ブログは、今でもなお、ネット集客メディアの王道です。
- 記事を読んだ人が、問い合わせをくれる
- 記事を読んだ人が、メルマガ登録やSNSフォローをしてくれる
- 会社情報を載せておくことで、信頼されやすくなる
ブログには、ネット集客におけるメリットがたくさんあります。
ブログは古い?
しかし一方で、
- 「ブログは古い」
- 「ブログは集客に使えない」
- 「ブログなんて読まれない」
このような意見も、ありますよね。
意見は人それぞれですが、「食わず嫌い」するのは、少々もったいないことです。
ブログについて学べる書籍
ブログに対して抵抗がある方は、この機会に少し考え直してみてはどうでしょうか。
ブログについて、詳しく解説されている書籍もあります。
これだけ、求められているということですね。
ブログの悩みのタネ
しかし、このブログについて。
効果があるとわかっていながらも、苦労されている方がいます。
悩みのタネは、主にキーワード選定。
キーワードを制するものが…
思えば、
キーワードを制するものは、ブログを制す。
このように言われた時代もありました。
ですから皆、キーワード対策を施します。
しかし、
- 「キーワード対策をしても、検索上位に表示されない…」
- 「キーワードツールを使っても、競合が多すぎて…」
こんな悩みをよく耳にします。
キーワードツールを使う?
多くの人が、ブログを攻略しようと思ったとき行うこと。
それは、ツールを使ったキーワード選定です。
そりゃ、便利なツールはどんどん使うべきです。
しかし、1つ問題が。
みんなと同じになる
それは、「みんな同じようなブログになる」ということ。
没個性で、他との差がない記事に仕上がります。
例えば、「筋トレ 」のようなキーワード。
こんなもん、大人気のキーワードです。
ありきたりで、競合が多い
キーワードツールで調べると、
- 「筋トレ 食事」
- 「筋トレ メニュー」
- 「筋トレ 時間」
- …etc
このようなキーワードが出てきます。
いかにも攻略が難しそうですし、すでに競合が強そうですね。
ツールに頼りすぎない
キーワードツールは便利ですし、ほとんどの人が使います。
しかしその分、競争率は激高なんですね。
本格的に「ネット集客」を考えるのであれば、ツールに頼りすぎるのも、問題です。
では、どうすればいいのか。
自分の頭で考える
ツールを使うことに加えて、やらなければならないことがあります。
それは、「自分の頭で考える」こと。
当たり前に聞こえますが、キーワード選定だと、それができていない人が多いんです。
ついつい、ツールに依存してしまうんです。
自分で考えるのが難しいんだよ…
「自分の頭で考えましょう」。
こんな風にお伝えすると、
「自分で考えるって言ったって、それが難しいんだよ」
という意見も返ってきそうです。
今回はそんな方のために、大切な考え方を共有したいと思います。
重要なエピソード
「キーワード選定を自分の頭で考える方法」
これをお伝えしようと思いますが、その前に、あるエピソードをお話します。
キーワード選定を考える上で、とても重要な話です。
それは、歴史小説を読もうと探していたときのこと。
歴史小説について、ネットサーフィン
「なんか歴史小説読みたいな〜」
と思い立った私は、Googleで検索を行いました。
検索キーワードは、「経営者 歴史小説」です。
せっかく読むのであれば、できるだけ学びが多いものがいい。
「経営者が読んでいる小説であればぜひ読んでみたい」。
純乎たる好奇心で、探しまくりました。
検索の結果、たどり着いた記事
すると、検索結果がズラっと出てきました。
まさに私が望んでいる情報がたくさん。
そこで、目についた記事がこれでした。
主にこの記事を参照し、本を選びました。
「経営者 歴史小説」と検索する人は?
私がどの小説を選んだかは置いておいて。
この時、考えたことがあります。
『「経営者 歴史小説」と検索するのは、どんな人か』
ということでした。
ビジネスに関心の高い人
恐らく、「経営者」に関連する人たちが、検索するはずです。
- 現在、事業を営んでいる人
- これから、起業したいと考えている人
- 会社の役員・マネージャークラス
こんな人たちが、検索しそうですね。
「経営者が集まる」ということは?
「経営者 歴史小説」というキーワードは、経営者が集まる。
ということは、ですよ。
例えば、経営者相手に商売をしている人にとって、狙い目のキーワードになります。
競争が激しいキーワード
経営者相手に、「ホームページ制作」を売るとします。
その場合、「ホームページ制作 格安」みたいなキーワードになりがちです。
これらのキーワードは、いわゆるビックキーワードです。
つまり、競争が激しい。
「ずらし」て考える
上位表示できれば強いけど、一筋縄ではいきません。
みんな、ここ(ビッグキーワード)を狙っていますからね。
そこで重要になってくるのが、「ずらし」のテクニックです。
真っ向勝負は避ける
「ホームページ制作 格安」のキーワードを元に、記事を書く。
これが、一般的です。
しかし、このキーワードは、競合が強すぎる。
強敵と、真っ向勝負することになります。
歴史小説という「ずらし」
では一方で、「経営者 歴史小説」であれば、どうでしょう。
直接ビジネスにつながるとは思えません。
しかし、集めたい層は経営者なので、同じですね。
ここに、ヒントがあります。
「ずらし」の本質
- 経営者であれば、歴史小説が好きだろう
- ということは、歴史小説に関する記事を書こう
- そしてその記事から、本当に読んでもらいたい記事へ誘導しよう
という順番で考えることができます。
これが「ずらし」の本質です。
ターゲットが興味があることを、くまなく発信
ターゲットが興味ありそうな情報は、とにかく発信してあげる。
この意識が大切です。
「自分のターゲットはどこにいるんだろう」と、常に考える。
「どこ」というのは、「ネット上の場所」のことです。
ネット上での場所とは、キーワードを指します。
キーワード=場所
「こんなキーワードの情報の周りに、ターゲットは集まっている」
これがイメージできれば、競争無しで集客につなげることができます。
具体例を出してみましょう。
このは屋のケース
実際に、我々このは屋で考えた、キーワードを公開します。
我々の集めたい層は、スモールビジネスの経営者です。
その人はネット上のどこにいるか、を考えます。
ターゲットの1日を考える
効果的な考え方は、「そのターゲットの1日を考える」ことです。
- 「チャットワーク」で、外注先と業務連絡をしている
- 「ワードプレス」でブログを更新している
- 「WIX」でホームページを作っている
- …etc
このように、具体的な作業が出てきます。
すると、発信すべきキーワードがわかりますよね。
「じゃ、チャットワーク関連の記事を書こう」となるわけです。
ターゲットの行動パターン
- 利用しているサービス
- 愛用しているもの
- よく行く場所
- よく読む雑誌
- チェックしているブログ
- フォローしている人
これらに着目すると、「ずらし」のキーワード選定はしやすくなります。
想像が難しければ、既存客に直接聞いてみましょう。
関係なさそうなキーワードでも、発信する
一見、関連がなさそうなキーワードでも、チャンスはあります。
集めたい層が注目している情報があります。
売ろうとしている商品と、直接関係なくてもいいんです。
日常で感じる疑問や質問
ターゲット層が、日頃の業務の中で生じる疑問や質問。
ここにも、出会いのきっかけは、たくさんあります。
「ずらし」のキーワード選定で、競争から逃げましょう。
編集後記
「ずらし」は、連想ゲームみたいで面白いですよ。
ターゲットの1日を考えるだけでも、かなり具体度が上がるのでオススメです。
まずは、ターゲットが日常業務の中で生じる、疑問や質問をピックアップしてみましょう。