- 打席に入るまでの、一連の動き
- キックをするまでの、特徴的な動作
野球のイチロー選手と、ラグビーの五郎丸選手。
二人は、どちらも独自のルールを持っていました。
いわゆる、「ルーティーン」というものです。
なぜ2人は、いつも同じルーティーンをしていたのでしょうか。
ルーティーンとは
もちろん理由は、常に最高のパフォーマンスをするためでしょう。
そもそもルーティーンとは、何でしょうか?
それは、良いパフォーマンスができたときの動きを、普段から行なうことです。
一定のパフォーマンスを保つ
あるいは、良いパフォーマンスをできるように、動きを決めておくことです。
一種の、「おまじない」みたいなものですね。
それによって、一定のパフォーマンスを保つことができます。
ルーティーンの効用
この、ルーティーン。
一つは、「パフォーマンスを、一定にする」という目的があります。
ですが、他にも効用があるのです。
それは、「余計なことを、考えなくて良い」ということ。
どっちに、しようかな~?
例えばイチロー選手が、バッターボックスに入るとき。
どちらの足から入るか、決めていたといいます。
いちいち、
- 「今日は、右足から入ろうかな?」
- 「左足から、入ろうかな?」
- 「どっちに、しようかな~?」
なんて、考えません。
どちらが、良い結果を残せるか
考えてみてください。
仮に、2人の選手がいたとします。
- 「どちらの足から入るか、あらかじめ決めているイチロー選手」
- 「その都度、どちらの足から入ろうか悩んでいる選手」
どちらが、良い結果を残せるでしょうか?
おそらく、イチロー選手でしょう。
他のことを考えられる
なぜなら、他の選手が、
- 「今日は、右足から入ろうかな?」
- 「左足から、入ろうかな?」
- 「どっちに、しようかな~?」
なんて、考えている時。
すでにイチロー選手は、次のことを考えられるからです。
「ルーティーン以上のこと」を考えられる
- 「今日のピッチャーの配球は、直球よりも変化球の方が多いな」
- 「ランナーが2塁にいるから、右方向に打つようにしよう」
- 「サードの動きがニブいから、セーフティバントをしてみようか」
- …etc
ルーティーンとして、動きを決めておく。
そのおかげで、「ルーティーン以上のこと」を考えられるようになります。
差が出ない方がおかしい
その間、他の選手は、
- 「今日は、右足から入ろうかな?」
- 「左足から、入ろうかな?」
- 「どっちに、しようかな~?」
・・・。
・・・。
・・・。
成果に差が出ない方が、おかしいでしょう。
2つの効用
つまり、
- パフォーマンスを、一定に保つことができる
- 余計なことを、考えなくて良い
この2つが、ルーティーン化の効用といえます。
そして、このルーティーンは、商売でも役に立つのです。
ルーティーン化されていない証拠
- 「今日は、メルマガを書こうかな?」
- 「いや、書かないでおこうかな?」
- 「どっちに、しようかな~?」
このように、悩んでいるとしましょう。
それは、「メルマガを書く」ということが、ルーティーン化されていない証拠です。
右足か、左足か
もちろん、メルマガを書いた方が良いのかどうか。
これは、それぞれの商売で異なるでしょう。
- 右足から、バッターボックスに入った方が良いのか
- 左足から、バッターボックスに入った方が良いのか
それぞれの選手で、異なるのと同じことです。
どっちが良いかわかったら…
ただし、「右足から、入った方がパフォーマンスが良い」と分かったとします。
そうしたら、右足から、入るようにした方が良いのは、間違いありません。
わざわざ左足から入る必要なんて、無いですよね。
つまり、ルーティーン
要するに、ルーティーン化するということです。
なぜなら、
- パフォーマンスを、一定に保つことができる
- 余計なことを、考えなくて良い
からです。
その先を、考えられる
「余計なことを、考えなくて良い」
というのはつまり、「その先を、考えることができる」ということです。
メルマガ執筆をルーティーン化すれば、その先を考えられます。
反対に、メルマガ執筆をやめることにしても、その先を考えられます。
やるにしても、やらないにしても
例えば、
- 「メルマガを書いているから、ブログ化して、リンクをSNSに投稿しよう」
- 「メルマガで集客しないから、その分、DMやニュースレターに力を入れよう」
という具合です。
コミットするなら
イチロー選手と、五郎丸選手。
二人が、ルーティーンを行なっていた理由は、パフォーマンスを発揮できるからです。
この1点にコミットしていたので、黙って、いつも同じことができたわけです。
商売でも、同じことです。
どちらかしかない
パフォーマンスを発揮することにコミットすれば、
- 黙って継続的に、メルマガを書く
- メルマガをやらない代わりに、他の手段に力を入れる
どちらかの、選択肢しかありません。
最初の一歩
最も良くないのが、書くか否か決めていないことです。
ルーティーン化の、最初の一歩。
それは、良いパフォーマンスができた時の動きを観察することです。
決めるのは、あなた自身
メルマガを、書くべきかどうかを決めるのは、
- 白いヒゲを生やした、海外の有名マーケッターではありません
- 黒ぶちメガネをした、コンサルタント先生でもありません
一国一城の主の、あなた自身です。
今一度、観察してみよう
- 右足から、バッターボックスに入った方が良いのか
- 左足から、バッターボックスに入った方が良いのか
今一度、観察してみることをおすすめします。
書籍を参考にしてみても、良いかもしれませんね。
編集後記
「イチロー選手が、毎朝、カレーを食べている」
一時期、話題になったことがあります。
私も、野球をやっていました。
ですので、イチロー選手の真似をしようと朝カレーをしていた時期がありました。
3日で、終わりましたが。