スモールビジネスオーナーとお話して、十中八九出てくるセリフ。
それは、「集客が、難しい」ということです。
そう、集客。
「いやぁ〜集客が順調で、左うちわです」
なんて人に出会うのは、稀です。
それだけ、商売人にとっての集客は難題なんですね。
集客のためにやること
ほとんどの人は、集客苦戦の処方として、ネットを使ったマーケティングを行います。
しかし、完璧な魔法など存在しないので、また苦戦します。
ノウハウの乱立、手法の入れ替わりで、何が本当に効果があるのかが見えなくなります。
講座やコンサルを受ける
勉強熱心なスモールビジネスの方は、
- セミナーや講座を受け、
- 書籍を参照し、
- コンサルを受ける
このように学びます。
諦めてしまう人が大半
しかしながら、いまいちパッとしない方が多いのも事実です。
パッとしない=集客が芳しくないので、結局、形にできずに諦めてしまいます。
お客を獲得する仕組みは、商売では最も必須なことです。
その必須な部分で躓いてしまうことは、致命傷になってしまいます。
なんで、こんなことが起きるのでしょうか?
ネット集客での優先事項
なかなかネット集客で飯を食えない理由。
それは、優先事項を「集める」ことにしてしまっているからです。
- 見込み客を集める
- 新規客を集める
これを、一心不乱にやり続けます。
リストはあるけど、、、
もちろん集める行為は素晴らしいことですし、商売では欠くことはできません。
しかし、力点は違います。
せっかく集めても、商品・サービスが売れなくは話になりません。
集めることに時間とお金をかけても、成約(購入)しなければ、立ち行かなくなってしまいますよね。
「リストはたくさん集まったけど、売れません」というパターンがよくある話です。
アパレルショップの例
例えば、アパレルショップを運営しているとします。
店内は人でごった返しているのに、レジには誰ひとり商品を持ってこない。
これでは、いくら店内に人が集まっても売上には繋がりませんね。
バンドワゴン効果で、人は寄ってくるかもしれませんが、洋服自体が売れなければ苦しいはずです。
アクセスよりも大切なこと
ネット集客言えば、
- アクセスはそこそこあるのに、
- 売上にはならない状態
ということです。
集まっているのに売れない。
この症状の解決のためには、原理に立ち返る必要があります。
売上を作る4つのステップ
オンライン・オフライン問わず、売上を上げるためには、
- 集客:興味のある見込み客を集める
- 育成:見込み客に価値観や必要性を育成する
- 販売:見込み客を顧客に変える
- 維持:顧客をリピーターに変えていく
の4つのステージが必要になります。
「集客」だけでは不十分
集客だけでは意味が無いんですね。
集めたものは、責任を持って売上に変える必要があります。
簡略化すれば、「集めて、育てて、売る」。
これだけです。
「売る」捉え方がポイント
これまで述べた理論は、正直言うと、分かりきったことではないでしょうか。
それでは、そろそろ核心に入っていきますね。
そのヒントとなるのが、「売る」という言葉の捉え方にあります。
売れないことへの諦め
ほとんどの場合、売れなかったら、「失敗」となりますよね。
- 広告を出稿して、
- ランディングページに誘導して、
- コンバージョンしない
こうなると、「残念…」となっているのではないでしょうか?
ネット集客が失敗する本当の理由
そうなると、ネット集客は難しくなってしまいます。
前半でお伝えした、「何でネット集客は難しいのか?」の答えはここにあります。
要するに、1度しか売らない前提で考えていると、難易度が上がってしまうということです。
では、どうするのか。
答え:フォローを極める
答えは簡単です。売れるまでフォローしてあげればいいんです。
買わなかった人を、放っておかないことです。
広告を見て、ランディングページに来てくれた。これだけでもありがたいことです。
メルマガを読んで、セミナーに来てくれただけでも、貴重ですよね。
例えランディングページを読んで購入に至らなくても、セミナーで商品が売れなくても、気にする必要はありません。
フォローアップの連絡を行っていれば、いずれ買ってくれるので。
売れない≠失敗
Facebook広告や、ブログ記事、メルマガを見て、お問合わせを頂いたとします。
その後商談を行い、結局商品が売れなかったとします。
これは、ネット集客の失敗ではありません。
本当の失敗は、その後、そのお問い合わせ頂いたお客さんを放っておくことです。
これは、かなりの過ちです。
書籍を参考にしても良いかもしれませんね。
売れなくてOK。でもフォローは行う
我々も100発100中ではありません。こける時もあれば、思ったように反応が得られないこともあります。
でも、売上が上がるのはフォローアップも仕組み化しているからです。
このフォローアップには、かなり考えを巡らせてきました。
- 数カ月後にメールを送る
- 手紙を送る
- フォロー用のステップメールを作る
- ビデオレターを送る
と言うように、アイディアは結構出てきます。
何でも良いので、できることからやればいいんです。
編集後記
購入しなかったのは、なんかしらの理由があります。
商品をする際には、タイミングというのはかなり影響しますからね。
であれば、このタイミングに合わせられるように、フォローをしていくんです。
買わなかった人へのフォロー施策は、ご自身のビジネスで言うと何が浮かびますか。
執拗なフォローを前提でウェブ集客も行っていけば、売上に相当な影響を及ぼします。
ぜひ取り入れていきましょう。