ビジネスモデルには、大きく2つの種類がある。
- フロービジネスモデル
- ストックビジネスモデル
の2つだ。
フロービジネスモデル
フロービジネスモデルとは、お客さんが流れるビジネスのことをいう。
フローとは、「流れる」という意味だ。要するに、お客さんとの付き合いが、基本的には一回限りで、「売っては流れて、売っては流れて」を繰り返すモデル。
- ウェブ制作会社のホームページ制作
- 美容室のカット、カラー
- 税理士の確定申告代行
などが当てはまる。リピートはあるかもしれないが、契約などをするわけではないので、収入が安定しない。それに対して…
ストックビジネスモデル
ストックビジネスモデルとは、お客さんを蓄えるビジネスのことをいう。
ストックとは、「蓄える」という意味だ。要するに、お客さんとの付き合いが、基本的には何回も続く、「積み上げ型」のビジネスモデルのこと。
- 携帯電話の代金
- スポーツジムの月会費
- 不動産の賃貸料金
などが当てはまる。リピートが前提なので、一回販売すれば、あとは安定的に収入が得られる。なので…
売上の心配がなくなる
ストックビジネスモデルは、「毎月、売上が心配…」ということがない。
なぜなら、月初めにはその月の売上が確定されていて、仮に一切新しい顧客を獲得できなかったとしても、一定の売上が確保されているからだ。
加えて、積み上げ型で売上を上げていくことができる。少しずつでもいいから、毎月着実にお客さんを獲得していけば、3年後には、確実に売上が上がっていることが予想できる。
だが、フロービジネスモデルでは、3年後に確実に売上が上がっているかはわからない。少なくとも、ストックビジネスモデルよりは予想ができない。
なぜなら、積み上げ型ではないからだ。売っては流れるから、ずっと新規集客をしなければならない。もしかすると、3年後には新規集客ができなくなっているかもしれない。
「売上が上がってるかどうか」という次元の話ではなく、「事業が続いてるかどうか」という話にすらなってくる。
極端な話、「ストックビジネスモデルじゃないと、将来的に家族を養っていくことができない」とすら言えるだろう。
「でも、携帯電話、スポーツジム、不動産賃貸なんて始めることができない…」「どうすればいいんだろう…」
スモールビジネスのストックビジネス
携帯電話、スポーツジムなどのビジネスモデルは、スモールビジネスにとっては現実的ではないだろう。
イニシャルコストが高過ぎるし、そもそもそんな経営能力なんてない。スモールビジネスというか、ビッグビジネスだ。
じゃあ、何が向いているのか?スモールビジネスの理想的なストックビジネスモデルは何なのか?
その選択肢の一つが「会員制ビジネス」になる。
会員制ビジネスであれば、高額な投資資金は必要ないし、ビッグビジネスを動かす経営能力だって必要ない。
極端な話、月額課金の決済サービスさえ導入できれば、誰でも簡単に会員制ビジネスを始めることができる。
時間と共に、売上が上がることが予想できる、積み上げ型のストックビジネスモデル、「会員制ビジネス」であれば、将来的に家族を養っていくこともできる。
ストックビジネスモデルを自分の商売に取り入れていくのに、早過ぎるということはない。あなたも会員制ビジネスを取り入れていこう。