「ペンパイナッポーアッポーペン」。一世を風靡した、大人気のYouTube動画「ペンパイナッポーアッポーペン」。あなたは見たことがあるだろうか?まだ見たことが無い場合は、一度見てみることをおすすめする。まぁ、毛嫌いせずに。
不思議な音楽ととともに、これまた不思議な衣装を着た男が踊っている。動画は、ジャスティン・ビーバーがシェアしたことにより爆発的に世に広まった。今や一億回以上も再生されている。世界中で人気を博し、いろいろなパロディ動画まで登場するほどの人気となった。
- 韓国の「江南スタイル」
- 日本の「ペンパイナッポーアッポーペン」
といったイメージだ。この「ペンパイナッポーアッポーペン」。なぜここまで流行った(バズった)のだろうか?もちろん、ジャスティン・ビーバーのシェアが火付け役となったのは間違いないのだが、それを抜きにしても、考察できる点はいくつかある。
動画の特徴をまとめていくと、バズった理由が垣間見えてくるのだ。今回は、「ペンパイナッポーアッポーペン」から学ぶ「バズりの5条件」についてみていこう。
バズりの5条件
「PPAPバズ法」
- 短い
- わかりやすい
- インパクトがある
- 真似しやすい
- 拡散しやすい
この5つが「ペンパイナッポーアッポーペン」動画の特徴であり、バズった5条件と考えられる。ひとつひとつ簡単に解説していこう。
1. 短い
今回の動画は「1分8秒」というとても短いものだ。この短さがポイントとなる。今やYouTubeにしても、ネットにしてもスマホ片手に気軽に楽しむことが主流である。
10分や20分といった動画は、気軽に楽しむことには向いていない。そんな中、1分程度の短い動画があれば、「とりあえず見てみようかな」という気持ちになる。この気楽さ・手軽さがポイントとなる。
2. わかりやすい
- 「I have a pen」
- 「I have an apple」
- 「Apple pen」
ペンパイナッポーアッポーペンでは、とても簡単な英単語を使っている。どれも日本でいえば、中学校で習うものばかりである。このわかりやすさも一つのポイントだ。
3. インパクトがある
これはいうまでもない。内容はもちろん、衣装も奇抜なものを着てビジュアル的にもインパクトがある。これが何の変哲もない衣装だったらどうだろうか。おそらく印象に残らなかっただろう。インパクトのあるビジュアル。これも一つのポイントだ。
4. 真似しやすい
ペンパイナッポーアッポーペンは、振り付けが簡単なので、とても真似しやすい。ペンとアップルとパイナップルを、両手で組み合わせるだけである。真似しやすければ、広まりやすいのは、一発屋芸人などのネタなどからも明らかだろう。
5. 拡散しやすい
「拡散しやすい」というのは見落としがちなポイントだ。今回、ペンパイナッポーアッポーペン動画では白バックで撮影がされている。この白バックというのがポイントだ。背景が単色だと、動画の「切り抜き」がしやすいのだ。つまり、カスタマイズして遊べるということだ。
そのおかげで、世界中でパロディ動画が作られている。本家の動画に加えて、パロディ動画が作られれば、パロディから入った人は「本家もみてみたい」となるのはごく自然なことである。その結果、ペンパイナッポーアッポーペンの動画がより多くの人に広まるということになる。
編集後記
「おもしろコンテンツ」というのは、そのままでは活用できなさそうに思う。
でも特徴を分解してみていけば、一つ一つは我々スモールビジネスでも活用できるものがある。
大手と比べて、機動力のあるスモールビジネスが、時代を捉えているものに学ばない手はない。
この記事への反響
加工のしやすさまでは考え付かなかったですw / “バズりの5条件!ピコ太郎のペンパイナッポーアッポーペンから学べ!” https://t.co/3QcO98QP2W
— がみたか@バーズ®︎ファシリテーター (@gamitaka02) 2016年10月25日
確かに!ピコ太郎すげー
バズりの5条件!ピコ太郎のペンパイナッポーアッポーペンから学べ! https://t.co/K3HmJhwCCM— のりこ@シュフー知恵袋 (@noriyuayuzuyui1) 2016年10月25日