新たな商品・サービスの開発方法のヒントは「理念」にあり

「今の商品・サービスに新たに何か加えたい」
「新商品・サービスを考えたい」
「他社のサービスとの差別化が難しい」

今回はこのような悩みを抱えている人に向けて書きました。

「タニタの減塩味噌」の話から、「スモールビジネスの商品・サービスの作り方」について解説します。

商品・サービスを考える時は、ついつい1つの方向しか見えなくなり、盲目になります。

そんな時には、原点に立ち返ることが一番の薬になります。

タニタの減塩味噌とスモールビジネスの商品開発方法の共通点とは何なのでしょうか?

理念を変えたことから生み出された味噌

「味噌汁が飲みたい」

そう思い立った私は近所のスーパに買い物に行きました。

もちろん、私小島は料理好きですからインスタントではなく、しっかり手作りです。

何気なく味噌を選んでいるとパット目につく商品がありました。

それがこちらです。
http://www.marukome.co.jp/product/detail/miso_024

タニタ食堂の減塩味噌です。

「なんか健康そうだし、買ってみよう」とレジに並びました。

そして、家に帰り味噌汁つくりに取り掛かりました。

試しに一口舐めてみるとこれが驚き、とてもおいしいのです。

たかが味噌なのですがとてもおいしくて、2ペロ、3ペロとしてしまいました(笑)。

タニタといえば、従来は体重計を売っていた会社でした。

しかし、思うように業績が伸びず四苦八苦してたそうです。

そこでタニタは自分たちの経営理念を見直します。

そして、考え出された理念が、

「はかる」を通して世界の人々の健康づくりに貢献するというものでした(現在は多少変わっています)。

つまり、「体重計」という一般的なものを売る会社から「健康」を売る会社に変わったわけですね。

そしてタニタは沢山の人を健康にするには、まずは自分たちが健康を意識すべきということで、独自に健康的なメニューを開発しタニタ社員食堂をオープンします。

自ら、健康的な生活の実践を行ったわけです。

その後は、レシピの書籍化や食品会社ともコラボし、プリンや味噌の商品化も行いました。

ここからわかることは、もしタニタが体重計という商品だけを血眼になって売っていたら、このような結果にはならなかったということです。

これは、私たちスモールビジネスでも一緒なんです。

「自分は何屋さん?」を常に自問する

「もしタニタが体重計だけを売っていたら・・・」

ここまでの会社にはならなかったはずです。

そもそも体重計を売る目的を考える必要があります。

体重計を売る理由はなんでしょう。

ダイエットかもしれません。

しかし、もっと掘っていくとそこには、「健康」というキーワードにたどり着きます。

つまり、タニタは多くの人に自社の体重計を使って、健康になって欲しかったんですね。

健康になれるのであれば体重計以外にも、提供できるものがあります。

それが、食堂であり、レシピ本でありプリンであり、味噌なわけです。

この発想方ですよね。

究極的に提供したいものを考えると、商品形態は気にならなくなります。

この発想で、タニタはブレイクスルーを起こしたわけです。

スモールビジネスの場合、セミナーやコンサルティングを売ることがあると思います。

ここでも、

単にセミナー・コンサルではなく最終的にどうなれるのか?

という未来像や体験を付加する必要があります。

それを付加できるのであれば、セミナーやコンサル以外でも商品を売ってもいいわけです。

そのためには、思いや理念を伝え続けなければなりませんね。

思いや理念をお客様が理解していれば、あなたからの提案を売り込みとは思わず納得して、商品を購入してくれます。

タニタの

「はかる」を通して世界の人々の健康づくりに貢献する

という理念を聞けば単なる、体重計とは見え方が変わってきます。

タニタは単なる「体重計屋さん」ではなかったんです。「健康づくり屋さん」だったんですね。

さらに、レシピの開発のストーリーを聞けばより独自化するわけです。

ぜひ、思い描く未来像を具体化し理念を伝えてみてください。

まず手始めに、以下の質問をしてみて下さい。

「なぜ、その商品を作ったんですか?」

具体的には、

  • 自分の苦労した経験
  • お客さんとの困りごと

という部分に焦点を当てると、考えやすいですね。

もしかすると、いま提供している商品・サービス以外にも、もっと適したアイディアが出るかもしれませんね。

さらに、こうした理念や思いは自社の強みになります。

そして、それをお客さんに伝えていくことで差別化できます。

差別化する具合的な方法については以下の記事で詳しく解説しています。

USPマーケティングより、おもてなしマーケティング

価値を作ったら、しっかり届けましょう。

編集後記

今回は「新たな商品・サービスの開発方法のヒントは「理念」にあり」についてご紹介しました。

形態にとらわれずに、発想を拡張していきたいですね。

形態にとらわれないためには、理念発信で商品を考えることです。

ゴールが一緒であれば、どんな商品・サービスを提供できますか?

もう一度、究極の質問をしてみましょう。

「なぜ、その商品を作ったんですか?」

ぜひ、考えてみましょう。

スモールビジネスの
現場からは以上です.

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