スモールビジネスのアイデア | キングジムのテプラから学ぼう

あなたは、キングジムという会社を知っているだろうか?もしかすると、会社名は知らないかもしれない。だが、「キングファイル」を作っている会社だと聞けば分かるのではないだろうか。キングファイルとはコレのことだ。

きっと、見たことがあるはずだ。どこのオフィスにも置いてある、あのファイル。背表紙の色を変えることができるのが特徴で、発売当初は資料整理における画期的商品だった。キングジムでは、このキングファイル以外にも、たくさんのユニークな商品を開発している。

カメラで単語を撮るだけで意味がわかる「イミシル」、イヤホンが振動して起こしてくれる「めざましイヤホン」、記事や資料のスキャンができる「マウス型スキャナ」どれもユニークな商品ばかり。その中でも、「テプラ」はキングファイルと並んで、キングジムの主力商品のひとつである。キングジムの商品開発法とは…

『キングジム流』商品開発法

「10人中1人に、絶対買ってもらえる商品を作る」。「テプラ」は、資料名などをテープにすることができる商品だ。もともとは、キングファイルの背表紙に貼るためのラベルライターとして開発された。

それが派生して、店舗でのPOPづくり、子どもの文房具の名前付け、階段に貼る広幅ラベルなどに活用されている。(参考:「テプラ図鑑」)テプラをはじめ、キングジムの商品は、「欲しい人はものすごく欲しいけど、いらない人にはまったくいらない」というものである。

一見すると、もったいないような気もするが、実のところ、これはキングジムの戦略通りなのだ。キングジムが商品を開発する際に意識することはたった一つだという。それは、「10人中1人に、絶対買ってもらえる商品を作る」

  • 10人中1人
  • 絶対に買ってもらえる

というところがポイントだ。10人中10人にウケてもダメだし、10人中1人が”気に入る”でもダメ。「10人中1人が、絶対に買ってくれる」。この戦略というのは、われわれのようなスモールビジネスこそ強く意識すべきことだ。

スモールビジネスが万人受けするものや、こだわりのないものを売っていても大手には勝てないし、存在価値がなくなってしまう。「10人中1人だけでもいいから、絶対に買ってもらえる商品をつくる」。商品開発に限らず、スモールビジネスそのもののアイデアとしても活用できる考え方である。

今一度、「自分の商品・サービスは、10人中1人が、絶対に買ってくれるか?」考えてみることをおすすめする。

編集後記

「10人中1人に、絶対に買ってもらう」。実現するためには、お客さんを徹底的に理解することが大切になる。そうじゃないと、「絶対に買うもの」が何かわからない。

そして、その上で商品の魅力を的確に伝えることのできる力が必要となる。いくら魅力的な商品だとしても、その価値を適切に伝えることができなければ、売れることはない。

今一度、「自分の商品・サービスは、10人中1人が、絶対に買ってくれるか?」考えてみることをおすすめする。

スモールビジネスの
現場からは以上です.

このは屋の最新情報をツイッターで