「ヌードルハラスメント」という言葉を、あなたは知っているでしょうか?
麺類を食べるときのズルズル音が、周りに迷惑を掛けているというものです。
テレビ番組で、特集が組まれていたこともあります。
外国人が、ストレスを感じている?
外国人観光客が日本のラーメン屋さんで、ストレスを感じているとのことでした。
周囲のお客さんが、麺をズルズルとすすっているのを聞いて、
- 「ズルズル音を聞くと、まずくなる」
- 「マナーが、悪いと思う」
- 「海外だったら、みんなが注目する」
- …etc
といったものが、彼らの意見のようです。
あなたは、どう思いますか?
この、ヌードルハラスメント。
あなたは、どう思うでしょうか?
テレビ番組の出演者の意見
ちなみに、テレビ番組の出演者は、
「郷に入っては郷に従えという言葉がありますので、基本的にはその地の文化に順応すべきだと思いますが、我々も気をつけなければいけませんね。」
といったコメントで、まとめていました。
あなたは、どう思うでしょうか?
「何を気を付けなければ、いけないんだろう?」
個人的には、このコメントを聞いた時に、
「何を気を付けなければ、いけないんだろう?」
と、思いました。
文化を尊重する?ケチを付ける?
麺をズルズルとすするのは、日本の文化でしょう。
他国の文化を尊重するならまだしも、ケチを付けるのは、いかがなものでしょうか。
なぜ、
- 日本に住む
- 日本人が
- 日本で
- 日本食
を食べている時に、日本に住んでいない、外国人に気を使わなければならないのでしょう。
お門違いとは
- 欧米人に、「パンを手づかみで食べるのは、不衛生である」
- 先住民族に、「虫を食べるのを見てると、不快になる」
- …etc
と伝えるくらい、お門違いではないでしょうか。
文化を尊重する?ケチを付ける?
なぜなら、それが、その人達の「文化」だからです。
他国の文化を尊重するならまだしも、ケチを付けるのは、いかがなものでしょうか。
そもそも、なぜ我々は、わざわざ海外に旅行をするのでしょうか。
なぜ、わざわざ海外に旅行をするのか
「観光地を、巡るため」ということはもちろん、あるでしょう。
ですが、理由の一つに、「文化を、体験するため」もあるのではないでしょうか。
そのために、わざわざ海外に旅行をするのではないでしょうか。
麺のズルズル音が嫌なら…
麺をすするときの、ズルズル音が嫌なら、
- 自国の、ラーメン屋さんにでも行けばいい
- ネットで、日本食を買って、食べれば良い
というか、そもそも、日本でラーメンを食べるのをやめればいい。
本末転倒とは
他国の文化を尊重するならまだしも、ケチを付けるのは、いかがなものでしょうか。
本末転倒とは、このことだなと思いました。
そしてこれは、ネット集客でも同じように気をつけなければいけないことなのです。
大量のアクセスを集めているものは?
- ブログにしても、
- YouTubeにしても、
- SNSにしても、
大量のアクセスを集めているのは、「おもしろコンテンツ」です。
このこと自体に、異論の余地は無いでしょう。
「ウチも何か、おもしろいことが、できないかな?」
でも、だからといって、
「ウチも何か、おもしろいことが、できないかな?」
と考えるのは、早計です。
自分(自社)の見せ方
「郷に入っては郷に従う」という考え方は、大切です。
ですが、自分(自社)の見せ方も、慎重に検討する必要があります。
たとえば、孫正義さんが、スライム風呂に入っていたらどうでしょうか?
有名人だから面白いかもしれないけど…
「面白くないでしょう?」
と伝えようと思いましたが、これはこれで少し面白いかもしれませんね。
けれど、それは孫正義さんが、有名人だからです。
中年男性のスライム風呂
どこの誰だか分からない中年男性が、一人でスライム風呂に入っている。
・・・。
ぜんぜん、面白くないでしょう。
むしろ、不快です。
スライム風呂に入る必要は無い
自分(自社)の見せ方も良くならないでしょうし、売上も増えないでしょう。
ですから、
「YouTubeで、スライム風呂に入る動画が人気」
だからといって、あなたが入る必要はありません。
コーラにメントスを入れる必要も無い
もちろん、ブログでも、SNSでも、同じです。
あなたは、
- スライム風呂に入る必要は、ありません
- 砂浜に埋まる必要は、ありません
- コーラにメントスを入れる必要は、ありません
苦手なことをしなくて良い
もちろん、趣味でやるのは結構です。
でも基本的に、自分(自社)の苦手なことをして、集客しようとする。
これでは、本末転倒です。
「大量のアクセス」など必要ない
そもそも、これらの手法の前提となっているのは、「大量のアクセス」です。
「大量のアクセス」など、我々スモールビジネスには、一切必要ありません。
大量のアクセスを、追い求めるからでしょう。
「面白ければ良い」という勘違い
「面白ければ良い」
という勘違いが、発生するのは。
結果、自分とは合わないお客さんと、付き合わなければならなくなります。
「仮面を被った自分」
「仮面を被った自分」を見せているのですから、当たり前です。
仮面を被った状態で、付き合ったお客さん。
そういった人とは、仮面を取った、素の状態の付き合いが難しくなります。
それだと、しんどくなるでしょう。
仮面を取った、素の状態で、お客さんと付き合いをしたいものです。
書籍を参考にしてみても、良いかもしれませんね。
編集後記
「おもしろくないと、いけない」
という空気や同調圧力に、あなたが合わせる必要は、ありません。
屈する必要も、ありません。
我々は、スモールビジネスオーナーです。
一国一城の主なのです。
自分ができることを、等身大にやっていけば良い。
あなたはまだ、おもしろコンテンツで、大量のアクセスを集めようとしますか?