あなたは、「株式会社キングジム」さんを知っているでしょうか?
もしかすると、会社名は知らないかもしれません。
ですが、「キングファイル」を作っている会社だと聞けば、分かるのではないでしょうか。
「キングファイル」とは
きっと、見たことがあるでしょう。
どこのオフィスにも置いてある、あのファイル。
背表紙の色を変えることができるのが、特徴のファイルです。
画期的商品
発売当初から、資料整理における画期的商品だったそうです。
キングジムさんでは、このキングファイル以外にも、たくさんの商品を開発しています。
その中でも、「テプラ」はキングファイルと並んで、キングジムさんの主力商品のひとつです。
「テプラ」とは
「テプラ」は、資料名などをテープにすることができる商品です。
もともとは、キングファイルの背表紙に貼るためのラベルライターとして開発されました。
それが派生して、
- 店舗でのPOPづくり
- 子どもの文房具の名前付け
- 階段に貼る広幅ラベル
などに、活用されています。
キングジムの商品開発法
テプラをはじめ、キングジムさんの商品は、
「欲しい人は、ものすごく欲しいけど、いらない人には全くいらない」
というものです。
戦略通り
一見すると、もったいないような気がします。
ですが、実のところ、これはキングジムさんの戦略通りなのです。
キングジムさんが、商品を開発する際に意識することは、たった一つだといいます。
「10人中1人に、絶対買ってもらえる商品を作る」
それは、「10人中1人に、絶対買ってもらえる商品を作る」ということ。
- 10人中1人
- 絶対に買ってもらえる
というところが、ポイントです。
「10人中1人が、絶対に買ってくれる」
- 10人中10人に、ウケてもダメ
- 10人中1人が、”気に入る”でもダメ
「10人中1人が、絶対に買ってくれる」
この戦略は、我々のようなスモールビジネスこそ強く意識すべきことでしょう。
スモールビジネスの戦略
スモールビジネスが、
- 万人受けするもの
- こだわりのないもの
を売っていても大手には勝てませんし、存在価値がなくなってしまいます。
「10人中1人が、絶対に買ってくれるか?」
「10人中1人だけでいいから、絶対に買ってもらえる商品をつくる」
商品開発に限らず、スモールビジネスそのもののアイデアとしても活用できる考え方です。
今一度、
「自分の商品・サービスは、10人中1人が、絶対に買ってくれるか?」
考え直してみては、どうでしょうか。
書籍を参考にしてみても、良いかもしれませんね。
編集後記
「10人中1人に、絶対に買ってもらう」
実現するためには、お客さんを徹底的に理解することが大切になります。
そうでないと、「絶対に買うもの」が何か、分かりません。
今一度、
「自分の商品・サービスは、10人中1人が、絶対に買ってくれるか?」
考え直してみては、どうでしょうか。