スモールビジネスのネット集客に、面白コンテンツなんて必要ない

「ズルズルすると汚い」

ちょっと前に話題に上がった『ヌードルハラスメント』。あなたは知っているだろうか?外国人観光客が日本のラーメン屋さんで、隣の客が麺をズルズルとすすっているのを聞いて、ストレスを感じているとのこと。

ズルズル音を聞くとまずくなる、マナーが悪いと思う、海外だったらみんなが注目するというのが彼らの意見のようだ。当時、ニュース番組で特集が組まれていた。

このヌードルハラスメント。あなたはどう思うだろうか?ちなみにニュースのキャスターは、「郷に入っては郷に従えという言葉がありますので、基本的にはその地の文化に順応すべきだと思いますが、我々も気をつけなければいけませんね。」

といったコメントでまとめていた。もちろん、キャスターだから、情報を伝達することが仕事で、個人の意見など伝える必要はないし、言及しづらい。とはいえ、私はこのコメントを聞いた時に、「何を気をつけなければいけないんだろう?」と思った。

麺をズルズルとすするのは、日本の文化だろう。なぜ日本に住む、日本人が、日本で、日本食を食っている時に、日本に住んでいない、外国人に気を使わなければならないのだろう。

マサイ族に「手でメシを食べてるのを見てると不快になる」と伝えるくらいお門違いじゃないか。まあ、マサイ族が手でメシを食べてるかは知らないが。

それに外国人観光客も日本の文化を体験するために、わざわざ旅行しに来ているんじゃないのか。麺のズルズル音が嫌なら、自国のラーメン屋にでも行けばいいし、ネットで日本食でも買って食ってれば良い。というか、そもそも日本でラーメンを食べるのをやめればいい。

せっかくマサイ族に会いに行ったのに、綺麗な服を着て、お皿の上の肉をナイフとフォークで上品に食べていたらガッカリするじゃないか。(いや、それはそれでおもしろいか)

本末転倒とはこのことだなと思った。そして、これはネット集客でも同じように気をつけなければいけないことなのだ。

おもしろコンテンツなんて必要ない

「スライム風呂に入って面白い?」

ブログにしても、ユーチューブにしても、SNSにしても、大量のアクセスを集めているのは『面白コンテンツ』だ。このこと自体に、異論の余地はないだろう。

でも、だからといって「ウチも何か面白いことができないかな?」と考えるのは早計だ。「郷に入っては郷に従う」という考え方は大切だが、自分の見せ方も慎重に検討する必要がある。

孫正義さんがスライム風呂に入っていたらどうだろうか?「面白くないだろう」と伝えようと思ったが、これはこれで少し面白いかもしれない。だけど、それは孫正義さんが有名人だからだ。

どこの誰だかわからない中年男性が、一人でスライム風呂に入っていても何も面白くない。むしろ、不快だ。なによりも、そんな不快な動画が広がれば、自分の価値や自分の提供する商品・サービスの価値が低下してしまう恐れがある。

だから、ユーチューブでスライム風呂に入る動画が流行っているからといって、あなたが入る必要はない。もちろん、ブログでもSNSでも同じだ。あなたは砂浜に埋まる必要はないし、ペットや風景、自撮り写真をキレイに加工してアップロードする必要もない。(趣味でやるのは結構)

自分の苦手なことをして集客する。これでは本末転倒だ。そもそも、これらの手法の前提となる「大量のアクセス」など我々スモールビジネスには一切必要ないのだ。大量のアクセスを追い求めるから「おもしろければいい」などという勘違いが発生してくる。

結果、自分とは合わないお客さんと付き合わなければならなくなる。仮面を被った自分で勝負しているのだから、当たり前だ。仮面を被った状態で付き合ったお客さんとは、仮面を取った素の状態の付き合いだと、しんどくなる。

「面白くないといけない」という空気や同調圧力に、あなたが合わせる必要はないし屈する必要もない。一国一城の主なんだから、自分ができることを等身大にやっていけばいい。

あなたはまだ、面白コンテンツで大量のアクセスを集めたいと思うだろうか?

編集後記

ヌードルハラスメント。

海外の旅行客が不快に思うからでも、東京オリンピックのためでもなく、日本人の中で不快に思う人が増えてきたから変える。であれば、自然だから良いと思う。

だけど、無思考で母国より他国を優先するのはちょっと違うんじゃないかな〜。あなたはどう思うだろうか。

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