「競合との差別化が難しい」
「自分の強みをなかなか伝えられない」
「USPが定まらない」
今回は、このような悩みを抱えている方にお送りします。
ウサイン・ボルト選手の話から、自社の商品・サービスの差別化に役立つ考え方をお伝えします。
ウサイン・ボルト選手といえば、誰もが知るスーパースターですね。
100メートル、200メートルともに金メダルを獲得しました。彼の走りは、何度見ても、圧巻ですね。
現在はサッカー選手としても活躍しているようですね。
Youtubeでサッカーの試合を見ましたが、走りは、やはり顕在でした(^^)
短距離走は、よーいどんで始まりすぐに結果が目に見えるので、見ていてとても楽しいですよね。
それにしても、なんでボルトはあそこまで早いのでしょうか。
「そりゃ、身長、体格が人一倍立派だからだろう」
と多くの人は思うはずです。
確かに、ボルトは196cmありますからその他の選手に比べ、体格には恵まれています。
でも実は、瞬発力の求められる短距走では、体格は弊害にもなるのです。ほとんどの選手の身長平均は180cmと言われています。
彼らに比べると大型のボルトは、体格的に不利と言われています。それでも、あの強さには凄まじいものがありますよね。
さらに、ボルトは「脊椎側湾症」という持病を抱えているのです。
「脊椎側湾症」とは、背骨がS字に曲がってしまう病気で体の発達とともに、体に影響が出てしまうのです。
実際にこの持病が原因で、当初ボルトは速く走れなかったそうです。
しかし
「金メダルの嵐」
「3冠達成」
といった数々の伝説を残し、全世界にその名を轟かせました。
なぜそんな事ができたのか?
その答えは、ボルトの対応力にあります。自分の弱点を活かし、ハンディキャップを克服したのです。
実際に自分の病気にも、体を左右に揺らすことで調整し、独自の走り方を身に着けまし。
よく見ると、ボルトの走り方は少し特徴的ですよね。
ボルトは
体格が不利→他の選手より大きな1歩
脊椎側湾症→体を左右に揺らし、揺れと走りを連動させる
というように、克服したのです。
ボルトは、例え自分に不利な部分があっても
・その特徴を活かした走り方を模索して
・その走りができる体の仕組みを作り上げる
という努力を行ったのです。
自分の特徴を活かすという意味ではマーケティングでも大切な考え方ですよね。
特徴を活かし、それを強みに見せる
自社の特徴をうまく利用して競合と差別化していくことは、言わずと知れた文句ですよね。
ポジショニングなんて言葉もありますがターゲットとなるお客様に対して
・他とどう違うのか
・自社の商品・サービスを受けるとどう嬉しいのか
といった部分を明確にしなければ、売ることは容易ではないですね。
商品は何を買うかではなく、誰から買うかがポイントですから、きちんと独自性を出す必要があるわけです。
独自性を出すために必要なことは、まず自分の「負」をわきまえることです。
自分を卑下するのではなく、できないことを認めるんです。
私たちの場合であれば
自分たちのノウハウが「真新しい卓抜としたもの」とは思っていません。
ノウハウであれば、多くのコンサルタントの講座やセミナーもありますし、書籍やブログ記事でも今の時代は入手できます。
ですから、ノウハウが強みだとは思っていません。
もちろん、ノウハウを良くする努力は怠りませんし自社のコンテンツに対して確乎たる自負はあります。
しかし、私たちの土俵はそこではないと自覚しております。
では、どこか?
それは、「実践」です。
ノウハウは溢れている中で、実践部分の情報が明らかに欠けています。
「これ結局どうやったらいいんだ〜」という部分に提供できる、サービスは自社の圧倒的な強みだと思っています。
これまで数々のWebマーケティングを実践してきた経験から語れることは実際の作業が生じる実践の部分ということです。
一見陰りがあったとしても、しっかり自分たちの特徴を分析すれば多くの人に価値を感じてもらえる商品・サービスになるんですね。
そして、ただ特徴を理解しただけでは商品・サービスは売れません。
その特徴や強みを表現する仕組みが必要です。
私たちであれば、1日がかりのワークショップという形で提供しています。
ボルトが弱点を克服し金メダルを獲得したように自社の特徴を理解し、それを提供できる仕組みを整えてみて下さい。
編集後記
今回は「ボルトは走るのに不利な身体だった?弱みを強みに変える差別化発想法」についてお伝えさせて頂きました。
ウサイン・ボルトは、他の選手に比べて筋肉、プロポーションが素晴らしいですよね。
一流の選手は、見た目も一流なんですね。「形から入る」ことって案外大切なことです(^o^)