「百人一首」をご存知ですか?
平安〜鎌倉時代の秀歌選で、藤原定家が編集したと言われています。
わかりやすく言えば、
100人の歌人の歌を集めて作った、アルバムのようなもの。
仮に、この歌をすべて覚えましょう!となったらどうでしょうか。
結構、大変そうですよね(笑)。
しかし…
江戸時代の子どもたちは、当たり前のように暗記していたそうです。
「かるた」で教養を身につける
江戸時代の子どもたちが、百人一首を覚えていた理由は何でしょうか。
答えは、「かるた」の存在にあります。
江戸時代には、かるたにより、多くの教養が得られました。
中でも人気だったのが、「百人一首かるた」。
「定着」は最強
江戸時代の庶民たちには、当たり前のように、百人一首が馴染んでいました。
つまり、知識や教養として、定着していたということになります。
この定着こそ、何を身につける際に、一番の近道になります。
商売では、何を定着をさせる?
海外に行って英語が話せないのも、日本語という母国語が定着しているからですよね。
しかし、3年くらい英語圏で生活すれば、英語という新たな情報が定着します。
であれば、、
商売においても、重要なことは定着させておいたほうが良さそうです。
売上を上げる3つの数字
商売において大切なことは、もちろん沢山あります。
しかし、原理原則はそこまで多くはありません。
売上アップを考える際には、以下の3つの数字に着目する必要があります。
- 客数を増やす
- 客単価を上げる
- 購買頻度を上げる
この3つ数字を定着させれば、大きく道が逸れることはないでしょう。
これは、コンサルタントのジェイ・エイブラハム氏が提唱したことで有名です。
マーケティングで「定着」させること
また、マーケティングの仕組みでも原則があります。
- 見込み客を集める
- 見込み客を育成する
- 見込み客を顧客に変える
- 顧客を維持して、優良客に育てる
この4ステップで、仕組みを作っていきます。
ウェブマーケティングで「定着」させること
さらに、ウェブマーケティングの流れにも応用できます。
以下は、お客さんの流れです。
- ブログやYouTubeに訪れる
- メールアドレスを登録する
- ステップメールで情報が届く
- 商品・サービス案内ページをみる
- 購入する(orメルマガで別商品)
こういった「全体」を設計しておく。
そうすれば、自然と新規のお客さんが集まるようになります。
「数を追い求める」は負け戦
逆に、この全体を準備しておかないと、集客は難しいでしょう。
- ブログを100記事書こうと
- ブログが月間5万PVあろうと
- 毎日YouTube動画を投稿しようと
- TikTokでバズろうとも…
- Facebookでいくら「いいね」を増やそうと
- Twitter(X)でツイートしまくろうと
- …etc
全体設計していなければ、すべて水の泡になります。
数ではなく、質
これでは、シンプルに、モッタイナイ。
そこを抑えずに数を集める努力をしてしまうと、骨折り損のくたびれ儲けになります。
「結局集まりません」
という、なんとも悲惨な結末を迎えてしまう。
- 「大量のアクセスを集める」努力よりも
- 「少ないアクセスを売上に繋げる」努力
のほうが、よっぽど安くつきます。
「やっちゃ駄目」を知る
商売やマーケティングでは、「やったほうがいい」はたくさんあります。
しかし、それよりも大切なのは、「これやったら駄目」という地雷です。
- 全体設計せずに、部分に取り組む
- とにかく数を追い求める
- いきなり全部外注する
- 見込み客ではなく、いきなり新規客を集めようとする
- 見込み客に、セールスの時しか連絡しない
- …etc
そりゃ、失敗しますよ…
上記のようなことをしていては、うまくいくはずがありません。
こうしたルール違反を犯さなければ、スムーズに集客ができるでしょう。
地雷を踏まないように実践していけば、大きくコケることはありませんから。
基本を知れば、なんだってできる
つまり、基本の流れ、パターンを覚えておけばいいんです。
あとは、ノウハウや手法の使い所を考えます。
- どこで使うか
- いつ使うか
- 何のために使うか
これを考えればいいわけです。
なぜ使う?どこで使う?
- ブログはなぜ使うのか
- メルマガはどこで使うのか
- YouTubeを投稿する目的は?
こういったことを明確にしておく必要があります。
役割を把握する
ブログは、基本的に「知らない人に知ってもらう」ために使います。
「認知」の部分ですね。
メルマガは、「見込み客(or既存客)に情報を届ける」ために使います。
「育成・接触」の部分。
ご覧いただければ分かる通り、ブログとメルマガは別物です。
役割が全く違う。
メディアにも、得意不得意がある
「ブログやっているから、メルマガはいいかな〜」
という意見もありますが、筋違いなんです。
「今日はシャツ来たから、ズボンはいいかな〜」
と言っているようなもの。
人と一緒で、手法やノウハウには、得意不得意があります。
役割を理解した上で、原理原則通り進めましょう。
原理原則はシンプル
逆に、原理原則が曖昧では危険です。
原理原則がなければ、何をやるにも迷いますからね。
原理原則だけは、しっかりと定着させる必要があります。
定着した知識があれば、これから入ってくる新しい情報に惑わされませんよ。
編集後記
決まった型があると、施策は打ちやすいですよね。
原理原則は、簡単に変わることはありません。
新しい手法が出てきても、原理原則は変わりません。
- 売上アップ3つの数字
- マーケティング4ステップ
- ウェブマーケティング5つの流れ
今回お伝えした、上記をもう一度確認してみましょう。
不変のものさえ見間違わなければ、健全な商売が行えます。