「創って、作って、売る」のサイクル。

このは屋のお兄さん。茨城出身のおばあちゃん子で、持ち味は皆を幸せにする笑顔。相撲には目がなく、朝青龍のモノマネを得意とする。趣味は料理で得意料理は祖母直伝「きんぴらごぼう」
「2年で会社を変えられますか?」
ここ数日私は、三枝 匡さんの著書「V字回復の経営」を読んでいます。
私自身も、先輩方からおすすめされた本なので経営者であれば誰もが知る名著なのかなと思います。
内容をナナメ的に言うと、凄腕コンサルタントが業績不振の会社を2年で立て直すというストーリーです。
その立て直してく過程の中に、業績不調の会社で起こり得るパターンや危うい傾向などが示唆されています。
ストーリー仕立てになっているので、とても読みやすく難しい話でもすっと頭に入ってきますね。
ここで私がこの本について長々と論評してもあまり求められていないと思いおますので(笑)
印象に残った1つのフレーズを紹介したいと思います。
そのフレーズとは、「創って、作って、売る」です。
これは、物語の中に出てくるコンサルタントが商売のサイクルの基本として掲げていました。
そしてこのサイクルをどれだけ早く回せるかが業績アップの鍵と説明していました。
1つ1つの意味は
●創って
企画や商品自体のアイディア立案
●作って
商品・サービス自体の制作
●売る
顧客に届ける営業行為
という事になります。
要するに、成績の好調な企業はこの循環が速いんです。
連鎖的に、商品開発から販売まで一気通貫して行っているというわけですね。
V字回復の経営に出てくる話は題材が大手企業なだけに青二才の私にとっては、正直ピンとこない話でした。
しかし私は気づきます。
「あ、これ数ヶ月前に実践していたな〜」と。
そうなんです。
この、「創って、作って、売る」のサイクルを小規模なりにも行っていたんです。
その方法とは・・・
商品開発をメルマガで行い、LPで売る。
「ワークショップを開催しよう」
と意を決して企画を考えはじめた時のことです。
このは屋では、毎月ウェブマーケティングの実践に特化したワークショップを開催しています。
今ではある程度テーマも固定化し、多くの方に満足いただいていますがやりはじめの時は、実際何をテーマにすれば良いか分かりませんでした。
ある程度のイメージはできていたのですが、お客さんがどんなものが欲しいかについては単たる仮説でした。
ここではまだ、「創って」の段階ですね。
前述したように、調子を上げていくには「創って、作って、売る」のサイクルをいかに早く効率的に回すかがポイントということでした。
そのためには「創って」の段階から戦いの火蓋は切られています。
となれば、できるだけ「創って」の段階で正解に近い仮説やアイディアを練っておきたいですよね。
その為に活用したのが、メールマガジンです。
「え?メルマガって顧客との接触、維持に使うのもでしょ?」
と思う方も多いかと思います。
ですが、実は商品開発にも活用できるんです。
「創って」の部分を、会社だけでやるのではなくメルマガ読者と共に行うのです。
つまり、既存客や見込み客を巻き込んで商品・サービスのアイディアを考えるのです。
例えばこうです。
「今度ワークショップを開催するのことになったんですが何か習得したいテーマありますか?」
「例えば、Facebook広告とか、WordPressとか、ランディングページとか・・・何かご希望のテーマがあれば教えてください」
というように、メルマガ読者に直接聞いてしまいます。そうすれば、一定数の方は答えてくれます。
そして回答をまとめていきます。
こうして、ワークショップが出来上がったのです。
頂いた回答の中には、私たちも想定していなかったテーマも含まれていました。
メルマガ読者のこうした希望は、現状で抱えている悩みの裏返しということになりますので1つ1つが商品、サービスのヒントになります。
メルマガにて集めた意見を参考に、ここから本格的に「作る」作業に移ります。
そして、売る時に必要になるのがランディングページですね。商品を作り終わったら、それをランディングページで告知します。
通常であれば、このランディングページをどうやって宣伝しようか迷いますよね。
「広告を出すしかないか・・・」
と考えるのが普通の流れですよね。
でも大丈夫です。その商品を欲しい人が身近にいるんです。
そうです。
メルマガでアンケートに答えてくれた読者の方にまずは告知を行えばいいんですね。
メルマガ読者の方も自分の悩みを解決できると分かれば迷わず購入してくれるんですね。
さらに、自分のリクエストに答えてくれたということで参加意識も高まります。
メルマガを使うと得られる効用は
・本当に求められている商品、サービスが分かる
・一緒に商品を作っていける
・売りやすい
ということになります。
接触のツールという使い方以外にも大変有効な使い方がメルマガにはあるんですね。
ぜひ、商品開発という側面からメルマガを活用してみてください。
編集後記
今回は「メルマガが突破口?成約率100%の商品を生み出す商品作りのすすめ」についてお伝えさせて頂きました。
商品やサービスを売るとなると、前提としては本当に欲しい人に売るということです。
それが、メルマガアンケートを使うと実現するんですね。
商品をお客さんと共に創る、共創を行っていけるといいですね(^o^)