先日、 映画を鑑賞しました。
『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実』
役所広司さんが主演を務める、作品です。
歴史好きな人、リーダーやマネジャークラスの人の中には、
山本五十六ファンも多いでしょう。
名言:「やってみせ…」
「やってみせ 言って聞かせてさせてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
この言葉。
あなたも、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
人の上に立つリーダーの心得として、多くの日本人に馴染みのある言葉です。
書籍を参考にしてみても、良いかもしれませんね。
戦争万歳ムードの日本
当時の日本は、日清、日露と、大国との戦争に勝利。
戦争をすれば、景気が良くなる。
そんな風潮がありました。まさに、「有頂天」
講和なんてとんでもない。
いわば「戦争万歳」という意識が、多くの日本国民の間に広まっていました。
国内の閉塞感
ところが国内では…
- 五・一五事件
- 二・二六事件
のような、軍事テロは多発していました。
軍事テロもあり、暗澹たる閉塞感が漂っていたことも、戦争を支持する主張を育てたのかもしれません。
新聞社vs山本五十六
先の映画には、
- 世論を味方につけた、戦争推進派の新聞社
- 山本五十六
両者のやりとりが、多く出てきます。
打倒アメリカ?
山本五十六は、軍人。
「戦争をやれ〜」とう強気の世論が強まれば、
「打倒アメリカだ!」ということで、意思決定をするでしょう。
「これまで連勝なのだから、次も勝つに決まっている」
というのが、当時の常識です。
戦争に、まさかの反対
しかし、山本五十六は、断固として戦争に反対したのです。
戦争という手段を、最後まで一貫して、否定し続けました。
「なぜ戦争に反対するか」と聞かれれば、山本はこう答えました。
「9死に1生あっても、10死に0生はない」
命を落としては、意味がない
戦争は勝ったとしても、その戦争によって命を落とす人は、少なからずいる。
戦争に勝利する、相手に大打撃を加える。
そんなことを考えるよりも、
- 確実に生きて帰ってこれるように、努力しなければならない
そんな意味が汲み取れます。
できるだけ多くの命を救う
- 「たまたま無事に帰ってこれた」
- ではなく、
- 「できるだけ多くの命を救って勝つ」
山本五十六は、そう伝えたかったのでしょう。
実はこれ、ウェブマーケティングでも重要なことなんです。
軍人=アクセス者
軍人=ウェブサイトへのアクセス者。
と置き換えて、話を進めていきましょう。
「9死に1生あっても、10死に0生はない」
この言葉は、ウェブ集客における「アクセス数」の考え方に似ています。
ついついやりがちなこと
多くの人がやりがちなのが、アクセスを大量に集めようとすることです。
- とにかくブログを100記事書く
- YouTube動画を1日10本投稿する
- SNSで「いいね」を獲得する
こうした大量行動の目的は、ずばり「アクセス集め」ですよね。
アクセス集めは、難しい
もちろん、アクセスを集めることは有効的な手段です。
でも、ぶっちゃけアクセス集まりますか。
ん…難しいですよね。
アクセスを集めるのは簡単なことではない
アクセスを集めれば良いことは、言うは易しで、実践するのは大変です。
「9死に1生あっても、10死に0生はない」
極端な例をあげまましょう。
9アクセスあって、1人のサービス購入者がいれば、まぁ悪くないですよね。
9人は死んでしまったが、1人は生きているわけですから。
最悪の事態は、避けられています。
10人全滅は、意味がない
しかし…
10アクセスがあって、サービス購入者が0人という結果はいただけません。
アクセスしてくれた10人全員を、殺してしまっているわけです。
ウェブ集客で言えば大したことはないですが、戦争となれば大問題です。
何が言いたいか、というと…。
アクセス集めよりも大切なこと
ウェブ集客をしっかり行うためには、
「アクセス集め」という荒療治に走ってはいけないということです。
もちろん、アクセスを集めて、検索上位に表示させることも、大切なこと。
しかし、アクセスを集める前に、やるべきことがあります。
10人のうち、1人でも助ける仕組みを、先に作っておく必要があります。
これが「導線設計」です。
導線を構築する
導線設計とは、ざっと以下の流れのことを指します。
- ブログやユーチューブに訪れる
- 無料の資料やPDFなどを手に入れるために、メールアドレスを登録する
- ステップメールが届き、商品・サービスに対する知識が深まる
- 商品・サービスの案内ページを見て、申し込む
- 定期的にメールマガジンが届き、その中で他の商品を購入する
アクセスを集める前に、このような仕組みを作ります。
新規<既存
新規客の獲得は、コストがかかります。
新規客を集めるのは、既存客の5倍のコストがかかる。
これは、有名な話です、(経験からも実感します)
それを知っているから、みんな、既存客のリピート率を大切にします。
ウェブでも、なんら変わることはありません。
アクセス者をリピーターに変える仕組み
だから、まずは導線を作る必要があるわけです。
導線により、アクセス者を見込み客に変える。
そしてさらに、新規顧客に変えていく。
最終的には、ファンになってもらう。
これが、ウェブマーケティングにおける、理想的な流れです。
アクセス者をファンに育てる
さらに、ブログでも、ひと工夫できます。
あなたのブログやサイトに、ファンが一定数できる。
そうなれば、毎月新規のアクセス者なんて、必要ありません。
ブログのファンが5000人いれば、毎月少なくとも5000アクセスは保証されています。
ブログからファンを育てる仕掛け
ファンになってもらう仕掛けとして有効な手法は、
- お気に入りに登録してもらう(ブックマーク)
- RSSに登録してもらう
- SNSでフォローしてもらう
があります。
まずは、これら3つの手法を試してみましょう。
ワードプレスをお使いの方であれば、簡単にこの3つの仕組みは、設置できます。
大切なのは、「習慣化」
とにかく、あなたのブログに触れることを、習慣化してもらうのです。
自分に問いかけるべき、価値ある質問は、
「一度サイトに訪れた人に対して、どんな行動をとってもらうか」
です。
ぜひ、アクセス者がファンになれる余地を、残しておきましょう。
最小限のアクセスで、エコなウェブ集客を行いましょう。
編集後記
やずやのマーケティングは、優れていると有名ですよね。
やずやの真骨頂は、「リピート率」です。
- 一度購入してくれたお客さんを、
- いかに喜ばせ繰り返し購入してもらうか
を、徹底的に考えています。
そのために、メルマガやDMを送ったりしているんですね。
ウェブでも、リピートを強く意識していきましょう。