セールスレター。
ネット集客を考えた時、多くの方が、真っ先に用意するものでしょう。
セールスレターとは、告知・宣伝用の手紙。
セールスレター次第で、集客の数が変わると言っても過言ではありません。
セールスレターが書けません
ところが…「セールスレターが書けません」という方は、非常に多いです。
仮に書けたとしても、
- 集客につながらない
- 反応率が低い
という悩みをよく耳にします。
そこで今回は、「反応の取れるセールスレターの成功法則」についてお伝えします。
我々も、今回のポイントを意識するだけで、反応率が改善されました。
そのヒントは、お笑い芸人のライブにありました。
お笑いライブでのこと
先日、お笑いライブを鑑賞するため、ヨシモト∞ホールに行ってきました。
ワンマンライブではなく、総勢30組が出場するお笑いイベントです。
その30組の内、1組だけが次のステージへ進める。
という、何とも熾烈な戦いでした。
3分間の戦い
持ち時間は3分。
1組ずつ、怒涛にネタを披露し、観客が面白いと思った人に投票する。
観客側には、芸人さんの名前が書かれた、投票用紙が配られています。
私も、鋭い眼光で、全芸人さんを審査しました。
笑いっぱなしのライブ
結果、どの芸人さんも、爆笑必至。
私は、ネタの最中、ずっと笑っていました。(ツボが浅いためか…)
笑いっぱなしで、ライブの幕は閉じ、投票用紙を提出。
そして、帰路に向かいました。
どのネタも覚えていない…
帰りの電車で、ふとライブの余韻に浸っていました。
しかし驚くことに、どの芸人さんのネタも、覚えていませんでした。
思い出そうとしても、「どんなネタだっけ…」という始末。
うろ覚えもいいところです。
なんで、覚えていないんだろう…
そこで、気づきました。
記憶に残る要素がない
それは、「記憶に残る要素がない」ということ。
芸人さん達は、
- 衣装を奇抜にしたり、
- 歌を歌ってみたり、
- 声が独特だったり、
と、それぞれの独自性を出してはいるんですが、いまいち記憶に残らず。
ヒットした芸人さんの特徴
試しに、爆発的にヒットした芸人さん達を振り返えってみましょう。
例えば、
- 8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」
- クマムシの「あったかいんだから〜」
- 波田陽区の「残念!」
- 小梅太夫の「チックしょう〜」
- 小島よしおの「そんなの関係ねー」「オッパッピー」
- バイキング小峠の「なんて日だ」
- オリエンタルラジオ(Radio Fish)の「パーフェクトヒューマン」
- ブルゾンちえみの「35億」
- …etc
一発屋も含まれていますが、世の中にブームを巻き起こしたことは事実です。
ネタの完成度よりも、「記憶」
彼らのネタは、否応なく耳に残りますし、記憶にも定着します。
「ネタが巧妙に作られていて面白い」
という笑いではなく、なんか癖になる面白さです。
いくら綿密にネタを作り上げたとしても、お客さんの記憶に残らなければ、その場限り。
ネタの完成度は重要ですが、ブレイクを狙うのであれば、まずは記憶に残らなければなりません。
共通点は、覚えやすいフレーズ
先述した芸人さんに共通していることは、「耳から離れないフレーズ」です。
彼らはネタの中で、何度もキラーフレーズを繰り返します。
最初は、「なんだそれ」と思いつつ。
3回目あたりから、クスクス笑ってしまいます。
「来るぞ〜」と分かっていても、笑ってしますんですね。
ライブの芸人さんには、フレーズがなかった
先日のお笑いライブに、話を戻します。
出場していた芸人さんには、このキラーフレーズが無かったんですね。
だから、いまいち記憶に残っていない。
まずは覚えてもらう
ネタの巧妙さは歯牙にもかけず、まずは覚えてもらうこと。
この戦略が、駆け出しの芸人さんには必要じゃないかな〜と感じました。
観客に持ち帰ってもらえるようなフレーズを考えることが、とても重要だと思います。
そしてこの考え方は、セールスレターでも同じなんです。
セールスレターでも同じ
お笑い芸人は、ネタが勝負。
我々スモールビジネスでは、コンテンツ・商品が勝負。
コンテンツや商品の見せ場は、なんと言っても、セールスレターでしょう。
(セールスレター≒ランディングページ)
このセールスレターを読んで、購入する/申し込むを決めるわけです。
セールスレターで興味をそそれなければ、読者は離脱してしまいます。
それは、なんとしても避けたい。
セールスレターでキラーフレーズを使う
その際に活用できるのが、キラーフレーズです。
ヒット芸人さんのネタのように、記憶に定着するフレーズを使うのです。
そのキラーフレーズは、あなたの武器となり、ブランディング素材となります。
キラーフレーズを考える手順
キラーフレーズを考える手順は、簡単です。
- ターゲットを考える
- ターゲットの「当たり前」を考える
- 「当たり前」を裏切
この3つの手順で、興味をそそるフレーズが作れます。
〜ですよね?実は…
「当たり前」を裏切ることで、意外性を演出することができます。
- あなたは〜と考えていますよね?
- でも実は〜なんですよ!
このように伝えると、「えっ?」と目に留めてもらえます。
フレーズの作り方は、書籍を参考にしても良いかもしれませんね。
何度も伝える
キラーフレーズは、1度使うだけでは意味をなしません。
何度も繰り返すことで、脳内に擦り込まれます。
芸人さんたちも、キラーフレーズを何度も繰り返しますよね。
それと同じく、セールスレターの中で、何度も繰り返すことがポイントなのです。
編集後記
キラーフレーズを構築すれば、「○○といえば、〜さんだね」という風に、覚えてもらえます。
さらに、フレーズを使えば、効果的なブランディングにも繋がりますね。
相手の記憶に、どのように定着させるか。
ぜひここをじっくり考えて、キラーフレーズを作ってみましょう。

