「ウェブ集客の実践的なスキルってどうやったら身につくの?」
「これだけやればいいって手法は何かないの?」
今回は、このような悩みを抱えているスモールビジネスオーナーに向けてお送りします。
「武器諸法度」の話を元に、私たちの定めている「商品諸法度」について解説します。
ウェブから集客を勉強すると、際限なく知識やノウハウが必要のように思えてきます。
私自身も溢れる情報の中で、四苦八苦していました(笑)
しかしこのは屋の中で、ある”決め事”をしたことでそれを解消することができました。
それからは、「やるべきこと」と「やらなくてもいいこと」の区別がつき、正しい努力をすることができるようになったんです。
そのある”決め事”とはいったい何なのでしょうか?
「ルール」を作っていますか?
「諸法度」
武家諸法度や禁中並公家諸法度に代表されるように、これまでの日本の歴史では多くの決め事が存在しました。
つまり、「これを守らなければ罰しますよ」という江戸幕府の決め事です。
自由放任で任せておくことは良いことですが、ある一定の秩序が無ければ混乱します。
企業でも同じことが言えますよね。
何でもやって良いという指針だと、結局何をやれば良いの分かりません。
ある種の理念や行動の指針となるものがブレていると、社員の向かう先はバラバラになってしまいます。
私は、起業前ネオキャリアという企業に内定を頂き、インターンシップを行っていました。
ネオキャリアは人材サービスを主事業として行っている、現在とても勢いのある会社です。
結局私は入社はしなかったわけですが(笑)
そのネオキャリアの代表取締役社長の西澤亮一さんが常々言っていたことがあります。
それは、クレドの大切さです。クレドというのは行動指針です。
「うちの会社の目指す理想の姿はこうだ」
という明確な決まり事、約束事が必要なのです。
商売を行っていれば、決断を迫られる時が沢山あります。
行動指針があやふやなままだと、1つひとつの行動に一貫性が損なわれてしまいます。
そこで今回は、いつもこのは屋のメルマガをご愛読頂いている皆様に、このは屋の定める行動指針についてご紹介します。
その指針は、
商人諸法度
というのものです。
商人諸法度
このは屋の定めている、ルールは以下です。
- イノベーションをするべからず
- 「べき論」に惑わされるべからず
- 合理性を追求するべからず
上記3つがこのは屋の定める、これからの商人に必要な心構えということになります。
1つひとつ簡単に説明しますね。
イノベーションをするべからず
イノベーションを別の言い方で言えば、「革新」「革命」「成長」といったところでしょう。多くのベンチャー企業の社長が成長、成長と叫んでいます。
しかし、本当に成長や革新だけが全てでしょうか?
私たちこのは屋は、成長をよりも循環を重んじるべきだと考えています。
江戸時代は、どんな物でも再利用して物を大切にする精神がありました。燃えきった灰でも、肥料にしてまた新たな食物を栽培するのです。
もちろん、向上心を持って新たなものをどんどん仕入れることは素晴らしいことだと思います。
しかし、欠けているものに目を向けるより、今持っているものだけで満足することの方ががもっと素晴らしいです。
「足ることを知る」という精神も忘れていけません。
未来にばかりでなく過去に目を向けることも大切ですね。
「べき論」に惑わされるべからず
「起業家たるもの、徹夜してがむしゃらに働くべきだ」
「人付き合い、人脈形成は我慢してでもしなさい」
「師匠やメンターを持つべきだ」
・
・
・
上記はほんの一例ですが、生きていれば沢山の「べき論」に巡り会います。
こういったことを実践する前により大切なことがあります。
それは、自分の内なる声に従うことです。
「〜するべきだ」と言われると、ついついそれが完全に正しいと反射的に思ってしまうので注意が必要です。
合理性を追求するべからず
時間単価を上げる、利益率を最大化という言葉は仕事柄頻繁に耳にします。
しかし、これらばかり見ていると人間味が失われてしまいます。
夏目漱石の『心』という作品の中で
「金を見ると、どんな君子でも悪人になるのさ」
というシーンがあります。
まさに、お金=悪という描写です。
効率や収益性を猛追する中で、どこかに穴が空くことに気づく必要があります。
商人諸法度3つを説明させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
実はこの3つで登場した
・イノベーション
・「べき論」
・合理性
という言葉は私たちの嫌いな言葉でもあるんです。
どこかこういった言葉に、違和感を感じてならないんです。
しかし、世の中一般的にはこれらの言葉は正しいとされています。
この事実事態がおかしいと感じませんか。
・イノベーション
・「べき論」
・合理性
これらの言葉が素晴らしいことだと、認識されている諸悪の根源は何なのでしょうか。
それは・・・
教科書なんです。
諸悪の根源を一掃する「ウェブ集客の教科書」
「やばっ教科書忘れちゃった・・・」
教科書といって浮かぶのが、学校で使っていた教科書ですよね。
私たちは小学校から大学まで、あらゆる教科書で勉強してきました。
でも、大学を卒業するまでに商売の教科書を学んだ方はいらっしゃいますか?
