あなたは、優先席に座るタイプだろうか?
(私は、絶対に座らないタイプだ。)
先日、電車に乗った時に、ふと思ったことがある。
それは、「優先席には、将来性がない」ということだ。
優先席には、将来性がない?
あなたも、電車に乗るときには、ドアが開いて車内に入ったら、奥まで行くかと思う。
そして、席が空いていたら座るし、空いてなければ、つり革につかまるかと思う。
仮に、席が空いてなかったとしよう。
あなたは、どの席の前の、つり革につかまるだろうか?
どの席の前の、つり革につかまる?
普通席の前であれば、目の前の人が降りれば、次に自分が座れる。
でも、優先席の前だったら、どうだろうか?
優先席でも、構わず座る人は別だ。
だが、良識ある人は、たとえ目の前の人が降りたとしても、座ることができない。
つまり、「優先席には、将来性がない」ということだ。
「我慢して立っていれば、座れる」という将来性である。
将来性があるか、ないか
はじめから、座るつもりがなければ関係ない。
だが、「できれば、座りたい」という場合。
その場合は、将来性のない優先席よりも、普通席の前のつり革につかまった方がいい。
この将来性があるか、ないかという話。
ウェブ集客の手法でも、まったく同じように当てはまる。
ウェブ集客の手法でも、同じ
- 「ブログを量産して、被リンクをつけましょう」
- 「いまは、フェイスブック広告がアツい!」
- 「コンテンツは、長ければ長いほどいい」
ウェブ集客の手法や考え方というのは、お笑い芸人のようにブームがある。
たとえば、SEOやブログ集客。
ちょっと前までは、何よりも「被リンクが、大切」だった。
被リンクとは、他サイトからのリンクのことだ。
ちょっと前のSEOやブログ集客
この被リンクの数と質によって、検索上位を達成できるかどうかが決まっていた。
(と、よく言われていた。)
だから、質の高いリンクが有料で売買されたり、低品質なサイトが乱立したりしていた。
今考えてみると、ものすごく、こっけいで笑ってしまうだろう。
だって、そんなもの。
ユーザーをあざむくものであって、どう考えても役に立つものではない。
でも当時は、ほとんどの人が気づかなかった。
ウェブ集客コンサルティング会社ですら…
みんな真剣な顔で、
- 「まずは、有料でYahooカテゴリに登録しましょう」
- 「無料ブログを100個作って、リンクを張りましょう」
- 「たくさんの、中小ポータルサイトに登録しましょう」
なんて、言っていたのだから。
ウェブ集客コンサルティング会社ですら、こんなことを提案していたのだ。
このように、SEOの「考え方」の部分もそうだし、「手法」の側面でも同じである。
よくわからない横文字カタカナ手法
- コンテンツマーケティング
- プロダクトローンチ
- オートメーションウェビナー
- …etc
よくわからない横文字カタカナ手法が、そのときどきでブームになる。
もちろん、最新情報を貪欲に学ぶ姿勢は大切だ。
だが、情報に振り回されてしまっては、本末転倒である。
「一番最近学んだものが、一番重要な気がする」
というのは、「スモールビジネスあるある」だ。
「将来性」で考える
ウェブ集客の考え方、手法。
本腰を入れて取り組むか否かは、「将来性」で考えよう。
がんばっても将来的に役に立たないものに取り組むのは、もったいない。
優先席の前に立つのと、同じことである。
普通席?優先席?
普通席の前であれば、目の前の人が降りれば、次に自分が座れる。
でも、優先席の前だと、たとえ目の前の人が降りたとしても、座ることができない。
はじめから、座るつもりがなければ関係ない。
だが、「できれば、座りたい」という場合。
その場合は、将来性のない優先席よりも、普通席の前のつり革につかまった方がいい。
ウェブ集客に取り組む際には、「将来性」を考えよう。
編集後記
「一番最近学んだものが、一番重要な気がする」
というのは、「スモールビジネスあるある」だ。
本腰を入れて取り組むか否かは、「将来性」で考えよう。
ウェブ集客に取り組む際には、「将来性」を考えよう。