前回は、WordPressブログとHTMLコーポレートサイトを分けて運用する話をしました。
前回の記事はこちらです。
WordPressブログとHTMLサイトを分けて運用してみた。使い分けの考え方とは?

今回は、AIで作ったHTMLサイトのSEO設定についてお話しします。
SEOというと、WordPressプラグインを思い浮かべる人も多いかもしれません。
でも、静的HTMLサイトでも、基本的なSEO設定はできます。
今回のコーポレートサイトでも、公開前後にいくつか確認しました。
実際のサイトはこちらです。
AIで作ったHTMLサイトのSEO設定をしてみた
今回のコーポレートサイトは、WordPressではなく、静的HTMLサイトです。
そのため、SEOプラグインは使っていません。
ページごとのHTMLに、必要な設定を直接入れています。
今回、確認したSEO設定
- titleタグ
- meta description
- canonicalタグ
- OGPタグ
- Twitterカード
- 構造化データ
- robots.txt
- sitemap.xml
- 内部リンク
- URL形式
- スマホ表示
- 表示速度
こうして並べると、意外と多いです。
ただ、ひとつずつ確認すれば、静的HTMLサイトでも十分に対応できます。
HTMLサイトでも、SEO対策はできるのか?
HTMLサイトでも、SEO対策はできます。
WordPressでなければSEOができない、ということはありません。
大切なのは、検索エンジンと読者に、ページの内容を分かりやすく伝えることです。
SEO設定で大切なこと
- ページの内容が、分かるタイトルにする
- 検索結果で、内容が伝わる説明文を書く
- 正規URLを、明確にする
- ページ同士を、内部リンクでつなぐ
- 検索エンジンに、サイトマップを伝える
- スマホで、読みやすくする
- 表示速度を、極端に重くしない
SEOは、特別な裏技ではありません。
ページを分かりやすく整えることが、基本です。
今回のサイトでも、その基本をひとつずつ確認しました。
titleタグを、ページごとに設定した
まず大切なのが、titleタグです。
titleタグは、検索結果やブラウザのタブに表示されるタイトルです。
ページの内容を、短く分かりやすく伝える必要があります。
今回のtitleタグの考え方
今回のコーポレートサイトでは、ページごとにtitleタグを設定しました。
例えば、次のような形です。
- トップページ:このは屋合同会社|自分の商売を、自分で育てる。
- 進め方ガイド:進め方ガイド|このは屋合同会社
- 選ばれる理由:選ばれる理由|このは屋合同会社
- 会社概要:会社概要|このは屋合同会社
- AI時代のDIY:AI時代のDIY|このは屋合同会社
本文中やヘッダーでは、「このは屋」という表記を使っています。
ただ、検索結果では既存サイトと区別しやすいように、「このは屋合同会社」を入れました。
ここは、サイト名の見せ方として大切にした部分です。
titleタグで気をつけたこと
- ページ内容が、分かるようにする
- 会社名を、入れる
- 長くなりすぎないようにする
- 検索結果で、不自然に見えないようにする
- 全ページで、同じタイトルにならないようにする
titleタグは、SEOの基本です。
でも、基本ほど大切です。
meta descriptionを、ページごとに書いた
meta descriptionは、検索結果に表示されることがある説明文です。
必ずそのまま表示されるわけではありません。
それでも、ページ内容を整理するために、設定しておく価値があります。
descriptionで意識したこと
- ページ内容を、短く説明する
- 読者にとって、何が分かるページかを伝える
- 不自然にキーワードを、詰め込まない
- ページごとに、内容を変える
- 会社サイトとして、落ち着いた表現にする
descriptionは、広告文ではありません。
読者が検索結果を見たときに、「このページは何のページか」が分かるようにするものです。
今回も、売り込み感を出しすぎないようにしました。
canonicalタグで、正規URLを指定した
canonicalタグは、検索エンジンに正規URLを伝えるためのタグです。
今回のサイトでは、URLから「.html」を消しています。
そのため、canonicalタグも、拡張子なしURLにそろえました。
canonicalタグをそろえた理由
例えば、次の2つのURLがあるとします。
- https://conohaya.com/guide
- https://conohaya.com/guide.html
中身が同じでも、URLとしては別です。
検索エンジンにとっても、どちらが正規URLなのか分かりにくくなります。
そのため、今回の正規URLは、拡張子なしに統一しました。
統一したもの
- ブラウザで表示するURL
- サイト内リンク
- canonicalタグ
- sitemap.xml
- 構造化データ内のURL
URLの表記がそろっていると、サイト全体が整理されます。
これは、SEOだけでなく、運用面でも大切です。
OGPタグとTwitterカードを設定した
OGPタグは、SNSやチャットでURLが共有されたときの表示に関わります。
前回までの記事でも触れましたが、今回のサイトでは、OGP画像も用意しました。
OGP画像については、こちらの記事で詳しく書いています。
AIでOGP画像を作ってみた。SNSで見えるサイト画像の作り方とは?

