横浜みなとみらい。
言わずと知れた、観光スポットですよね。
その中心的な存在とも言えるのが、ランドマークタワー。
高さ296メートル、夜景が綺麗なことでも有名です。
ランドマークタワーの集客
さて、ここで視点を変えて、ランドマークタワーの集客について考えてみましょう。
立地が立地ということもあり、集客には苦労していなさそうです。
日曜日ともなれば、多くの家族連れや、カップルが集まる。
お金を落としてくれない
しかし…昔のとある時期、売上は順調とは言えなかったそです。
ランドマークタワーには立ち寄ってくれるけど、お金は落としてくれない。
こういった状況だったと。
集客のために行った一手
その状況に業を煮やしたランドマークタワーは、ある施策を打ち出します。
それが…「プロジェクションマッピング」。
壁に映像が映し出される、あれですね。
そのプロジェクションマッピングを目玉イベントとして、集客を試みました。
そして、巧妙なのはここからです。
プロジェクションマッピングでの戦略
プロジェクションマッピングは、18時から開催。
そして、そのプロジェクションマッピングの整理券を、10時から配布します。
その整理券欲しさに、お客さんは10時に集まるわけです。
ただ、お客さん側に、ある問題が。
そう、「18時まで、何しよう〜」です。
18時までの空き時間
お客さんは。18時まで時間が空きます。
その間に、ランドマークタワーで時間を潰す、という流れになるわけです。
18時までの待ち時間で、ランドマークタワーにお金を落としてくれる機会が増える。
このような目論見で整理券という案を考えた、と。
これは効果的なやり方ですよね。
ウェブ集客でも一緒
実はこのランドマークタワーの行った施策には、重要な要素が含まれているんです。
それは、、、
お客さんの「導線設計」です。
導線設計の考え方は、集客とは切っても切れないテーマなんです。
取り組みが部分的になっている
- 「ブログやってます」
- 「メルマガやってます」
- 「Youtubeやってます」
- 「Facebookやってます」
いまや、多くの方がウェブ集客のために、何かしらの取り組みをしています。
しかしほとんどの方が、うまくいかない。
その原因として、「部分的に取り組んでいる」が挙げられます。
施策の、「整合性・つながり」がないんですね。
結局、導線がないから上手くいかない
先程の、ランドマークタワーの例で言えば…
「プロジェクションマッピングだけをとりあえずやっている」ということ。
何も考えずプロジェクションマッピングだけを開催する。
これだと、瞬間的に集客できるでしょうが、店舗の売上には貢献してくれません。
整理券からの流れが肝
整理券から、店舗に誘導する。
この導線があったから、施策は成功したわけです。
- 整理券の為に並ぶ
- 8時まで時間が空く
- ランドマークタワーで過ごす
- 買い物や食事をする
こんな順番で進むことを考えていたのです。
ウェブ集客でも一緒です。
ブログで集客する場合
例えば、ブログ。
- 「まず100記事書きましょう」
- 「検索上位を狙いましょう」
たいていの場合、このようなことに躍起になってしまう方が多いんです。
しかし重要なのは、「アクセスを売上に変えていく仕組み」です。
つまり、ブログからの導線設計。
アクセスを売上に変える仕組み
YouTubeであろうと、Facebookだろうと同じです。
一度接触したユーザーを、売上に変える仕組みを作る。
さもなければ、ユーザーは蜘蛛の子を散らすように、何処かに消えてしまいます。
では、どのようにアクセスを売上に変えていけばいいのでしょうか。
導線設計の基本
アクセスを売上に変えるには、以下のような仕組みを作ります。
- ブログやYouTubeに訪れる
- メールアドレスを登録する
- ステップメールで情報が届く
- 商品・サービス案内ページをみる
- 購入する(or メルマガで別商品購入)
基本はダイレクトマーケティング
せっかく集めたアクセスを無駄にしないためにも、導線を用意しておきましょう。
このあたりは、ダイレクトマーケティングの基本です。
書籍を参考にしてみても、良いかもしれませんね。
何か無料で配布できない?
導線設計のとっかかりとして、何か無料で配布できるものを考えてみましょう。
- サンプル
- 音声
- 動画
何でも構いません。
整理券の代わりとなる何かを、アクセス者にプレゼントしましょう。
ご自身の商売における整理券はなんでしょうか。
ぜひ考えてみてくださいね。
編集後記
整合性を考えるのは、ウェブ集客を行っていく上で、必須ですね。
悲しいかな、この整合性がない人が本当に多いんです。
場当たり的な施策だけに目を奪われず、全体設計を描く必要があります。
「お客さんは、どう動くか」という導線を考えれば、やるべきことが見えてきますよ。