「消えてしまった、過去のページを見たい」と思ったことは、ないでしょうか?
- ブックマークしていたお気に入りのコンテンツが、消されてしまった
- デザインの参考にしていたサイトが、リニューアルしてしまった
- ウチのサイトの過去のデザインが、どんなものだったか忘れてしまった
色々なケースで、過去に存在していたページを見たいときがあると思います。
消えてしまった過去ページを見る方法
そんなときは、「仕方ない」と、あきらめてしまっていたかもしれません。
でも、あきらめなくて、大丈夫です。
実は、消えてしまった過去ページを見る方法があります。
さっそく、その方法を確認していきましょう。
WayBack Machineとは
WayBack Machineは、消えてしまった過去ページを見れるサービスです。
- 消えた過去ページの検索
- 自社サイトデータの登録
WayBack Machineでは、主にこの2つのことができます。
WayBack Machineの使い方
それぞれの使い方を、ステップ・バイ・ステップで、確認していきましょう。
(1)消えた過去ページの検索
まずは、メインのサービス「過去ページの検索」です。
実際に、データ検索をしてみましょう。
使い方は、とても簡単です。
- WayBack Machineにいく
- 検索窓に、URLを入力する
- ボタンを、クリックする
すると、検索結果が出ます。
過去ページを見れる
それが、WayBack Machineに保存されているデータです。
クリックすることで、保存されているページが表示されます。
このように、WayBack Machineを使えば、簡単に過去ページを見ることができます。
(データが表示されない場合は、保存されていないということですので、見れません。)
(2)自社サイトデータの登録
WayBack Machineのもう1つの使い方は、「自社サイトデータの登録」です。
実は、規模の小さいサイトだと、データが保存されていないことがあります。
なぜかというと、WayBack Machineのシステムが、自社サイトに訪れていないからです。
自動で登録してもらうのを待つというのも1つの手ですが、手動で登録することもできます。
手動で登録する方法
手動登録のやり方を、確認していきましょう。
- WayBack Machineのページにいく
- 「Save Page Now」部分に、URLを入力する
- 「SAVE PAGE」ボタンを、クリックする
- 「Saving page now」という画面が、表示される
- その後、「Page Saved as」という画面が、表示される
- 登録完了
このように、WayBack Machineにサイトデータを登録しておく。
そうすることで、キャプチャーデータを残さずとも、データを保存することができます。
WayBack Machineの活用方法
さて、WayBack Machineの使い方を確認しました。
次に、具体的に、どのようなときに使うのかを確認していきましょう。
(1)中古ドメイン購入時のキャッシュ検索
まずは、「中古ドメイン購入時のキャッシュ検索」です。
中古ドメインの購入を、検討する。
その際には、ドメインの
- 文字列
- 運用歴
- …etc
に加えて、過去データもチェックしておく必要があります。
歴史が長いほど、信頼がある
一般的に、何事も、歴史が長いほど、信頼があるとされるものですね。
ドメインも同じように、運用歴が長いほど、信頼があるとされています。
そういった理由から、中古ドメインというものが、有料で取引されています。
ですが、もしかすると、そのドメインが過去にペナルティを受けている可能性もあります。
ドメインの歴史を確認
そうなると、せっかく有料で買ったドメイン。
にも関わらず、マイナスからのスタートということになってしまいます。
WayBack Machineを使えば、その点もクリアできます。
(2)サイトデザインの参照
次に、「サイトデザインの参照」です。
- ホームページ制作
- ブログカスタマイズ
- ランディングページ制作
- …etc
では、多くの場合、デザインの良質なサイトを参考にします。
- 色使い
- デザイン構成
- 素材の使い方
- …etc
参照する部分は、たくさんあります。
デザインに関する本も、参考にするでしょう。
リニューアル前のページを見る
ですが、せっかくの参照サイトも、運営元がリニューアルしてしまった。
そうなると、元のページを見ることができなくなってしまいます。
そういった場合にも、WayBack Machineを活用することができます。
データがあれば、リニューアル前のページを見ることができます。
サイトデザインの参照を、引き続きできるというわけです。
(3)自社サイトデータのバックアップ
最後に、「自社サイトデータのバックアップ」です。
自社サイトデータのバックアップ方法としては、
- HTMLで保存しておく
- キャプチャー画像を保存しておく
といった方法が、あります。
データを残しておく
WayBack Machineを使えば、それらに加えた方法を取ることができます。
Web上に、データを残しておくという方法です。
きちんとしたデータであれば、
- HDDやSSDに加えて
- クラウド上で保管しておく
などの必要が、あるでしょう。
Webに保存しておくという考え方
ですが、簡易的なデザインまで、そのように保存するというのは、現実的ではありません。
ちょっと参照したいときに、フォルダを探すなど、色々な工程を踏まなければなりません。
その点、WayBack Machineで、Web上に保存しておく。
そうすれば、簡単にデータを参照することができます。
データのバックアップの選択肢の1つとして、WayBack Machineを活用できます。
デザインについては、書籍を参考にしてみても、良いかもしれませんね。
編集後記
過去ページのデータを見たいという機会は、意外と少なくありません。
我々は、WayBack MachineをChromeのブックマークに入れています。
そして、いつでも参照できるようにしています。
WayBack Machineを活用してみることを、おすすめします。