「ステップメールの書き方がわかりません」
よく生徒さんから、こんな質問をいただきます。
ステップメールとは、
- 予め作っておいた数通のメールが、
- 登録者に向けて、
- 自動で配信される仕組み
のことです。
このステップメールを、「どんな順番で書けばいいか」と迷う方は多いんですね。
でもご安心ください。
今回は、その順番について解説します。
ヒントは「肉じゃが」
ステップメールを書く上で、覚えておいてほしいことがあります。
それは、「肉じゃがを作るように書きましょう」ということ。
今のところ、「???」って感じですよね(笑)。
「肉じゃが」と「ステップメール」の共通点とは、何なのでしょうか。
お袋の味と言えば?
定番の答えは、肉じゃがでしょう。
まぁ私の場合は、両親とも仕事で忙しく、
正式なお袋の味は、「ホットモットの唐揚げ弁当」でしたが…(笑)
でもそんな私でも、温かい手料理を食べる機会はよくあったんです。
それは、祖母の手料理。
祖母の「肉じゃが」
祖母宅では、毎日美味しい手料理が振る舞われます。
祖母の料理はどれも絶品で、私は必ずどんぶり飯2杯はおかわりしていました。
中でも、大好きだったのは、「肉じゃが」。
肉じゃが卵とじ丼
とにかく好きすぎて、肉じゃがを食べ終えると、
- 残り汁をご飯にかけて、
- 卵を落とし、
- 『肉じゃが卵とじ丼』にして、
微塵も残さず、平らげました。
ちなみに、この『肉じゃが卵とじ丼』はとても美味です。
ぜひ、お試しください。
祖母直伝のレシピ
祖母の肉じゃがが、もう美味しすぎる。
私は、「自分でも作れるようになりたい」と、思いはじめました。
そして、高校2年生の時。
祖母から、肉じゃがレシピを伝授をしてもらったんです。
その肉じゃがを武器に、大学時代は多くの友人の胃袋を掴むことができました。
友人の作った肉じゃが
友人の中には、
「こんなの俺にも作れるよ」
と豪語する人もいたので、実際に作ってもらいました。
まぁ、普通に食べることはできました。
だがしかし…
どこか、味気ない
満足はしませんでした。
どことなく、
- 味が寂しい
- 深みがない
という感じで、いまいちなのです。
使っている具材は一緒なのに、です。
同じ具材なのに、なぜ味が違う?
この経験を今ふと思い出すと、原因は明らかに分かります。
同じ具材で作ったのにも関わらず、味に差が出てしまう原因。
それは、「順番」です。
順番が違いを生み出す
- 調味料を加える順番
- 具材を炒める順番
- 水を加えるタイミング
全て適切なタイミングが重なった上で、美味しい肉じゃがができるのです。
考えてみれば、当たり前すぎることですよね。
ですが、「順番」という微差で、全体の質が変わってしまうことは侮れません。
美味しく作れたのは、「センス」ではない
私が、美味しい肉じゃがを作れた理由は、「センス」があったわけではありません。
もちろん、正しい順番で調理を行ったから、美味しく作れたわけですが。
実は、調理中は順番なんて、これぽっちも意識していませんでした。
ではなぜ、何となく作って、あんなに美味しい肉じゃがが作れたのでしょうか。
ただ、「真似」をしただけ
考えてみると、たった1つの答えが浮かび上がりました。
それは、特別なスキルではありません。
単に、祖母の「真似」をしただけです。
一挙手一投足、祖母を真似た
- お肉を炒めるタイミング
- 加える調味料
- 調味料を入れる順番
全部祖母の料理姿を、この目で見ていたに過ぎないのです。
真似をしただけで、祖母と同じ肉じゃがを作れたのです。
これは、至極当然な事ですよね。
祖母という「モデル」の存在
祖母という、真似するべきモデルがいたのです。
だから、正しい順番でできたのです。
私も0ベースで肉じゃがを作ったら…
犬でも食べてくれないものになっていた危険性もあります。
でも、「何となく」で美味しいものができた。
お手本があれば、初心者でもできる
お手本があれば、それを真似るだけで、何となくできてしまうのです。
少なくとも、自己流の人よりかは、断然良いものができます。
これは、私たちの日々のマーケティングでも同じことですよね。
順番は、どの部分でも大切になってきます。
ウェブマーケティングでも同じこと
特に順番を意識しなければならないのは、ステップメールではないのでしょうか。
ステップメールは、予め決めたシナリオが自動配信される仕組み。
見込み客のお客様を教育する仕組みを、簡単に作り上げることができます。
しかし、教育と一言で言っても、難しいですよね。
ここに、「順番」が必要なのです。
ステップメールも、真似するだけ
肉じゃがと同じで、ここの教育も自己流で行うと、いまいちになってしまいます。
しかし、しっかりとした「レシピ」があれば別です。
何となくでも、真似するだけで、質の高い成果物ができます。
真似ることの大切は、書籍でも述べられています。
参考にしてみても、良いかもしれませんね。
順番が命取りになる
ステップメールであれば
- 1通目に〜を送る
- 2通目以降は〜を送る
- 最後のメールでは〜について送る
といった、伝える順番が肝心要の部分です。
正しい順番で行えば、見込み客は、あなたの商品を喜んで買ってくれます。
ステップメールと料理は、すごく似ていますよね。
ステップメールは何通送る?
では、具体的にステップメールの順番について見てみましょう。
ご安心下さい。ステップメールは意外とシンプルです。
ステップメールというと、14通とか21通とかの大ボリュームものを想像しますね。
もちろん、ボリュームを多く書くという選択肢もあります。
数ではなく、順番
しかし、ステップメールの目的は、正しい順番での教育ですね。
正しい順番で教育できていれば、メールの数は問題ではありません。
教育ツールとして、きちんと用をなしていればOKなわけですね。
祖母の肉じゃがと同様、ステップメールにも順番があります。
ここさえ覚えておけば大丈夫です。
たった4通!ステップメールの「レシピ」
では、ステップメールのレシピをお伝えします。
以下4通です。
- ターゲットのお客さんが思い込んでいること
- その思い込みが巻き起こす問題
- 思い込みを覆す自社のアイディア
- 商品・サービスの案内
こちらの順番で、ステップメールを書けば、論理的にも理解しやすいです。
「売る」ことではなく、「お役立ち」
ステップメールの役割は、
- お客さんが、
- 問題を引き起こさないための、
- 手助けとしての商品
ということになります。
売るのは、「解決法」
商品を売るのではなく、
- 解決法
- 体験
を売るということですね。
特に、奇矯な書き方は必要ありません。
まずはこちらの型で、4通作って見て下さいね。
編集後記
こちらを読んだ方は、
「え」!!少なっ!」
と思わず目を丸くしたと思います(笑)。
しかし、この4通でいいんです。
4通を書いた上で、必要があればカスタマイズするという意識でOKです。
カスタマイズの方法としては
- リマインドのメールを送る
- 動画を組み込む
- 内容をまとめた総集編を送る
というものですね。
ぜひ、機動力を持って、ステップメールも構築してしまいましょう。
動画
音声
この記事への反響
素晴らしい記事。たった4通?Webで商品を確実に売るためのステップメール入門講座 | このは屋 https://t.co/0rmW7F6IN2
— 小平 義則 (@kohira_innocord) 2017年1月21日