「たくさん勉強してるのに、成果に結びつかない」
ウェブ集客を実践している人が、よく抱く悩みです。
- コピーライティングを施したランディングページ
- SEO対策を施したホームページ
- 最新の戦略を盛り込んだ、ソーシャルメディア
しかし蓋を開けてみると、「全然集客集客できていない」ということがあります。
実は…
ウェブ集客の攻略には、もっと別の所にポイントがあるんです。
そのポイントについて、今回お伝えします。
学生時代に行った「視力検査エピソード」を交えて、説明しますね。
視力検査の話
「右上?左下?あっ上だ!」
- 鍋を食べる匙のようなものを片目にかざし、
- Cの文字の方向を当てる
皆さん一度は経験したことがある、視力検査です。
私は学生時代、この視力検査を、少しズルいやり方で、やっていました。
むろん、本当の視力が測定できないので、意味が無いのですが(笑)。
なぜか、クイズに不正解になるのがとても気持ちが悪かったのです。
ズルをした視力検査
以下、私のとった作戦です。
視力の限界で、見えないレベルまで行った途端、ゆっくりと指を動かし始めます。
この時点で、私の目はもうCのマークを見ていません。
では、どこを見ているのか。
「先生の表情」を見ています。
先生の表情を、ヒントにする
- ゆっくりと指を動かし、
- はっきりとした答えを示さないまま、
- 指をいくつかの方向に動かす
間違った方向に指がいくと、先生の表情は微かに険しくなります。
こっちじゃないなら、こっちだ!
そこで私は、
「あっ、てことはこっちだな?」
と見越して、指の方向性を決定します。
まさかの、全問正解
すると、結果は全問正解だったのです。
視力検査は大抵の場合、答えは2,3択まで絞られます。
ですので、方向は2,3通り答えれば、ある程度の確率で正解できるわけです。
消去法で、正解
学生時代の私は、
- 指をあやふやに動かし、
- 先生の表情を観察し、
- 不正解の選択肢を潰した
という、なんとも無意味な小細工をしていたのです。
そうすれば、当然ですが、正解しますよね(笑)
※最近の視力検査は、機械になってしまったので、この手法は使えません。
実はこの話、「マーケティング」における、重要な要素が含まれています。
マーケティングには、正解はない
よく、「マーケティングには正解はない」と言われています。
確かに、そうだと思います。
丹精込めて作った商品・サービス。
そんな商品でも、お客さんが反応してくれなければ、売れません。
これは、極力避けたいことですよね。
ではどのようにすれば、商品・サービスは売れるでしょうか。
いち早く、正解にたどり着く方法
それは、「ABテストをする」ことです。
ABテストというのは、
- AとBの2つのパターンを広告して、
- どちらが反応が良いかを調べ、
- 反応の高いものを、採用する
という考え方です。
先生の顔が、判断材料
先程の、視力検査の話と似ています。
- 指を動かし、
- 先生の表情をテストして、
- 正解にたどり着く
「先生の顔」という判断材料がなければ、正解することは難しかったでしょう。
ABテストの方法
例えば、キャッチコピー。
当然、1パターンだけでは、反応しない可能性があります。
そのため、最低でも2パターンは試します。
- キャッチコピーA
- キャッチコピーB
を作り、実際に露出させてみるのです。
反応の高い方を、採用する
そうすると、必ずどちらかに、反応数が寄ります。
その後は単純で、反応の良いものだけを使えば良いのです。
このABテストを上手くできてくると、マーケティングは容易になってきます。
広告やABテストについては、書籍を参考にしても、良いかもしれません。
勝者をさらに戦わせる
ABテストの結果、Bが勝ったとします。
そうなれば、今度は、BとCを戦わせます。
BCテストです。
このように、どんどん新たなパターンを検証するのです。
結果、最も効果のあるものだけ残すことができます。
ABテストは、ズルではない
お客さんの欲しがっているものが、数値として知れれば、しめたもの。
ぜひ、ABテストの仕組みを取り入れてみてください。
ABテストは、ズルではありませんから。
編集後記
マーケティングがうまくいっている人は、口を揃えて、こう言います。
「結局、テストが一番だよね」
仮説→検証→改善のサイクルを、どんどん回していきましょう。