ウチでは、スモールビジネスのウェブ集客について情報発信している。
特にウェブを使って、集客を仕組み化していく方法を繰り返し伝えている。
目的は、働くことを少しでも面白くするため。
毎月毎月、「今月は大丈夫かな?」
と常に集客の不安を抱えながら働いていると、心に余裕がなくなってしまう。
実体験で経験済みだ。結果、働くことが面白くなくなる。
仕事なんて、面白くなくて当たり前?
場合によっては、
「そもそも、仕事なんて面白くなくて当たり前」
と開き直ることさえある。
そのようなタイトルの本が出版されていたりする。
あるいは、
- 「起業家は24時間365日働け」
- 「血尿が出るまで働け」
などのメッセージを見ることもある。
開き直らずに済むためには
集客ができていて、さらに仕組み化されていれば、余計な心配がなくなる。
そして、働くことが次第に面白くなってくる。これも実体験で経験済み。
もちろん、「仕事なんて、つまらないものだ」と開き直らずに済む。
はなっから、「できるだけ楽しく働けるようになる」ことから逃げる必要はない。
あなたがイキイキと働いていれば、周りの人も感化されるに違いない。
きっと、あなたみたいに働きたいと思ってくれるはずだ。
特に次の時代を担う、若い世代ほど、そうだろう。
できるだけ楽しく働くための必須事項
そんな良い循環を生みたいと考えている。
そのために、日々スモールビジネスのウェブ集客情報について発信している。
集客の仕組み化は、できるだけ楽しく働けるようになるための必須事項の一つだからだ。
ただ、気をつけなければならないことがある。
戒めの気持ちを持って、伝えさせて頂きたい。
あくまでも仕組みを作ることは、手段であって、目的ではない。
手段と目的
仕組み化にばかり取り組んでいると、いつの間にか、仕組み化が目的になってしまう。
たとえば、ステップメールを活用すれば、セールスの流れを自動的に行うことができる。
色々と工夫をすれば、すべてのプロセスを自動化することも特に難しくない。
(参考:肉じゃが×ステップメール)
「お客さんがメールを登録してくれれば、ある一定の割合で購入してくれるだろう」
ということを統計的に考えて、「成約率は〜%」なんて計算したりする。
もちろん、結果にこだわるために、数字を見ることは大切なことだ。
お客さん=リスト?
だが、こだわりすぎてしまうと、お客さんを数字で見てしまうことになる。
お客さんを「リスト」と呼んでしまうわけだ。
そうなると、どんどんお客さんは、人間味を感じなくなっていく。
そもそも、こちらが人間味を持って接していないだから。
相手に、人間味を感じてもらえるわけがない。
当たり前のことである。
マーケティングを学ぶほど陥る罠
マーケティングを学べば学ぶほど、
- 「どうすれば、もっと成約率が上がるだろう?」
- 「どうすれば、もっと仕組み化することができるだろう?」
と考えるようになる。
つまり、仕組み化という「手段」が「目的」に変わってしまうということだ。
仕組み化というのは、あくまで手段であって目的ではない。
「リスト」と一緒にいても、楽しくない
ウチでいえば、働くことを面白くするというのが目的だ。
それを実現するための手段が、仕組み化である。
リストという「数字」と、一緒に過ごしていても、楽しくないだろう。
お客さんという「人」と、一緒に楽しく過ごすことが目的だ。
仕組み化することは、大切なことではある。
だが、常に原点に立ち返って、
「なんのための仕組み化か?」と自らに問いかけていきたいものだ。
編集後記
- お客さんをリストと捉えましょう
- 取り組みが数字として把握することができます
- だから、お客さんをリストとみましょう
といった意見がある。この考え方の前提は、
「取り組みに感情を入れないことで、一喜一憂しないようにしよう」
ということだ。本末転倒じゃないだろうか。
数字遊びをしたいのであれば、数字ゲームでもやっていればいい。
その方がよっぽど面白いだろう。
我々は、「人」が絡む実業をしているのだから、一喜一憂していいんじゃないだろうか。
一喜一憂しないために、「お客さん」を「リスト」とみましょう?
「一喜一憂してもいい」と、受け入れる方をおすすめしたい。
我々は、「人」が絡む実業をしているのだから。