セミナーやってますか?
便利なツールの登場で、スモールビジネスのセミナー事情も大きく変わってきました。
例えば、ZOOM。
もはや、時間をかけて、交通費を払って、会場に出向く必要はなくなりました。
今後もこういったウェブツールは、どんどん開発されていくでしょう。
会場に集まるセミナーは減っていく
会場に集って、オフラインでセミナーを開催することは、徐々に減ってきています。
周りのスモールビジネスを見ていても、強く感じますね。
そうなってくると、
- 「セミナーはオフラインで開催するもの」
- から
- 「オンライン上で開催するもの」
に変わります。
オンラインが、標準になる
完全にそうなるわけではなく、標準はまちがいなく、「オンライン」に変わるでしょう。
となると、
「オンラインのセミナーを、いかにうまくやるか」
が、事業の存続を決めると言っても、過言ではありません。
セミナーや勉強会を中心に、商売を行っている方は、特にそうですね。
オンラインなら、世界に届く
現在私達は、おかげさまで、
オフラインでのセミナーはゼロ。
で、商売をやらせていただいております。
平均、月に5回のオンラインセミナー開催を、もう長年続けています。
オンラインなので、近くに住んでいない人でも気軽に参加ができます。
今では日本に留まらず、
- タイ
- オーストリア
- イギリス
- アメリカ
- カナダ
- 中国
- …
と、いった海外からの参加者も増えてきました。
オフラインでのセミナーであれば、ありえないことですよね。
弱点もある
とはいえ、オンラインセミナーには1つ注意点があります。
それは、「参加者の集中力がもたない」ということです。
先日も、お客さんからこんな質問を受けました。
- 「オンラインセミナーだと、商品・サービスの売れ行きが悪いです」
- 「やはり、会場型のほうがうまく伝わる気がします。」
うん、これはある意味正しいです。
オンラインでは、集中力は低い
しかし、この方のセミナーをよく見せてもらうと、うまく行かない理由がわかりました。
それは、セミナーの組み立て方が、オフラインセミナーと同じなんです。
これでは当然、成果には繋がりません。
先程も言ったように、オンラインセミナーでは、参加者の集中力は低いんです。
これを解決するには、セミナー自体の組み立てを変える必要があります。
オンラインセミナーならではの、セミナーの作り方があるんです。
集中力UP!オンラインセミナーの組み立て方
ここからは、普段私達がおこなっている、
「オンラインセミナー作りの手順」
を、そのまま共有したいと思います。
ちなみに、このセミナーの組み立て方は、オフラインの会場型のセミナーにも有効ですよ。
では、解説します。
4つの手順
オンラインセミナーを作る手順は以下です。
- セミナー構成を決める
- スライドデザインを決める
- ワークシートを作る
- 交流アイディアを考える
順に見ていきます。
1.セミナー構成を決める
まずは、全体像を作ります。
セミナーの構成を作る際は、ストーリーが大切です。大まかな流れは以下です。
- なぜそれが大切か
- 何をすればいいのか
- どうやってやるのか
- それをやるとどうなるのか
この順番で話すことで、論理的にわかりやすい構成になります。
ここを解説すると長くなるので、構成の作り方の詳細は、別の機会に説明しますね。
2.スライドデザインを行う
次にスライド資料の制作です。パワポやキーノートを使って用意します。
凝ったデザインをする必要はありません、1スライド1メッセージを意識して、シンプルに作ります。
デザインよりも、構成が100倍大切なので、構成に時間を使いましょう。
ここまでは、普通のセミナー作りと変わりませんね。
3.ワークシートを作る
さて、ここからが、オンラインセミナーならではの準備になります。
参加者の集中力を維持するためにも、参加者が自ら考える機会を作ります。
セミナーの内容を自分に当てはめて考えてもらうために、ワークシートを用います。
セミナーの内容の肝になる部分を、ワーク形式にするといいでしょう。
「ここは必ず覚えてもらいたい、考えて欲しい」という部分を中心にワークを作りましょう。
選択してもらう、自由に書いてもらう、当てはまるものにチェックを入れてもらう、といった様々なパターンがあると理想的です。
4.交流アイディアを考える
次に、交流できる機会を作ります。
- 主催者と参加者が交流するには?
- 参加者同士が話すには?
という視点で考えましょう。
例えば、参加者の名前を呼んで、質問に答えてもらう、などですね。
- 「〜さん、この部分についてどう思います?」
と、セミナー途中に名指しをします。
そうすると、参加者との会話が生まれます。
同時に緊張感を持たせることができます。
あるいは、参加者にグループになってもらいディスカッションしてもらう、なんかも良いですね。
これは、参加者同士が交流できるので、場の雰囲気が新鮮になります。
これをセミナーの序盤にやることで、参加者にも安心感が生まれることが多いです。
コツは、「交流」と「ワーク」
ここまでの解説で、組み立て方については理解できたかと思います。
オンラインセミナーで考えるべきことは、「いかに参加者を動かすか」です。
話を一方的に聞くだけでは、誘惑の多い自宅やカフェでは集中できません。
だからなるべく、”聞くだけ”という状態を避ける必要があります。
ワークを行うと、主体的になる
例えば、ワークに取り組んでもらうのは、良い案ですね。
ワークをするとなると、自ずと自分の頭で考えるようになります。
自分事として考えてもらう練習にもなります。
そして、そのワークの結果を発表してもらうのも有効です。
「ワークして、発表」は理想
参加者も、自分が発表するとなると、急に取り組み方が変わります。
小学校の時を思い出してください。
先生が頻繁に生徒を指名してるのを見ると、
「次は自分かな〜」
と、緊張していませんでしたか?
「集団の心理」を利用する
名前を呼ばれて、正しく答えられないのは恥ずかしいから、その時は先生の話をよく聞きますね。
逆に、教科書を読んで板書するだけの先生だと…
ラッキータイムで、お昼寝決定!って感じですよね。
セミナーも一緒です。
セミナー講師のための書籍も出ています。
参考にしてみるのも、良いかもしれませんね。
編集後記
- セミナー構成を決める
- スライドデザインを決める
- ワークシートを作る
- 交流アイディアを考える
上記4つのポイントをおさえて、セミナーを作ってみましょう。
講師と参加者、参加者同士の交流があると、場の雰囲気は瞬く間に変わります。
次にオンラインセミナーを開催する場合には、
- 「交流」
- 「ワーク」
の要素を取り入れてみてください。