セミナー講師は、年々増えています。
- コンサルタント
- コーチ
- 士業
- オンラインスクール運営
- オンラインサロン運営
- …
このように、セミナーを軸に商売をされている方は、非常に多い。
いまやセミナーは、「スモールビジネス起業の定番」かもしれません。
セミナーを行う2つの目的
何かしらの専門知識がある人であれば、セミナーはできます。
ただ、セミナーを行う目的を考える必要があります。
セミナーを行う目的は、主に2つあります。
参加費or商品・サービスの販売
以下、2つの目的です。
- セミナー参加費で、稼ぐ
- セミナーで商品・サービスを販売して、稼ぐ
セミナーを商売に活用する場合、どちらかのパターンでしょう。
参加費で稼ぐのは、難しい
セミナー参加費だけで稼ぐのは、最初は難しいでしょう。
参加費自体を、ある程度高額にする必要があるためです。
有名な講演家であれば、可能かもしれません、
しかし、これから起業する人にとっては、現実的ではありませんね。
「セミナー営業」がおすすめ
なので、まずは…
- セミナーは低価格で開催し、
- そこで商品・サービスを紹介し、
- 買ってもらう
のように、セミナーを活用しましょう。
つまり、
- セミナーで商品・サービスを販売して、稼ぐ
のパターンが、おすすめです。
セミナーから個別相談へ
もっと具体的に言うと、
- セミナーを開催
- 希望者を、個別相談へ誘導
- 個別相談で、商品を案内
このような流れで、商品サービスの購入に繋げます。
初心者が、セミナーでいきなり売るのは難易度が上がります。
参加者の悩みを直接ヒアリングできる、「1対1の相談の場」を設けたほうが無難でしょう。
参加者から見ても、相談できる場所があるのは安心できますしね。
話すのが苦手でも平気
セミナー講師というと、
「わたし、話すのが苦手なんだよな…」
と、不安に思うかもしれません。
でも大丈夫。音を上げる必要はありません。
セミナーのハードルは、かなり低いんです。
と、言いますのも、、、
自分で話さなくても、セミナーはできる
「人前で話すのが、得意です」
胸を張って、このように言える人は、そう多くはないでしょう。
でもご安心下さい。セミナーは、自分が話す必要はありません。
「え、何を言ってるの…?」耳を疑うかもしれません。
もう一度言います。あなたが話す必要は、ありません。
ポイントは、「反転学習」
「じゃ、外部講師を呼ぶの?」
と考えるかもれませんが、それも違います。
主催者はあなたで、講師もあなたです。
どういうことか。その答えは、「反転学習」になります。
おすすめは「反転型」のセミナー
反転型というのは、どんな形態か。
結論から言うと、
- 参加者に考えさせて、
- 発表してもらう
スタイルです。
講師であるあなたは、議題やテーマを設定するだけ。
主役は、参加者側
不安な方は、「事前課題」を出しておくといいでしょう。
もちろん、いきなり発表は難しいので、基本的な解説は必要です。
基本的な説明が終わったら、後は参加者に考えてもらいます。
そして、考えやアイディアを、アウトプットしてもらう。
参加者側が、主役となるセミナーになります。
反転のほうが効果が高い
実は、反転型のほうが、知識の定着率はあがります。
「聞くだけ」という受け身な姿勢ではなく、
「自分で意見を述べる」という能動的な空気になるからです。
人間はすぐ忘れる
エビングハウスの忘却曲線も有名ですね。
人は学んだことを1週間で、77%忘れます。
自分の頭で考えて動かなければ、知識はムダになってしまう。
これを避けるためにも、反転型のセミナーはおすすめなんです。
オンラインセミナーが主流の時代
今後は、オンラインセミナーが主流になるでしょう。
会場型とは違い、
- 交通費がかからない
- 移動の手間がない
- 自宅でも参加できる
といった、多くのメリットがありますからね。
オンラインセミナーの弱点
しかし、オンラインのセミナーにも、弱点があります。
それは、会場型セミナーと比べて、参加者の集中力が下がること。
会場型であれば、その場の緊張感を感じることができます。
でも、オンラインではそれがありません。
そうなると、せっかくのセミナーの効果が半減してしまいます。
それは、なんとか避けたい。
そんなときにこそ、反転スタイルが適しています。
オンラインこそ、反転学習を
「話を聞くだけ」の形式だと、集中力の寿命が短くなってしまいます。
しかし、「自ら考えて、発言する」形式であれば…
集中力、緊張感は保たれます。
次に開催するセミナーは、「反転型」を試してみてはいかがでしょうか。
反転学習についての書籍も出版されています。
参考にしても良いかもしれません。
編集後記
反転型のセミナー。
やってみると、たくさんの気づきがあります。
反転にすることで、
参加者とのコミュニケーションも生まれやすくなるので、一石二鳥です。
ぜひ、「反転」を取り入れてみて下さい。
場の濃度が、ガラッと変わりますよ。