少なくとも私は学んでいませんし、商売の教科書自体、存在しませんでした。
江戸時代には、商売往来という商売専門の教科書が存在しました。
当時の若者は、20歳を超える前から商売について学んでいたんですね。
商売以外にも、あらゆる専門的な参考書が存在し、若くして職人として商いをする人も少なくありませんでした。
しかし現代を見るとどうでしょう。
商売の教科書が無い経営者は、どのように商売についての本質の知を深めていくのでしょうか。
結果的に、多くの方は以下のような手段で情報を得ることになるのです。
現代で商売をうまくいかせようと思えば、真っ先に何が浮かぶでしょうか?
そうです。
ウェブの活用ですね。
ウェブを集客という部分に活用することがこれから先、ますます求められます。
これまではなんとなく紹介だけで顧客獲得ができていた人も、薄々感じているはずです。
「そろそろウェブ集客に取り組まなきゃな〜」って。
正直、2,3年の視点でみれば、ウェブに取り組まなくても被害は受けません。
しかし、5年、10年となってくればウェブ集客ができるか否かの差は顕著になります。
そういうことも既に知っているから、多くのスモールビジネスオーナーはウェブ集客に関する情報やノウハウを習得する傾向が強まってきているわけです。
まさに自分の血肉となるウェブ集客の教科書を探し始めるわけです。
・書籍
・ブログ記事
・Youtube動画
・DVD
・メルマガ
・セミナー
・講座、塾
・コンサルティング
これといった教科書がないので、自然的に多くのメディア、講座を試すわけです。
情報の精度から考えるとまさに、当たるも八卦当たらぬも八卦という状態でしょう。
もちろん、これらの学習スタイルが間違っているとは思いません。
(実際に私たちもやってきましたしね笑)
問題になるのは、その順番と取捨選択です。
情報やノウハウには、必ずそれを主張する人がいます。
・SNS専門のコンサルタント
・ブログ専門のコンサルタント
・広告専門のコンサルタント
というように、彼らにはそれぞれ正義があります。
なので、「ウェブ集客にはこの手法がいいですよ〜」と太鼓判を押して勧めてくるのは当たり前なんです。
その人もそれで飯を食っていますからね。
どんなに優れた手法でも、実践する順番を間違えば機能しません。
材料が完璧に揃っても、調理の順番がチグハグでは料理は美味しくなりませんね。
さらに、情報を取捨選択するスキルも問われます。
世にはびこる情報は全て正しいわけではありませんし、全てが自分に合うかも分かりません。
私たちのメッセージも一部の人には嫌われるかもしれませんしね。
膨大な情報の嵐の中から、自分に必要なものを見極めることはとても困難なので、大概の場合、選択を誤ります。
すなわち、あまたある情報の中から本質を拾うのは極めて困難です。
「ウェブ集客はこれだけで十分です」っていう教科書があれば話は別ですが。
では
江戸時代ではない平成時代に
どのようにウェブ集客の教科書を手に入れれば良いのでしょうか。
その答えが、私たちの仕事です。
- 混沌としている商売に関する情報を
- わかりやすく、誰でも実践できるように
- 教科書としてまとめる
これらが、私たちができることです。
逆に、これ以上のことはできません。
崇高なIT技術、システムを開発すれば世の中を劇的に良くすることはできるかもしれません。
しかし、残念ながら私たちには、そんなたいそうなことはできません。
世の中を劇的に変えることはできません。
しかし、私たちのような人間でも微力ながら世の中を少しだけ良くすることはできます。
会計、経営戦略、マネジメントなどといった商売全てのお手伝いはできません。
しかし、
”地に足のついたウェブ集客の実践力”
を身につけるのであれば、私たちは自信を持ってお手伝いできます。
ウェブ集客の実践に関する教育という一部分から貢献できれば、私たちは冥利に尽きます。
- ウェブ集客の教科書がないために、今の自分の欠けている部分にばかり目を向けてしまう人
- ウェブ集客の教科書がないために、がむしゃらに徹夜をしてしまっている人
- ウェブ集客の教科書がないために、合理性や利益率ばかり気にしてしまう人
ウェブ集客の教科書がないがために、多くの人が生き急いでしまっているように思うのです。
もし仮に、起業をしたいと思っている若者がこのような大人の姿を見たら起業家に憧れを抱くことはまずないでしょう。
やるべきことなんて、そんな多くはありません。
最低限ができれば良いんです。
最低限をきっちり判別して、実践に移せば良いんです。
そんなお手伝いを、このは屋はできると思っています。
「これだけやってください」という強い願いから
ウェブ集客の教科書をこれまで作って来ました。
そのウェブ集客の教科書については、「まとめ」でご紹介しますね(^^)
編集後記
今回は「スモールビジネス必見!ウェブ集客を成功のコツは「ルール」と「教科書」」についてお伝えさせて頂きました。
今回の内容は少し熱くなりすぎました(笑)
少しでも、私たちの想いに賛同してくれたなら、それ以上の喜びはありません。