「フロントエンド商品」と、「バックエンド商品」の違い。
正しく、理解しているでしょうか?
あらためて確認しておくと、
- フロントエンド商品=赤字商品
- バックエンド商品=黒字商品
です。
「赤字」商品と「黒字」商品
大切なのは、
- フロントエンド商品が、「赤字」商品
- バックエンド商品が、「黒字」商品
ということです。
「あれ?同じこと言ってない?」って、思うかもしれません。
でも、ここを正しく理解していないといけないのです。
競争が厳しい「フロントエンド商品」
そもそも、「フロントエンド商品」というのは、競争が厳しい。
ライバル達が、しのぎを削って、お客さんを獲得しようとしています。
そんな中、どうすれば、お客さんを獲得することができるのか。
一度、「提供者」から「消費者」になって、考えてみれば見えてきます。
あなたは消費者のときに、どんな商品だったら欲しくなるでしょうか?
「質」と「価格」
基本的には、他よりも、
- 「質」が、良い
- 「価格」が、安い
上記2条件を満たす商品だったら、欲しくなるのではないでしょうか。
同じ「質」の商品だったら、より「価格」の安い商品の方が良いに決まっていますよね。
であれば、提供者は、それを提供すれば良いのです。
安い「価格」で、「質」の良い商品
一般的に、ライバルに「質」で勝つのは、簡単ではありません。
今の時代、「質」の良い商品は、世の中そこら中にあります。
ですから、基本的に、「価格」で勝負する必要があります。
ライバルが絶対にやらないような「価格」で、「質」の良い商品を提供する。
同じ「質」で、同じ「価格」じゃ…
そうすることで、お客さんを獲得することができます。
- 他と同じ「質」の商品を
- 同じような「価格」あるいは
- より高い「価格」で提供する
これでは、いつまで経ってもお客さんを獲得できないでしょう。
フロントエンド商品=「赤字」商品
ですから、「フロンエンド商品」は、「赤字商品」。
正確には、「赤字覚悟の商品」でないといけません。
ここで、賢明な人は、こう思うかもしません。
価格で、勝負していいの?
「スモールビジネスは大企業と違って、価格で勝負しちゃダメなんじゃないの?」
はい。その通りですよね。
ですから、「バックエンド商品」で、しっかりと売上(利益)を確保する必要があります。
バックエンド商品=「黒字」商品
「フロントエンド商品」から「バックエンド商品」までの導線が、組み込まれている。
そうすれば、「フロンエンド商品」の赤字は、「バックエンド商品」の黒字でカバーできます。
もう一度、確認します。
「バックエンド商品」は、「黒字」商品でした。
この「黒字」というのは、どの地点において、「黒字」なのでしょうか?
バックエンド商品が、低価格?
言うまでもなく、
「フロンエンド商品〜バックエンド商品の流れ(全体)」
の中で、「黒字」という意味です。
「当たり前でしょ?」と、思うかもしれませんね。
ではなぜ、低価格で、「バックエンド商品」を提供しているのでしょう?
赤字覚悟のフロントエンド商品
自分たちと、同じような「質」の商品を提供するライバル。
それらと比較されても、選んでもらえるようにする。
そのために「価格」の安い、「赤字覚悟」の「フロントエンド商品」を提供しました。
原価、広告費、販促費…
「原価」はもちろん、「広告費」や「販促費」も掛かっています。
この赤字は、「バックエンド商品」で回収して、黒字にしなければなりません。
当然のこと、ですね。
まさか、買い切り?
繰り返し、になります。
ではなぜ、低価格で、「バックエンド商品」を提供しているのでしょう?
それって、月額課金の継続商品でしょうか?
まさか、買い切りですか?
「2ステップマーケティング」の場合
スモールビジネスが、
- 「フロンエンド商品」
- ↓
- 「バックエンド商品」
という、「2ステップマーケティング」を実施している場合。
低価格では、やっていけない
基本的には、
高額商品、あるいは、月額課金の継続商品である必要があります。
継続商品とは、いわゆるサブスクリプションのことですね。
高額商品 or 継続商品
要するに、バックエンド商品というのは、
- 高額商品
- 継続商品
の、いずれかである必要があります。
どちらが、より良く商売できる?
繰り返します。
スモールビジネスにおいて、バックエンド商品が低価格では、やっていけません。
考えてみてください。
5万円の広告費と50万円の広告費
仮に、収支トントンまで広告費を出せるとして、
- 5万円の広告費を出せることろ
- 50万円の広告費を出せるところ
どちらの方が、より良い商売ができるでしょうか?
「広告費」や「販促費」を掛けられない
なにも、「売上をたくさん上げましょう!」と言っているわけではありません。
でも現実問題、売上が少なければ、「選択肢」が狭まります。
「広告費」や「販促費」を掛けることも、できません。
商売をうまく回す
バックエンド商品が、
- 高額商品
- 継続商品
であれば、強気で「フロンエンド商品」を広告できます。
その分、商売もうまく回ります。
バックエンド商品は、「高額商品」か「継続商品」でいきましょう。
とはいえ、、、
売りにくい?
もしかすると、
「お客さんの懐事情を考えると、あまり高額な商品は売りにくい…」
と考えているかもしれません。
本当にお客さんのためになるように、懐事情まで心配してあげる。
それは、素晴らしいことだと思います。
でも我々としては、そんな心優しい、あなたの懐事情が心配になってしまいます…。
分割払いを用意する
ですから、「分割払い」を用意して差し上げるのは、どうでしょう?
なにも50万円や100万円を、一括だけで受け取るようにする必要はありません。
12回払いを用意して差し上げれば、それぞれ「約4万円」、「約8万円」ずつで済みます。
- 24回払い:「約2万円」、「約4万円」
- 36回払い:「約1万4千円」、「約2万8千円」
- 48回払い:「約1万円」、「約2万円」
- 60回払い:「約8千円」、「約1万6千円」
携帯電話だって、分割払い
携帯電話の本体代金だって、分割で支払っていますよね。
分割払いなら懐事情を考えても、支払えないことは無いのではないでしょうか。
あなたも対価に見合う報酬を頂けるので、両者に好都合なのではないでしょうか。
高額商品(分割決済可)or 継続商品
まとめると、バックエンド商品は、
- 高額商品(分割決済可)
- 継続商品
が、おすすめです。
書籍を参考にしてみても、良いかもしれませんね。
編集後記
盤石な、バックエンド商品がある。
そのおかげで、フロントエンド商品で、色々な挑戦ができます。
- フロントエンド商品=赤字商品
- バックエンド商品=黒字商品
両輪で、考えていきたいですね。