「セミナーをやりたいんだけど…」
生徒さんから、よく受ける相談です。
- 「自分が、セミナー講師なんてできるかな…」
- 「人前で話すなんて、そんな立派なことはできないよ」
- 「自分のノウハウなんて、大したことない」
セミナーという営業手法が有効とは知っている。
でも、実際に開催するとなると、腰が重くなってしまう人たち。
今回は、そんな方のための記事を用意しました。
不安の裏にある2つの不安
「セミナーをやりたいけど、ほんとうにできるかな」
こうした不安が生まれるのは、当然です。
まだ1度も開催したことのない人からしたら、未知の領域ですからね。
怖いですよね。
生徒さんからよく聞く悩として多いのが、
- セミナーで、何を話すか
- うまく話せるか
という悩みです。
「うまく」話せるかは、関係ない
「何を話すか」は、自分の専門分野を話せばいいので、そこまで難易度は高くありません。
それでも、釈然とせず躊躇してしまうのは、
「うまく話せるか」に自信がないからなんですね。
でも、大丈夫です。安心してください。
- セミナーでモノが売れること
- 話のうまさ
この2つに、相関関係はありません。
これ、本当ですよ。
かみっかみでも、うまくいった
私たちの生徒さんの中にも、話すのが苦手な方はたくさんいます。
むしろ得意な人の方が、少ない。
しどろもどろで、かみっかみ。
でも、なんと、成約は取れたんです。
もう一度言います。うまく話す必要なんて、ありません。
緊張する理由
セミナーで話すとき、緊張してしまう理由。
それは、
- 新しいこと
- いままで、聞いたことないような情報
- ユニークで面白いこと
こうしたことを話そうとしているからです。
だから、ついつい力んでしまう。
目を向けるのは、過去
誰も聞いたことない、新しいことなんて、そうそうありません。
ましてや、セミナーに来る人なんて、勉強熱心な人ばかり。
刺激的で新しいことを話そうなんて、無理があります。
それよりも大切なことは、「過去」にあります。
- 過去の自分の体験
- お客さんの意見
- お客さんの体験
これら3つを話してあげるだけで、十分価値のあるセミナーになります。
ノウハウは「自分の過去」に眠っている
つまり、視点は、すべて「過去」にあります。
このは屋は、『足ることを知る』を、標榜としています。
- 足りていない部分に目を目を向けずに
- 今あるものを大切していこう
こんな信念があります。
どんな手法も、「自分の過去の棚卸し」からはじめます。
経験を、カタチにする
過去に遡って、経験や知識をカタチにします
セミナーも同じこと。
「新しいことをやる!」となると、ついつい力みます。
肩の力を抜きましょう。
- 過去の自分の体験
- お客さんの意見
- お客さんの体験
これらを整理するだけで、セミナーは成立します。
体験や事例が、価値ある情報
真新しい初耳のノウハウなんて、必要ありません。
体験や事例を中心に、話しましょう。
むしろそのほうが、価値のある情報です。
自分が体験し、見聞きした、一次情報ですからね。
手触り感のある、現場の情報を提供してあげましょう。
セミナー講師のための書籍も出ています。
参考にしてみるのも、良いかもしれませんね。
編集後記
うまく話そうとすると、結局できないものです。
練習をしなくてもいい、という意味ではありませんが、力まないことは重要です。
ガチガチよりも、等身大で話しているほうが、参加者も心地良いですからね。
過去を振り返り、棚卸をして、それを順序立てて伝えてみましょう。


