先日、生徒さんとミーティングをしていました。
その生徒さんの専門分野は、英会話。
英会話のディープラーニングという手法を、世に広めている方です。
文法型から事例型へ
英会話のディープラーニングといのは、
- 今までの『文法型の英語学習』から
- 『事例型の英語学習』にしていこう
という手法、考え方です。
なるほど、興味深い。
語学習得の王道
語学習得の一番の近道は、
- 正しい発音を聞いて
- 事例、パターンを学び
- ひたすら声に出して練習する
以外ありません。
AIの登場で、ディープラーニングという言葉は有名になっています。
ディープラーニングは、原則
英会話のディープラーニングというと、最新の技術のように聞こえますよね。
ところが、そんなことないんです。
もともとの人間の学習メカニズムは、ディープラーニングなんですね。
- 入力パターンを、脳が認識して、
- 適切なものを、出力する
これは、不変の仕組みです。
マーケティングも同じ
これは、なにも英会話に限ったことではありません。
マーケティングに置き換えても、同じです。
例えば、広告でABテストをする時。
- 複数のパターンを認識して
- その中で最適解を導き出す
これだって、ディープラーニングです。
ダイレクトマーケティングを学ぶと、ここの理解が深まります。
パターンを認識する能力
もちろん、相当数のパターンを繰り返す必要があります。
ですが、そのパターンが貯まるほど、精度は上がります。
煎じ詰めて言えば、「パターン認識能力」が、成否を分けます。
- うまくいったパターン
- 失敗したパターン
を統計的に考えていきます。
セミナー営業で考える
ここでもう一つ、具体例で考えましょう。
セミナーを開催して、お客さんを獲得する。
これは、多くのスモールビジネスがやっている販促手法です。
ここに、パターン認識を当てはめてみましょう。
開催するたびに、パターンが見える
セミナーであれば、5回も開催すると、自分のパターンが見えてきます。
- 良かった点
- 悪かった点
が、浮き出てくるんですね。それを記録しておきます。
そして、段々と成功パターンの組み合わせの、最終型に近づけます。
改善に改善を繰り返し、この境地に達するんですね。
セミナー営業のパターン
では、セミナー営業のパターン認識とは、何でしょうか。
それは、
- この自己紹介の方が、ウケた
- このノウハウの方が、参加者のうなずきが多かった
- この事例の方が、興味を持っていた
- このグループワークのほうが、盛り上がった
- …etc
このように、内容について、分析を行います。
反応の良いネタを仕込む
セミナー営業では、この「調整スキル」がいちばん重要です。
調整を行う基準として、過去のセミナーのパターン認識が欠かせません。
セミナーを無作為に繰り返しても、意味がありません。
データを取っていきましょう。
そしてそのデータを元に、改善するのです。
編集後記
マーケティングは、回数を重ねていくことで進んでいきます。
失敗と捉えるのではなく、
「パターンが1つ増えた」
と考えるといいですね。
まずは、失敗して、材料集めをしていきましょう。