ネット集客は、何から始めたら良いかわからない。
これは、多くのスモールビジネスから聞く悩みです。
情報がありすぎて、頭の中が混乱しているんですね。
混乱していては、集客や売上という結果からは、遠ざかってしまいます。
どうすれば良いか。
今回はそのヒントをお伝えします。
編み物、折り紙、楽器、料理
突然ですが、
- 編み物をする
- 折り紙を折る
- ギターやピアノを弾く
- 料理をする
こんな経験ありますか?
生きていれば、何か1つは体験しますよね。
始める動機=ヒント
なんでこんな話をしてるかと言えば。
上記のようなことを始める際の、「動機」について考えてほしいからです。
そしてその動機と言うものは、ネット集客をやっていく上で非常にヒントになる考え方なのです。
さて、考えてみましょう。
動機は何?
編み物をやる動機は何でしょうか。
折り紙を折る動機は何でしょうか。
ギターやピアノ弾く動機は何でしょうか。
料理をする動機は何でしょうか。
もちろん、人それぞれあると思います。
最終目的がある
さてもう少し具体的に話を進めていきましょう。
重要な部分は、いずれも最終的な目的がはっきりしていることにあります。
例えば、
- 編み物=マフラー
- 折り紙=鶴
- ギターやピアノ=楽曲
- 料理=献
というように。
目的があるから、始める
最終的に何を作りたいか、何を生み出したいのかということがはっきりしています。
だからやりたい、始めたいのですね。
編み物を例にとれば、
- 「なんとなく編み物がしたい」
- というよりは
- 「マフラーを編んでみたい」
と思い、習い始めるのが一般的だと思います。
最終的な成果物があれば、習得は早い
マフラーが、最終的に手に入れたい成果物なわけです。
マフラーを編むための編み方をすればいいいんですね。
セーターや手袋を編めなくてもいいんです。
マフラー(最終目的)を編みたかったわけですからね。
この話、ネット集客にも当てまります
この話には、ネット集客において、非常に重要なエッセンスが含まれています。
ネット集客が重要なのはわかっているけれども、なかなか集客ができない。
そんな方が陥ってる罠です。
陥ってしまう飽和状態
前述した通り、マフラーを編むためにはマフラーを編むためだけの知識があればいいわけです。
それ以外の特殊な技術や知識は、必要ありません。
それがなくたって、自分の作りたいマフラーが編めるわけですから。
非常にシンプルな考え方になります。
この話を聞けば、何も混乱せず、済みますよね。
マフラー以外の知識を学ぼうとする
マフラーを編みたいのにもかかわらず。
セーターを編むための知識や、手袋を編むための特殊テクニックを学び、
「あー、マフラーがなかなか完成しないよ」
と悩んでいる人がいたらどうでしょう。
あなたはたちまち言うでしょう。
「余計なことをやって遠回りしているからだよ」と。
余計な知識で遠回り
しかしこんな、言うに及ばないくらい自明なことが、繰り広げられています。
「とりあえずウェブが大切だから」という理由で、ノウハウを学ぶ人は多いです。
学ぶ姿勢自体は素晴らしいのですが、そこに最終的な目的が定義されてないように思います。
- 「なんとか集客したいから」
- 「とりあえず売り上げを上げたいから」
- 「リスト集めたいから」
というような、ほんわかした動機でウェブ集客に取り掛かる人は非常に多いです。
ほぼ9割の人がそうでしょう。
知識が増える=実践できない
知識が増えることは、決して良いことだけではありません。
犠牲が伴います。
それは、「実践できなくなる」という犠牲です。
知識が増えて混乱して、結局動けない。
そうなってしまっては、ネット集客は、夢のまた夢になってしまいます。
解決策=ゴールを決める
このような飽和状態にならないためには、明確なゴールを決めることが大切です。
- 編み物=マフラーを編むというゴール
- 折り紙=鶴を折るというゴール
- ピアノ=「翼をください」を弾くがゴール
- 料理=きんぴらごぼうを作るというゴール
ネット集客を行なって何をしたいのかを、自分に問いかけてみてください。
ゴールが明確なら、無駄がない
「なんとなく重要だから」では、うまくいきません。
外注費や授業料に多額のお金をつぎ込むことになってしまいます。
それは本当に避けてもらいたいことです。
では、ネット集客のゴールを決めるにはどうしたら良いのでしょうか。
「売る商品を決める」が最優先
それは簡単です。売りたい商品を明確化をすることです。
セミナーを売りたいのであれば、セミナーが売れるようなネット集客。
化粧品を売りたいのであれば、化粧品が売れるようなネット集客。
逆に言うと、それ以外全く必要ないわけです。
最先端の横文字手法も、二の次になります。
売るべき商品を売る
売り上げを上げるためには、商品を売り続けることです。
仲間が最新のSNSや、海外の最先端ツールを使っていようと、関係なし。
自分は、自分の商品を売るためだけの仕組みを作ればいいだけの話です。
そして、素敵なことに、それを実現するためには大した装備は必要ありません。
マフラーが編みたいならマフラーだけ編めればいいんです。
編み物教室の先生になるわけではないんですからね。
ネット集客の基礎については、書籍を参考にしてみても、良いかもしれませんね。
編集後記
情報が増えてくると、ついつい「勉強し過ぎ」という傾向に陥ります。
ネット集客を進めていく上で、知識が武器になるとは言えません。
むしろ、弊害になることもあります。
大切なのは、膨大な知識よりも、実践の如何です。
あれこれ悩みよりも、まずは形にする。
売りたいものを売る仕組みを整える。
編み物で言えば、あなたのマフラーにあたるものは何ですか?
一度考えて、素早く実践に移してみてくださいね。