わかりやすく、伝える。
誰もが、心がけたいことですよね。
反対に、「わかりにくく伝えて、混乱させたい」と思う人はいないでしょう。
- わかりやすい文章の書き方
- わかりやすい話し方
商売人にとって、「わかりやすく伝える技術」は大きな武器です。
今回は、すぐに実践できる『わかりやすく伝えるコツ』についてお伝えします。
スターバックスコーヒーの店員さん
私はよく、スターバックスコーヒーで仕事をします。
いつものように仕事していると、向かいの席に、店員さん2人組がやってきました。
何をするのかと見ていたら、会議が始まったのです。
さすが、スタッフ教育が徹底されているスタバ。
その日行われていたのは、コーヒーのテイスティングでした。
新発売のコーヒーのテイスティング
新発売のコーヒーをスタッフ同士で、試飲する。
そして、お互いに感想を言い合う。
そんなことをやっていました。
- 「うんうん、香りがいいですね〜」
- 「なんか爽やか〜」
と言いながら、メモ用紙に感想を記録していました。
表現を増やしたいですね〜
すると、片方のスタッフが…
「もっと表現を増やしたいですね、比喩とか〜」
と言い出し、その後、面白い表現を繰り出していきました。
斬新な例え
そこからというもの、斬新な例えが連発していました。
- 「爽やかな、ジャイアンのような味ですね!」
- 「マラソン選手が、駅伝をしているみたい〜」
特に2つ目は、もう1人のスタッフも、ピンときていませんでした(笑)
おそらく、ここで練習した例えを、実際にお客さんとの会話で披露するのでしょう。
表現の完成度はどうであれ、この「例える技術」は、とっても重要です。
わかりやすさを強化
難解なことでも、何かに例えることができれば、一気にわかりやすくなります。
そして、わかりやすくなればなるほど、信頼も増します。
お笑いの世界でも、例えの威力は凄まじいものがあります。
- 島田紳助さん
- ダウンタウンの松本さん
- フットボールアワーの後藤さん
- くりーむしちゅーの上田さん
- 明石家さんまさん
- …etc
名だたる実力者の方たちは、「例え」の達人です。
「ジャポニカ学習帳くらいありますやん」
フットボールアワーの後藤さんは、ある番組で大きなステーキを見た際に、
「これ、ジャポニカ学習帳くらいありますやん」
と、思わずクスッとしてしまう、軽妙な例えをしていました。
スティーブ・ジョブズの例え
そして、Apple創業者であるスティーブ・ジョブズ。
彼も、例えの名手でした。
有名なのは、以下のセリフです。
「Keynoteを使うというのは、プロのグラフィックス部門に、プレゼンを作ってもらうようなものだ」
うん、なるほど。
ごちゃごちゃ説明されるよりも、ずっとわかりやすい。
身近なものに例えて、イメージしてもらう
我々も、セミナーやワークショップで、
- ヘッダー画像は、顔のようなもの
- ランディングページとは、ラブレター
- ウェブの仕組みが設計されていないと、穴の空いたバケツ状態です
のような、例えをお伝えています。
表現は拙く、手垢のついたものかもしれません。
ですが、普通に伝えるよりも、明らかにイメージしやすくなります。
伝えたい箇所を、例える
特に、一番伝えたいメッセージで、例えを活用しましょう。
「これは理解してほしい」という部分を、例えの力で強化するのです。
- まるで、◯◯のような
- ◯◯くらいの〜
- ◯◯で例えれば〜
まずは、簡単で構いません。
別の角度から、表現してみましょう。
積極的に、例えを使おう
- ブログ
- メルマガ
- YouTube
- …etc
情報発信の場で、積極的に例えを使ってみましょう。
ネット上は、コンテンツで溢れています。
その中で差別化するためには、「理解を助ける工夫」が欠かせません。
わかりやすく伝える方法については、書籍を参考にしても良いかもしれませんね。
編集後記
専門的な商品・サービスの扱う方ほど、例えは有効です。
自社の商品・サービスを、なにか身近なものに例えられないでしょうか。
- 料理
- スポーツ
- 音楽
- 学校
- …etc
このような身近なものであればあるほど、わかりやすくなります。
例えを使って、わかりやすい表現を心がけていきましょう。
この記事への反響
意識したい。勉強なります^^ / “一流に学ぶ!聞き手が思わず「わかりやすい」と感激する伝え方とは?” https://t.co/Eg16KF9dUP
— HPビズ (@hpbiz_gpc) 2016年9月16日