「ウェブ集客って、結局何をやればいいの?」
会員さん・生徒さんから、よく聞く悩みです。
- ブログ
- YouTube
- メルマガ
- ソーシャルメディア
- …etc
実際に何をやったらいいか、模索している方も多いかと思います。
でも実は、思っているほど、複雑なものではありません。
今回は、「ウェブ集客の原理原則」についてお伝えします。
アメリカの女子学生の驚きの言葉
「私は経済学は学ぶけど、経営学は学ばないよ」
これは、とあるアメリカの女子大学生が発した言葉です。
私はこの言葉を数日前に本で読み、頭から離れませんでした。
一瞬、賛同できない部分もあるのですが、理由を聞くと納得できます。
経済学と経営学の違い
「私は経済学は学ぶけど経営学は学ばないよ」
その真意を聞くと、
- 経済学は、「基礎」
- 経営学は、「テクニック」
だからだそうです。
ベースとテクニック
経済学は、生きていく上で基礎。
いわば、ベースとなる学問だということです。
経営学は、経済学という土台があった上での、テクニック的な学問。
経済学あっての、経営学
経営学が不要なわけではない。
基礎があっての、経営学という考え方ですね。
一理ありますよね。
これには、もちろん経済学が生活のベースとなる学問ということもあります。
しかし、もっと根本的な理由もあるんです。
経営学よりも経済学
「経営学よりも経済学を優先する」
アメリカの女子大生の背景には、アメリカの教育システムがあります。
アメリカの大学では、一般教養、いわゆるリベラルアーツを学びます。
経営学はもちろん大切ですし、とても役に立つ分野です。
現に、多くの方が、経営やマーケティングについて学んでいます。
経営学は不要?
ということは、アメリカは、経営学やマーケティングを軽視しているのか。
もちろん、そんはずはありませんね。
経営学を軽視している国から、偉大な起業家が生まれるはずはありませんから。
もちろん、重視しているわけです。
順番が違う
重視はしているけれども、順番が違うのです。
アメリカの大学では、
- 経済学等の一般教養を学び、
- その後、大学院にて専門的な知識を会得する
の順番で学びます。
基礎を学んでから、専門テクニック
つまり、
- 原理原則となる『基礎知識』
- 『専門的なテクニック』
という順番で、教育を受けます。
専門的な分野は後から学ぶ
アメリカの大学の場合…
大学が終わって法律について学びたければ、ロースクールに行くそうです。
このような教育を受けているため、
冒頭のアメリカの女子大生は、
「私は経済学は学ぶけど、経営学は学ばないよ」
と言っていたわけですね。
実は、これ商売でも同じことが言えませんか?
スモールビジネスでも同じ
アメリカでは、大学から大学院という流れの中で、
- 『原理原則となる基礎知識』
- 『専門的なテクニック』
という順番で、教育がされる。
この流れ。
商売の学習において、導入すると良さそうです。
すぐに役立つものは、寿命が短い
アメリカの教育では、
「すぐに役立つものはすぐに役立たなくなる」
という考えがあるようです。
変わるもの・変わらないもの
これは、私の尊敬する伝説の灘高国語教師。
橋本武さんも、言っていることです。
- 基礎となる原理原則は不変だが、
- テクニックは頻繁に移り変わる
ということ。
これはまさに商売において、正鵠を射た言葉です。
ウェブ集客でも一緒
普段のウェブマーケティング、ネット集客の活動に置き換えてみましょう。
- SEO
- YouTube
- Meta広告
- LINE
- TikTok
- …etc
など、マーケティング手法は、矢継ぎ早に登場します。
それを「どこで使うか」
しかし、
- それを一体いつ活用するのか
- ビジネスモデルのどの部分で役割を発揮するのか
というところまで考える人は、意外と少ないのも事実です。
この状態では、
- 『専門的なテクニック』
- 『基礎知識』
という流れになってしまいます。
順番は正しいか
最も意識しなければいけないことは、「順番」です。
- どこでMeta広告を使うのか
- どこでLINEを使うのか
これらが明瞭でなければ、怖くてお金や時間はつぎ込めませんよね。
ツールや、新しいノウハウを使うのも悪くはありません。
ただ…
ビジネスモデル設計という、「土台」からの準備が必要なわけです。
土台→テクニック
下地の準備が整った上で、テクニックを使えばいいのです。
こちらの順番のほうが、よっぽどうまくいきます。
ただし、、、
「すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなる」
可能性が大いにあります。
即効性あるテクニックに注意
テクニックやツールに依存するのは、とても危険です。
アメリカの教育の順番のように、原理原則を理解した上で、より専門的な学習に移る。
ここを意識したいものです。
ウェブ集客の土台
ではここで、ウェブ集客における、土台をお伝えします。
以下の4つの流れで、仕組みを考えます。
- 【集客】:見込み客を集める
- 【育成】:見込み客を育成する
- 【販売】:見込み客を顧客に変える
- 【維持】:顧客を優良客(ファン)に変える
この流れを構築せずに、部分的な勉強を行うと危険です。
結果、遠回りをします。
揃えるべき8つの武器
4つの流れがわかれば、あとは役割に応じて、道具を当てはめるだけです。
以下、代表的な8つの道具を、当てはめてみましょう。
- 【集客】ブログ、Meta広告
- 【育成】ステップメール、メルマガ、YouTube
- 【販売】ランディングページ、ウェブセミナー
- 【維持】メルマガ、ソーシャルメディア
例えば、こんなふうになります。
合計、8つの道具が登場しました。
8つの武器をまとめると…
- ブログ
- Meta広告
- ステップメール
- メルマガ
- YouTube
- ランディングページ
- ウェブセミナー
- ソーシャルメディア
この8つを、基本的な仕組みに当てはめました。
上記パターン以外にも、やり方はあります。
あくまでも1つの基本形です。
役割を把握してから、使う
それぞれ、名前は聞いたことがあると思います。
しかし、名前だけで「やると良さそう」で片付けてはいけません。
それぞれの道具は、単なる手法です。
正しい役割があってはじめて、本領を発揮します。
今回を機に、「どこで使うか」も覚えましょう。
メルマガは、重要
ちなみに、メルマガだけは、2回登場してますね。
それくらい、重要ってことです。
育成するだけでなく、維持にも活用できる。
ぜひ、メルマガの優先順位は上げてください。
編集後記
土台となるのは、やはり全体の「導線設計」です。
部分のテクニックやのノウハウに走る前に、全体の導線を設計しましょう。
そうすることで、必要な部分がわかりますよ。
- 原理原則となる『基礎知識』
- 『専門的なテクニック』
この順番を意識すれば、遠回りすることはなくなります。
何から始めたら良いか迷う場合は、紹介した8つの道具から実践してみましょう。