「YouTubeの再生回数が伸びません…」
セミナー参加者から、よくいただく質問です。
結論から言います。
再生回数は、さほど気にする必要はありません。
どういうことか。
今回はそのポイントを、あるエピソードを交えてお話します。
カナダへの留学の決意
- 「How are you doing?」
- 「I”m pretty good,Thanks!」
私は大学時代に、カナダのバンクーバーに留学をしていました。
高校時代から、英語と世界史の成績だけはそこそこ良かったで、外国に興味がありました。
そこで、大学2年の夏、満を持して外国に飛び立つことを決心。
カナダへ出発!でもその前に…
しかし、受験勉強ができただけで、英会話は全く…でした。
心配性の私は、留学前に、英会話スクールに通うことに。
半年間通い、無事に英語の基礎力を身に着けました。
そして、カナダに飛び立って行ったのです。
本日は、その半年間通った、英会話スクールで起きた物語についてお話します。
英会話スクールで受講したクラス
私が、受講したクラスは2つでした。
- 週2で、1時間授業の通常クラス
- 2週に1回で、5時間授業のクラス
クラスメートとも、どんどん仲良くなり、英語学習の進捗も順調。
しかし、私は学習の進行と同時に、もう一つの事も進行していました。
恋の予感
それは、、、恋です。
実は、前述の2つのクラスで、同時に2人の女性に好意を寄せていました。
「付き合いたい」というよりも、「仲良くなりたい」と思っていたんです。
とはいえ、目的は、英会話スキルの上達。
「恋にうつつを抜かしている場合ではない!」と自分を律していました。
内心「いい風よ吹け!」と思いながら(笑)。
思いを寄せていた二人の女性
人生というのは、面白いものです。
好意を寄せていた女性と、なんと、付き合うことができました。
- 週2で1時間授業のクラス
- 2週に1回で5時間授業のクラス
それぞれのクラスに1人ずつ、気になる女の子がいました。
TちゃんとRちゃん
- 週2で1時間授業のクラス:Tちゃん
- 2週に1回で5時間授業のクラス:Rちゃん
そして、私が付き合えた女性は、Rちゃんでした。
どちらの子も、そこまで脈があると感じていなかったので、驚きでしたが…。
この経験から、1つの事がわかりました。
人に好意を持つ重要な要素
人に好意を持つのは、「接触回数」だけではない、ということです。
接触回数が大切であれば、私はTちゃんとお付き合いしていたことになりますからね。
私が肌で感じたことは、
「頻度が多くても、あんまり仲良くならないんだよな」
ということです。
頻度<時間
反対に、例え頻度が少なかったとしても、
- 1回あたりの時間が多ければ、
- 短時間で仲良くなれる
ことに気づきました。
これって、ウェブマーケティングでも同じことが言えるんです。
接触頻度が大切?
商売ではよく、「接触頻度が大切だ」と聞きます。
接触頻度を高めていけば、相手がこちらに、親近感や興味を抱いてくれると。
確かに、接触頻度はとても大切なことです。
接触無しに、こちらのことを知ってもらうのは、至難の業です。
私の、英会話スクールでのエピソードも同じです。
- Tちゃん
- Rちゃん
両者とも、接触は行っていました。
「回数」と「時間」
しかし、回数と時間が違います。
接触というと、ついつい接触頻度、つまり回数ばかりに目が行きがちです。
「1回あたりの時間」という視点に、あまり目が行きません。
頻度は少なくても、1回あたりの時間の充足感があれば、相手の記憶に残ります。
YouTubeで重要視されること
例えば、YouTubeはどうでしょうか。
少し前までは、再生回数が、重要指標とされてきました。
「再生回数が多い=良い動画」と判断されるのです。
本当に「再生回数」が多ければいいか?
実は、そんなこともありません。
再生回数<再生時間
YouTubeが重きを置いているのは、「再生回数」だけではありません。
「再生時間」も、重要なポイントなのです。
- 1000回見られたとしても、
- 1回あたりの再生時間が5秒
これでは、決して高品質な動画とは言えません。
むしろ、悪い動画と判断されてしまいます。当たり前ですよね。
ブログでも同じ
ブログも、同じですね。
ページに訪れてくれても、すぐに離脱されてしまう。
これでは、「役立つコンテンツではなかった」ということです。
要するに、「回数よりも時間が大切だ」ということです。
YouTube活用については、書籍も出版されています。
長尺動画が必要なの?
時間が大切!となると、勘の良い方は、
「じゃ、長時間の動画じゃないと意味がないの?」
こんな風に、考えるかも知れません。
そんなことはありません。
維持率が重要な指標
1分の動画であろうと、1時間の動画であろうと…
「維持率」が大切なんです。
- 1つの動画を、
- 途中で離脱せず、
- 最後まで見てくれたか
がポイントです。
最後まで見てもらえる工夫
最後まで見てもらうには、
- 動画の冒頭で無駄話をせず、本題に入る
- 動画を見るベネフィットをはじめに伝える
- 全体でどんな話をするか目次を伝える
- 誰でも言える意見ではなく、独自の視点から説明する
といった工夫が必要です。
(動画だけでなく、文字情報でも一緒です)
回数を意識しすぎない
単なる情報では、最後までは見てくれません。
「どうやったら最後まで視聴者の興味をひけるか」
を徹底的に考えましょう。
再生回数を意識しすぎていませんか。
ぜひ、再生時間や接触時間を意識してみてください。
編集後記
再生回数も大切ですが、それ以上に、
「きちんと見てもらえているか」
は大切です。
再生ボタンを押して、すぐに離脱。
これでは、動画の評価は良くなりません。
できるだけ、長く見てもらえる動画を心がけましょう。