お客様の声を集める。
マーケティングについて知れば知るほど、その重要性が理解できます。
しかし、「どうやって集めるの?」と悩んでいる方も多いはず。
実際に我々の生徒さんや会員さんの中にも、この疑問は多いんです。
そこで今回、具体的な「お客様の声の集め方」をお伝えします。
多くの人がやりがちなこと
オンラインで集客をする場合、
- ランディングページで商品に申し込んでもらう
- ホームページから問い合わせを獲得する
という方法が一般的です。
その際に、多くの人は、「コピーライティング」スキルを高めようと努力します。
コピーライティングに関する書籍もたくさん出ています。
まだ学んだことがない方は、一度目を通してみるといいでしょう。
コピーライティングも大切だけど…
もちろん、ある程度のコピーライティングスキルはあったほうがいいです。
しかしそんなことよりも、重要な要素があります。
その要素があれば、あなたの商品の魅力は、数倍伝わります。
そして、正しいお客さんを、自然と集めてくれます。
その要素とはなんでしょうか。
それは、「お客様の声」
結論、「お客様の声」です。
お客様の声の重要性については、至るところで言われていますよね。
お客様の声も、コピーライティングに欠かせないパーツなんです。
コピーライティングへの誤解
コピーライティングと言うと、ついつい、
- かっこいい、文章テクニック
- 心理学をふんだんに織り交ぜた、文章術
を思い浮かべてしまう方もいます。
コピーライティングはあくまでも、手段です。
コピーライティング=手段
商品の価値を、「よりわかりやすく」知ってもらう手段。
コピーライティングは、決して、魔法のテクニックではありません。
- 商品の魅力は、どうやったら正しく伝わる?
- より選びやすくするには、何が必要?
- どうすれば、信じてくれる?
このような原理原則を考えた結果、編み出された科学的手法です。
お客様の声は、強力なツール
そこで、お客様の声です。
考えてみれば自明ですが、お客様の声は、最強のセールスツールです。
理由は、単純です。
販売者自身ではなく、他人が証明してくれているからです。
自分ではなく、他人に言ってもらう
自分自身ではなく、実際の購入者に証明してもらえれば、
- 商品の魅力は、どうやったら正しく伝わる?
- より選びやすくするには、何が必要?
- どうすれば、信じてくれる?
これらは、一挙に解決です。
あらためて、「お客様の声」ってすごいですね。
でも、そもそもお客様の声って、どうやって集めたらいいんでしょうか。
お客様の声の集め方
「じゃ、早速お客様の声を集めよう」
ここま読んで、行動力のある方は、このように考えるかもしれません。
ご安心ください。具体的なガイドラインをご紹介します。
3つの疑問
お客様の声を集めるには、
- いつ集めるか?
- どうやって集めるか?
- 何を聞けば良いのか?
この3つの疑問がクリアになっていれば、実践できますよね。
(1)いつ集めるか
まず、いつ集めるか。
基本は、「いつでも集める」心持ちでいただきたいです。
お客様の声を頂ける機会を、常に狙っておくことが大切です。
「変化」が起こったときが、最適
中でもおすすめのタイミングは、商品を使って「変化」が起き始めたときです。
変化を実感している瞬間というのは、お客様もテンションが高まっています。
そのタイミングで感想をもらえれば、良い声が聞けそうですよね。
小さな変化でも大丈夫なので、積極的に聞くようにしましょう。
(2)どうやって集めるか
続いて、どうやって集めるか。
おすすめの方法は、インタビュー形式です。
Zoomなどのビデオ会議ソフトを使って、直接聞けたらベストです。
インタビューなら、気軽に感想が聞ける
「インタビュー形式」がミソです。
いきなり「お客様の声を撮らせてください!」
となると、相手は身構えてしまいます。
インタビューなら、「質問に答えるだけ感」がでるので、ハードルが下がります。
- 「◯◯さんの、ここまでの感想をお聞きしたいです」
- 「アンケートをご用意しているので、お答えいただけますか」
とお願いすれば、ほとんどの場合、快諾してくれます。
(3)何を聞けばいいのか
そして最後の疑問は、「何を聞けばいいのか」ですよね。
これには、テンプレートがあります。
これは、実際に私たちが現場で使っているものです。
お客様の声質問テンプレート
- 参加される前の悩みについて
- 参加してみてどのような変化があったか
- 参加にあたり悩んだこと
- それでも参加しようと思った理由
- どんな方におすすめしたいか
この5ステップで、インタビューしていきます。
「参加」の部分は、「購入」や「申込み」に置き換えて使ってください。
ポイントは、悩みがどう変わったか
お客様の声を収集する時に、大切なこと。
それは、「悩みがどう変わっていったか」というストーリーです。
お客様の声を集める目的は、もちろん集客力を上げることです。
しかしもう一つ重要なことがあります。
それは、「疑似体験」をしてもらうことです。
いかに「疑似体験」をしてもらうか
「あ、この人もこう言っているし、自分もできそう」
こう思ってもらえたら、お客様の声の目的達成です。
特に、前もって体験しづらい商品の場合は、大切ですね。
自分に属性の近い人が語るストーリーで、疑似体験してもらう。
お客様の声を集める時は、これを念頭においてください。
編集後記
紹介した5つの質問は、紙上で行うアンケートでも、そのまま使えます。
オンラインでもオフラインでも、本質は変わりません。
5つの質問で、材料を集めましょう。
お客様の声は、マーケティングにおける最大の資産です。
ぜひ実践してみてください。
ただし、1つ注意点が…。
お客様の声をオンラインに掲載する際は、もちろん本人の許可を取りましょう。
当たり前ですが、念の為、補足です。