「スモールビジネスでは、動画広告は集客に結びつかない」
と、考えているかもしれません。
ですが、そんなことは、ありません。
費用の垂れ流しになってしまう?
実は役割の定義次第で、十分に動画広告は、威力を発揮します。
逆に、きちんと役割定義をしない場合。
ただの、「費用の垂れ流し」になってしまうでしょう。
スモールビジネスのマーケティングの基本
まずは、前提の話です。
スモールビジネスにおける、マーケティングの基本。
それは、2ステップマーケティングです。
「まずは情報提供してから、販売しましょう」
2ステップマーケティングを簡単にいえば、こういうことです。
スモールビジネスの、ウェブ集客の基本
いわゆる「フリー戦略」を考えると、分かりやすいでしょう。
スモールビジネスの、ウェブ集客の基本。
- 集客
- 育成
- 販売
- 維持
と、同じです。
集客→育成→販売→維持
具体的にいえば、以下のようなステップになります。
- ブログ記事やYouTube動画を更新する
- 無料でPDFや動画をプレゼントする
- ステップメールや動画で情報提供する
- 商品やサービスを販売する
- メルマガやニュースレターで関係性を維持する
セミナーやワークショップを通して、多くのスモールビジネスオーナーを見てきました。
商売が上手くいっている人の共通点
商売がうまく回っていて、業績の良いところ。
ほとんどは、このモデルです。
実は、この流れ。
つまり「2ステップマーケティング」は、広告運用にも当てはめることができるのです。
広告には、長所と短所がある
ウェブ広告といっても、たくさんの広告があります。
あなたはそれらの広告を、役割毎に分けているでしょうか。
- 「役割分担」
これが、今回のテーマとなります。
単価の「安い」広告と「高い」広告
それぞれの広告には、長所と短所があります。
単価の「安い」広告は、
- アプローチできる人数が、多い
- でも、成果に結び付くまで時間が掛かる
単価の「高い」広告は、
- アプローチできる人数が、少ない
- でも、すぐに成果を出すことができる
使い分けること
大切なことは、むやみに単価を安くしようとすることではありません。
これらの広告を、「使い分ける」ということです。
Facebook広告を例にとって、具体的にみてみましょう。
Facebook広告の例
Facebook広告には、色々な種類があります。
その中でも、動画広告は、比較的単価の安い広告です。
リリース開始当初は、1クリックあたり5円ほどで、運用することができました。
動画広告は安い。バナー広告は高い。
反対に一般的なバナー広告は、相対的に単価の高い広告です。
どれだけ上手に運用したとしても、1クリック単価は、20円程度。
通常は、50円~500円くらいで、まず1円台にはなりません。
このそれぞれの特徴を、上手に活かすというわけです。
動画広告→リマケ→バナー広告
1つの例を、ご紹介します。
- 単価の安い動画広告で、効率的にたくさんのユーザーを集める
- 集まったユーザーに、リマーケティングタグを踏んでもらう
- タグを踏んだユーザーに絞って、バナー広告を出稿する
上記のようなステップを踏むことで、効率的にアプローチすることができます。
つまり費用対効果よく、集客することができるということです。
動画広告で集めて、バナー広告で成約
もう一度、見てください。
- 単価の安い動画広告で、効率的にたくさんのユーザーを集める
- 集まったユーザーに、リマーケティングタグを踏んでもらう
- タグを踏んだユーザーに絞って、バナー広告を出稿する
つまり、バナー広告1発の、「1ステップで、成約」ではありません。
「一度タグを踏んでもらって、2ステップで、成約」を前提にするということです。
確度の低い人と高い人
そもそも、1ステップから2ステップに移行したのは、なぜだか知っているでしょうか?
そう。1ステップでは、コストが掛かり過ぎてしまうからです。
「確度」の低い人も高い人も、同じようにコストを掛けていたのですから、当然です。
ウェブ広告も、同じことです。
今後の広告運用の主流
1ステップでは、高騰するクリック単価を回収できなくなってきています。
だから広告も、
- 単価の「安い」広告と、「高い」広告を使い分ける
- そして、2ステップで運用していく
これが、今後の主流になってきます。
というか、もう既に、なっています。
動画広告は、成果に結びつかない?
「動画広告は、成果に直接結びつかない」
ということで、敬遠している場合が少なくないかもしれません。
ですが、しっかりと役割を与えてあげれば、役に立つ広告となります。
広告を役割分担しよう
たくさんの広告媒体があって、今後もどんどん増えてくるでしょう。
すべての広告を一緒くたに扱うのではなく、役割分担して考えていきましょう。
書籍を参考にしてみても、良いかもしれませんね。
編集後記
- 単価の安い動画広告で、効率的にたくさんのユーザーを集める
- 集まったユーザーに、リマーケティングタグを踏んでもらう
- タグを踏んだユーザーに絞って、バナー広告を出稿する
肝心なのは、
- 「リマーケティングタグを踏んでもらう」
- =「見込客の、見込客を集める」
と、考えるということです。
- Facebook広告
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- 動画広告
- …etc
ウェブ広告すべてに共通なのは、
「リマーケティングユーザーの成約率が、一番高い」
と、いうことです。
すぐに成果が出ないからといって、焦る必要はありません。
着々と、リマーケティングユーザーは集まっているのですから。