コーチ・コンサルタント型ビジネスを営む方は多いですよね。
- イニシャルコストはゼロで、手軽に始められ、
- 原価がかからないので、利益率が高い
非常に、魅力的なビジネスモデルです。
ノウハウを提供する
コーチ・コンサルタント型ビジネスが提供する商品は、「ノウハウ」になります。
- 自分の学んだこと
- 経験したこと
- 成功したこと
- 失敗したこと
これらを体系化して、困っている人に届ける。
尊い商売です。
私のノウハウなんて…
ところが、
「私のノウハウなんて知りたい人がいるのかな…」
と起業に踏み切れない方もいます。
ノウハウ=「誰も知らない真新しいもの」
と、思ってしまうからでしょうか。
欲しい人はたくさんいる
でも、大丈夫です。
「自分のノウハウなんて・・・」
と思っていても、実はそれが欲しい人はゴマンといます。
自分には当たり前すぎて、見えていないだけなんです。
上杉鷹山の逸話
「一汁一菜しか食べない」
これは、かの有名な上杉鷹山の有名な逸話です。
上杉鷹山といえば、江戸時代の屈指の名君。
政治家として、大きな活躍をしました。
商売に関する本でも、多くの場面に上杉鷹山の名は登場します。
書籍を参考にしても良いかもしれませんね。
江戸時代の倹約の精神
「一汁一菜しか食べない」
この逸話から見えることは、江戸時代の「倹約」の精神です。
質素・倹約は、日本歴史上常々伝えられてきた、いわば、美徳。
資源の再配分
上杉鷹山は、
「自分が殿様だから何をしようが勝手じゃないか」
という傲慢な態度は、一切見せませんでした。
困っている領民のために、資源の再配分を行っていたのです。
(二宮尊徳に似ているところもありますね)
自由というと、どうしても競争が生まれてしまいます。
そして、格差が生まれるという帰結。
分かち合いの精神
そこで取り残された人々は、お金や職を無くし、路頭に迷ってしまいます。
そういった人々にも、きちんと分け与える、分かち合いの精神。
江戸時代当時は、こういった精神が自然と根付いていました。
持っているのが、持っていないものに分け与えるのです。
昔からある、ワークシェアリング
「仕事が無いものには、仕事を与える」
今で言う、ワークシェアリングのような考え方が、江戸時代には既にありました。
「持っていない人に、分け与える」
こんな風潮、とても豊かですよね。
体験は、財産
お金や、職を与えるということは、国の政治に任せるとして…。
私たちスモールビジネスオーナーは、何を分け与えることができるでしょうか。
その最たるものが、
- 自分の「体験」
- 自分の「知識」
になります。
これらは、あなただけの、立派な財産です。
躓いたところに価値ある
- 途中で、躓いた部分
- うまくいかずに、四苦八苦した部分
- 失敗してしまったこと
これらは、その他の人にも当てはまることです。
それを克服した人にしか分からない、ノウハウがあります。
教科書では学べない暗黙知
このような情報は、教科書的な勉強では、決して得られません。
それこそ、「暗黙知」。
欲しい人に提供すれば、間違いなく喜びます。
「そういうことが知りたかったんだよ〜」と。
知的財産の再配分
お金や、資源の再配分は難しい。
でも、あなたの持つ知的財産であれば、再配分が可能です。
スモールビジネスオーナーは、誰しも専門的な知識・スキルを持っています。
- 自分が躓いたところの解決策
- 苦労した部分への対処法
これを、積極的に広めましょう。
「現場感のある情報」を発信することで、自然と差別化ができます。
あなたの知識が誰かを助ける
そういった知識を世の中に再配分することで、
- 今までできなかったけど、できるようになった
- 今までになかった発想が得られた
- 悩んでいたことが、一気に解決した
という人が増えます。
これは、専門的な知識を習得している、あなたにしかできない再配分の形態です。
ぜひ、良知を広めて下さい。
編集後記
自分の持っている知識を、持っていない人に届ける有効な手段。
その1つが、オンラインイベントでしょう。
- 勉強会
- セミナー
- ワークショップ
- グループ相談会
- 説明会
- …etc
自分のノウハウを共有する「場所」を作るということです。
ぜひ、知識や経験を再分配して、困っている人を助けてあげて下さい。
「自分のノウハウなんて…」と及び腰になる必要は、全くありませんよ。
例え小さくても、地味でも、「体験」の中に、貴重なノウハウが隠れています。
それを認識することから、始めてみましょう。