新たな分野のスキルを学ぶ際、どのようにしていますか?
- 関連する本を読む
- セミナー・講座に参加する
- その道のプロに、個別で指導してもらう
このあたりが、一般的でしょう。
ウクレレの習得
私が、ウクレレの習得を考えたときも同じでした。
入門書で基礎を学んだら、教室に通って、プロに習おう。
その予定でした。
ところが、半年が過ぎても、ウクレレ教室には通いませんでした。
入門書は、多少読みましたが。
YouTubeで独学
「ははーん。挫折したんだな?」と思う方もいるかも知れません。
いえ。むしろ…ウクレレの腕はかなり上達しました。
いったいどのようにウクレレを習得したのか。
それは、YouTubeです。
YouTubeで十分上達する
通常であれば、音楽スクールに通ったり、個別レッスンを受けるでしょう。
定額でお金を払うとか、教材等を購入するかもしれません。
しかし私は、YouTubeオンリーでした。つまり、無料。
お金をかけずとも、かなりの腕まで上達することができたのです。
ちなみに、得意曲は、アンダー・ザ・シーです(笑)。
無料が当たり前
この経験で思うことは、「コンテンツは無料が当たり前」ということ。
数年前から、コンテンツ価値はゼロになるということは言われてきました。
間違いなく、その趨勢は今後加速します。
「わざわざお金を出さなくても、高品質なものが手に入る」
その片鱗は、もうスモールビジネス界隈でも顕著ですよね。
発信者が増えた
以前に比べて、明らかに情報の発信者が増えました。
- YouTuber
- ブロガー
- インスタグラマー
- ティックトッカー
- …etc
自分の意見や世界観を、メディアを通して容易に発信できる。
信頼の所在は、マスメディアから個人メディアへと移り変わっています。
有料級は、当たり前
スモールビジネスに必要な情報も、無料で手に入ります。
無料なのに、有料級の情報であることも往々にしております。
本を買うよりも、ブログ記事のほうが良質なんてこともザラ。
そうなると、もう大変。ユーザーの目は肥えてきます。
「情報=無料」の社会をどう生きるか
ユーザーは、「無料で良質な情報が手に入る」ことに、慣れています。
このような環境下で、どのように情報発信をすれば良いのでしょうか。
どうすれば、情報発信から、お客さん獲得に繋げられるのでしょう。
そのポイントは、「判断の手間」を取り除くことです。
「判断の手間」を取り除く
人には、「選びたい」という欲があります。
しかし、選択肢が多すぎると「選ぶのが面倒」となります。
その選択のストレスを、できるだけ和らげるのです。
「判断をする手間を、可能な限り省略させてあげる」
これがポイントになります。
2ステップでコンテンツを作り、発信する
そしてそれは、2ステップで実現できます。
2ステップとは、
- 情報を翻訳する
- レベル別コンテンツを用意する
です。
(1)情報を翻訳する
まずは、世の中の情報を、わかりやすく翻訳してあげます。
散らかった情報を、わかりやすく整理する。
小学生にでも分かるように、説明してあげるということです。
(2)レベル別コンテンツを用意する
そして次。
- 初心者
- 中級者
- 上級者
というレベルごとに、満足できるコンテンツを用意してあげます。
初心者が、成長して、あなたの元を離れないようにすることも大切です。
次に攻略すべきハードルを設定して、それを助けるコンテンツを提供します。
翻訳→あなたにはこれ
つまり、
- 情報をわかりやすく翻訳し、
- 「あなたのレベルだと、これですね」と示してあげる
こんな風に、コンテンツを用意しておいてあげると良いですね。
編集後記
情報発信において、「わかりやすい」は、正義です。
ごちゃごちゃした情報をまとめるだけで、価値が生まれます。
そして、それをあらゆるレベルの人に届ける。
ベネッセが意識していることは、
「生まれてから死ぬまで、人生にずっと寄り添う商品を提供すること」
だそうです。
これもまさに、長期的目線でのコンテンツ戦略ですね。

