日清カップヌードルのCMを、覚えているでしょうか?
ビートたけしさんが、出演されていたものです。
CMには、いくつかのバージョンがありました。
強いメッセージ性
メッセージ性が強いので、いろいろと物議をかもした、このCM。
なかなか、示唆に富んでいました。
特に、ビートたけしさんの言葉には考えさせられました。
ビートたけしさんの言葉
「でも、オレたちはバカをやる。それは、時代を変えるためじゃない。時代に、テメェを変えられないためだ。」学長 ビートたけし
このメッセージのポイントは、
- 「変えるため」
- ではなく
- 「変えられないため」
というところに、あります。
「変えるための」メッセージ
仕事柄どうしても、「変えるため」のメッセージをみる機会が、少なくありません。
- 日本を変える
- 世界を変える
- アレを変える
- コレを変える
- …etc
「よく見る」メッセージ
「変えるため」のメッセージをみる機会が、少なくありません。
これらのメッセージが、「良い・悪い」ではありません。
単純に、「よく見る」ということです。
「変えられないため」のメッセージ
ですので、ビートたけしさんの「変えられないため」のメッセージ。
これは、斬新に感じました。
「変えるため」の視点は、もちろん大切でしょう。
ですが、「変えられないため」の視点も、大切ではないでしょうか。
それは、スモールビジネスのウェブ集客でも、同じことです。
何をすれば良いの?
ウェブ集客について、本やセミナーで勉強する。
すると、何をすれば良いのか、分からなくなるのではないでしょうか。
ウェブ集客は、
- ブログだ!
- Twitterだ!
- Facebookだ!
- リスティング広告だ!
- YouTubeだ!
- プロダクトローンチだ!
- LINE@だ!
- Instagramだ!
- …etc
なぜ、「おすすめ」と言うのか
そう。
- いろいろな立場の人が
- いろいろな正義を振りかざして
- いろいろな意見を発信
しています。
ブログ集客コンサルタントは、「ブログがおすすめ」と言う
言うまでもありませんが、
- ブログ集客コンサルタントは、「ブログがおすすめ」と言います。
- リスティング広告代行業者は、「リスティング広告がおすすめ」と言います。
- SNS集客コンサルタントは、「SNSがおすすめ」と言います。
当たり前ですね。
彼らは、それで食っているのですから。
学べば学ぶほど、分からなくなる?
我々も、ウェブ関連の情報が好きで、これまでたくさんの本やセミナーで学んできました。
ですが当初は、学べば学ぶほど、何をやれば良いのか、分からなくなってしまっていました。
- 「ブログがおすすめ」と言われれば、ブログに
- 「リスティング広告がおすすめ」と言われれば、リスティング広告に
- 「ソーシャルメディアがおすすめ」と言われれば、ソーシャルメディアに
力を、入れてきました。
答えは、外側には無い
その経験から、分かったことがあります。
それは、「答えは、外側には無い」ということ。
実は、答えは、「内側」にありました。
どういうことでしょうか。
時代に、テメェを変えられてない?
「ブログ集客コンサルタントに言われて、ブログをやる」
というのは、いわば、「時代に、テメェを変えられている」ということです。
文章を書くのが苦手な人にとって、ブログ記事を書くのは苦痛そのもの。
ウェブで集客する方法が、ブログしか無いのであれば、それでも仕方ありません。
ですが、ご存知の通り、全然そんなことはありません。
得意なことは、人それぞれ違う
- 動画で話すことが得意なら、YouTube
- 数字の分析が得意なら、リスティング広告
- 人と交流するのが得意なら、ソーシャルメディア
- …etc
得意なことは、人それぞれで違います。
自分は何が得意で、好きなのか
そして、ウェブで集客する手段なんて、いくらでもあります。
肝心なのは、外側の、「誰かに言われたからやる」のでは無いのです。
内側の、「自分は何が得意で、好きなのか」を考える方が、先だということです。
文章を書くのが好きなら、ブログをやれば良い
その上で、
「文章を書くのが好きなので、ブログをやる」
と決めたなら、ブログに取り組めば良いでしょう。
正しい順番
あるいは、コンサルタント先生に教われば良い。
この順番を、逆にしては、いけないのです。
「変えること」も大切でしょうが、「変えられないこと」も大切です。
時代の「べき論」に従う?
我々は、スモールビジネスオーナー。
一国一城の主なのですから、時代の「べき論」に従う必要などありません。
まずは、「自分は何が得意で、好きなのか」を考える。
そうしてから、ウェブ集客に取り組み始めることをおすすめします。
ウェブ集客については、書籍を参考にしてみても、良いかもしれませんね。
編集後記
マーケティングにおいて、理想の顧客(ペルソナ)分析は必須です。
響くメッセージとするためには、徹底的にその人のことを考えなければなりません。
でも、自分(自社)の分析も、同じく大切では、ないでしょうか。
やはり何事も、「好きで取り組んでいる人」には、かないません。