「クリック率」や「クリック単価」などの数字。
広告を運用するにあたっては、よく見る数字である。
広告運用のベテランであれば、別である。
だが、初心者であれば、まず最初に、次のことを覚えておこう。
「クリック<<<成約」
要するに、
「クリックよりも、成約の方が大切」
ということだ。
どういうことだろうか?
広告初心者あるある
「広告のクリック率が低くて、〜〜」
広告初心者にありがちなのが、
「なぜか成約よりも、クリック率などをみる」
ということである。
「あるある」と、いってもいい。
運用をしている感がある?
クリック率などの数字をみていると、
「何となく、広告運用をしている感があるから」
だろうか。
- 広告を、「出稿する」ことに満足するのではなく、
- 広告で、「集客する」ことを目的とするのならば、
見直さなければならない。
クリック率やクリック単価なんて、関係ない?
極端な話、
「クリック率やクリック単価なんて、関係ない」
ということである。
- 「目的」
- 「手段」
両者の判断がつかなくなったときは、極端に比較してみると、よくわかる。
セミナー集客が、題材
セミナー集客を題材にして、実際に確認してみよう。
- 1,000人がクリックしてくれて、1人が参加
- 10人がクリックしてくれて、5人が参加
さて、どちらの広告の方が良いだろうか?
明らかなこと
言うまでもないだろう。
「1,000人がクリックしてくれた」
としても、
「1人しか参加していない」
のであれば、良好な結果とはいえない。
目的は、クリックしてもらうこと?
なぜなら、「広告を、出稿する目的」は、
「セミナーに、集客すること」
であって、
「広告を、クリックしてもらうこと」
ではないからだ。
ついつい、目がいってしまう?
当たり前のことのように、思うだろうか。
だが実際に運用し始めると、
- クリック率
- クリック単価
- …etc
などの数字に、目がいってしまうものだ。
そんなときは、思い出そう。
目的は、クリックしてもらうことじゃない
我々スモールビジネスが、広告を出稿する目的。
それは、「申込」をしてもらうことであって、「クリック」をしてもらうことではない。
目的が達成されるのであれば、極端な話、クリック単価なんて、千円でも一万円でも良い。
別に、50円とか100円に抑える必要などは、必ずしも無い。
我々スモールビジネスが、広告を出稿する目的。
それは、「申込」をしてもらうことであり、「クリック」をしてもらうことではない。
実は、クリックさせないことの方が大事
また、実はクリック率は、低い方が良い。
無駄な広告費を、抑えられるからだ。
「いかに成約に至らないユーザーに、広告をクリックさせないか」
は、広告運用において、大切なことの1つだ。
(たとえば、バナー画像に「含み」を持たせない、など)
あなたが、広告を出稿する目的は?
あなたが、広告を出稿する目的は、何だろうか?
- 申込をしてもらうことだろうか?
- クリックをしてもらうことだろうか?
今一度、目的を確認しよう。
編集後記
これさえわかっていれば、煙に巻かれずに、本質に目を向けることができる。
「はいはい、クリックはわかった。で、肝心の成約は?」
と部下や代理店、代行業者に聞くことができるからだ。
広告運用の際には、ご参考に。