作成する必要があるので、一度情報だけ入力しましょう。
お金が発生することはありません。
次に管理者の項目です。項目の通りに氏名と連絡先を入力して下さい。
すると、入力項目の確認画面が出てきます。一通り確認して下さい。
ページを下までスクロールして
・Yahoo!JAPANビジネスID利用規約
・広告取扱基本規定
の2つに同意して頂き、「確認コードを送信する」のボタンをクリックします。
確認コードを送信すると、直後にYahoo!からメールが届きます。
メールボックスを開くと、確認コードが記載されていますので、そちらをコピーします。
コピーした確認コードを、確認画面に貼り付け、緑色で右側にチェックマークが付いたことを確認します。
確認コードが承認されたことを確認したら、パスワードの設定に進みます。
任意のパスワードを入力し「電話番号認証へ」をクリックします。
こちらでは電話番号の認証を行います。スマートフォンまたは携帯電話の番号をハイフン無しの半角数字でご入力下さい。
電話番号を入力すると、確認コードが届くのでメッセージに記載のコードを入力し、「認証」へ進みます。
お疲れ様です。これで広告アカウントの作成が完了です。
「次へ」をクリックし、広告管理ツールへ移動しましょう。
ステップ2:広告の出稿と支払いの設定
Yahoo!アクセス解析を使用するためには、一度支払い設定を済ませ広告を配信する必要があります。
後程配信を止めてしまうので、費用はかかりませんのでご安心下さい。
広告管理ツールに入り、「スポンサードサーチ」→「キャンペーン管理」を選択します。そして一度画面に従いキャンペーンを作成してみましょう。
実際に広告を出すわけではないので、サンプルのような扱いで構いません。
広告の作成が完了したら、支払いの設定を行います。
「スポンサードサーチ」→「資金管理」から設定を行って下さい。
クレジットカード番号を入力し、画面に従い設定を進めましょう。これで広告と支払い設定が完了しました。
一度広告を配信したら、「キャンペーン管理」に戻り、キャンペーンの配信をオフにしてしまいましょう。
これでお金が発生することはありません。
ステップ3:広告管理ツールにアクセス
広告アカウントの取得、ビジネスIDの取得完了したら広告管理ツールにアクセスします。
広告管理ツールにアクセスし、上部のメニューの「運用サポートツール」をクリックします。
すると、「Yahoo!アクセス解析」という項目が出てくるので、そちらをクリックします。次に設定に進みます。
すると、2つの同意項目がでてきますので、同意して下さい。
ステップ4:Yahoo! JAPANユニバーサルタグの取得と設置
Yahoo!タグマネージャにサイトを登録しておくと、解析タグが発行されます。
Yahoo!タグマネージャからユニバーサルタグを取得します。
取得したタグは、解析を行いたいサイトやページの</body>タグの直前に貼り付けて下さい。これでタグのユニバーサルタグの取得と設置は完了になります。
お疲れ様です。これでYahoo!アクセス解析の導入が完了です。
編集後記
今回は「5分でできる!Yahoo!アクセス解析の導入と設定方法を解説」についてご紹介しました。
導入自体は数分でできますのでサッと済ませてみて下さい。
今回の記事の通り手を進めて頂ければ、躓くこと無くYahoo!アクセス解析を導入できます。
導入が済んだら、ぜひデータを確認してみて下さい。
先述しましたように、Yahoo!アクセス解析では
- リアルタイムレポートで、今この瞬間に見ているユーザーが分かる
- 訪問組織ランキングレポートで、自分のサイトへの訪問者がわかる
- Yahoo!タグマネージャで管理を一元化できる
- 国産ツールなので、日本語が参照しやすい
- 超詳細流入レポートでユーザー情報が丸見え
という5つの特徴があります。
Googleアナリティクスよりも、直感的にデータ解析ができるので、ぜひお試しください。
導入ができたら、あとはとにかく「慣れろ」です。
沢山いじってみてくださいね(^o^)