「あ〜、飲み過ぎた〜」
飲み会や晩酌をして、たくさん飲んだ次の日は、ものすごく後悔しますね。
朝起きると、頭がガンガンして、身体がダルい。
二日酔いの、典型的な症状です。
二日酔い
間違いなく、その日の能率は落ちまくり。
何をやっても、うまく進みません。
さて、この二日酔い。
なりやすい人と、なりにくい人
- なりやすい人
- なりにくい人
がいます。
「酒に強い」と豪語している人ほど、意外と二日酔いになりやすいもの。
あなたは、どうでしょうか?
「強い」と思っている人と、「弱い」と思っている人
- 「酒に強い」と思っている人
- → 酒を飲めるので、たくさん飲んでしまって、二日酔いになる。
反対に、
- 「酒に弱い」と思っている人
- →酒を飲め(飲ま)ないので、あまり飲まずに、二日酔いにはならない。
多いか、少ないか
単純にいえば、酒を飲める量が、
- 多いか
- 少ないか
だけの、違いともいえます。
酒を飲める量が多い人が、「酒に強い」?
そして一般的には、
- 酒を飲める量が多い人が、「酒に強い」
- 酒を飲める量が少ない人が、「酒に弱い」
と、言われています。
でも、よく考えてみてください。
この解釈は、間違っているのではないでしょうか。
酒に、負けてる
酒を飲めたとしても、二日酔いになっている。
これじゃ、「酒に強い」とは到底いえません。
だって、酒に負けてるわけですから。
2つの条件
本当に、「酒に強い」人というのは、
- たくさん飲める
- 二日酔いにならない
この2つの条件を、満たした人のことでしょう。
一方だけでは…
どちらか一方だけを満たしていても、「酒に強い」とは言えません。
- 「酒に強い」と思っている人は、たくさん飲むので、二日酔いになる
- 「酒に弱い」と思っている人は、飲め(飲ま)ないので、二日酔いにならない
つまり、「酒に強い」と思ってる人、「酒に弱い」と思ってる人。
実はどちらも、「酒に弱い」わけです。
この話は、商売にも結び付きます。
キャパシティ
仕事のキャパ、というものがあります。
「キャパ」というのは、許容量(器)のことです。
このキャパというものも、「酒に強い」と同じで、誤解されているところがあります。
- 「キャパが大きい」というと、たくさんの仕事を一度にこなすことができる
- 「キャパが少ない」というと、一つの仕事にしか集中することができない
といったように、認識されています。
たくさんこなすだけ?
これ自体は、間違っているわけではありません。
酒でいうと、「たくさん飲める」ということです。
ですが、これだけでは、「キャパが大きい」とはいえません。
なぜか?
視点が、ひとつ抜けている
そう。
「視点が、ひとつ抜けている」からです。
つまり、「二日酔いに、なりにくい」に当たる視点のことです。
「二日酔いに、なりにくい」に当たる視点
今回でいう「二日酔いに、なりにくい」は、「心の余裕」といったところでしょうか。
- 「二日酔いに、なりにくい」
- =「心の余裕」
仮に、たくさんの仕事を、一度にこなすことができたとしましょう。
でも、心の余裕がなくて、他人に厳しく当たってしまう。
であるならば、「キャパが大きい」とは、言えません。
「キャパが大きい」人
本当に、「キャパが大きい」人。
その人は、たとえ仕事を抱えていたとしても、自分のことで精一杯になりません。
- 他人に、気を遣うことができる
- 人に、優しくすることができる
つまり、「酒に強い」と同じです。
「キャパが大きい」も、2つの条件を満たさなければなりません。
「酒に強い」と「キャパが大きい」の2条件
「酒に強い」の条件は、
- たくさん飲める
- 二日酔いにならない
「キャパが大きい」の条件は、
- たくさん仕事をこなせる
- 心の余裕がなくならない
2条件を満たしてこそ
この2つの条件を満たして、はじめて、
- 「酒に強い」
- 「キャパが大きい」
となるわけです。
たくさんのお客さんと、付き合う必要はない
「ストレスフリーで、できるだけ楽しく働きたい」
と願うなら、お客さんは、自らが決めた条件を満たした人に限定した方が良いでしょう。
そういうお客さんとだけ、付き合っていけば良いのです。
たくさんのお客さんと、付き合う必要は、無いのではないでしょうか。
我々は、スモールビジネスなのですから。
仕事術については、書籍を参考にしてみても、良いかもしれませんね。
編集後記
どちらも2の方を、忘れてしまいがちです。
我々も、よく忘れてしまいます。
そんなときはいつも、
「どちらか一方だけじゃ、偽物。両方できて、本物」
と、言い聞かせています。
でないと、すぐに勘違いしてしまいますからね。