設定した主な項目
- og:type
- og:site_name
- og:title
- og:description
- og:url
- og:image
- og:image:width
- og:image:height
- twitter:card
- twitter:image
OGPタグは、直接SEO順位を上げるものではありません。
ただ、共有されたときの見え方に関わります。
サイトの印象を整える意味で、大切な設定です。
構造化データを設定した
今回のサイトでは、構造化データも設定しました。
構造化データとは、ページの情報を検索エンジンに分かりやすく伝えるための記述です。
少し専門的に聞こえますが、要するに、ページの情報を整理して伝えるためのものです。
設定した構造化データ
今回のサイトでは、主に次のような情報を設定しました。
- WebSite
- Organization
- WebPage
- BreadcrumbList
- FAQPage
FAQページでは、FAQPageの構造化データも設定しました。
ページ内容に合った構造化データを入れることで、検索エンジンに内容を伝えやすくなります。
構造化データは、確認が必要
構造化データは、書けば終わりではありません。
間違いがあると、正しく読み取られないことがあります。
そのため、公開後にリッチリザルトテストで確認しました。
また、Search Consoleでも、URL検査を行いました。
robots.txtを作成した
robots.txtは、検索エンジン向けの案内ファイルです。
検索エンジンのクローラーに対して、サイトのクロールに関する情報を伝えるために使われます。
今回のサイトでも、robots.txtを作成しました。
robots.txtで行ったこと
- 検索エンジンに、サイトマップの場所を伝える
- 必要なページが、クロールされるようにする
- 公開サイトとして、基本的な案内を置く
robots.txtは、複雑にしすぎる必要はありません。
今回も、シンプルな設定にしました。
大切なのは、sitemap.xmlの場所が分かることです。
sitemap.xmlを作成した
sitemap.xmlは、サイト内のURLを検索エンジンに伝えるためのファイルです。
今回のような静的HTMLサイトでは、自分で用意する必要があります。
sitemap.xmlに入れたページ
今回のサイトマップには、主に次のページを入れました。
- トップページ
- 進め方ガイド
- 他のサービスとの違い
- 選ばれる理由
- 使命・理念
- 哲学・用語集
- 鼻歌まじりの商売とは?
- 内製化とは?
- よくある質問
- 会社概要
- サービス・提供内容
- AI時代のDIY
- 無料テンプレート申込ページ
- お問い合わせ
サイトマップ内のURLも、拡張子なしにそろえました。
サイト内リンク、canonicalタグ、sitemap.xmlのURLを統一することが大切だからです。
Search Consoleで確認した
公開後は、Search Consoleでも確認しました。
Search Consoleは、Googleにサイトの状態を確認するためのツールです。
Search Consoleで行ったこと
- サイトマップを、送信する
- URL検査を、行う
- インデックス登録の状態を、確認する
- 問題が出ていないか、見る
サイトを公開したら、ただ待つだけではなく、Search Consoleで確認すると安心です。
特に、新しく作ったHTMLサイトでは、サイトマップ送信をしておくと、状態を把握しやすくなります。
内部リンクも、SEO設定の一部
SEO設定というと、タグやサイトマップに目が行きがちです。
でも、内部リンクも大切です。
内部リンクとは、自分のサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。
内部リンクで意識したこと
- 関連するページへ、自然にリンクする
- トップページから、主要ページへ進めるようにする
- フッターから、各ページへ行けるようにする
- CTAページへの導線を、用意する
- ブログ記事から、実物のページへリンクする
この実践記でも、コーポレートサイトへのリンクを入れています。
読者が実物を見られるだけでなく、サイト同士の関係も分かりやすくなります。
スマホ表示も、SEOに関わる
SEOでは、スマホ表示も大切です。
今は、多くの人がスマホでサイトを見ます。
そのため、スマホで読みにくいサイトは、読者にとって良くありません。
スマホ表示で確認したこと
- 文字が、小さすぎないか?
- 見出しが、読みやすいか?
- メニューが、使いやすいか?
- フォームが、入力しやすいか?
- リンクが、押しやすいか?
- スクロールが、カクつかないか?
- 改行が、不自然でないか?
スマホ表示については、こちらの記事でも詳しく書きました。
AIで作ったサイトのスマホ改行を整えてみた。日本語表示の調整方法とは?

SEOは、検索エンジンだけを見るものではありません。
読者が読みやすいかどうかも、大切です。
表示速度も確認した
表示速度も、今回かなり確認しました。
Webフォントや画像を使うと、サイトが重くなる可能性があります。
ただ、設定を整えることで、軽くできます。
表示速度で確認したこと
- 画像が、重すぎないか?
- AVIFやWebPを、使えるか?
- フォントが、キャッシュされるか?
- 不要な外部読み込みが、多くないか?
- スマホで、体感的に遅くないか?
ページ速度測定でも、高得点を確認できました。
ただし、点数は環境やタイミングで変わります。
そのため、点数だけでなく、実際の表示感も見るようにしました。
AIは、SEO設定の確認にも役立った
今回、SEO設定の確認にもAIを使いました。
AIは、チェックリストを作るのが得意です。
静的HTMLサイトでは、WordPressプラグインのような自動設定がないため、確認項目の洗い出しが役立ちました。
AIに相談したこと
- 各ページに、必要なmetaタグは入っているか?
- canonicalタグは、正しいか?
- OGPタグは、足りているか?
- 構造化データに、問題はないか?
- sitemap.xmlに、必要なURLが入っているか?
- URL形式が、統一されているか?
ただし、AIの確認だけで終わりにはしません。
Search Consoleやリッチリザルトテストなど、実際のツールでも確認しました。
SEO設定で、やりすぎないことも大切
SEO設定は大切です。
ただし、やりすぎると、不自然になります。
特に、キーワードを無理に詰め込むのはおすすめしません。
避けたいこと
- titleタグに、キーワードを詰め込みすぎる
- descriptionを、広告文のようにする
- ページ内容と関係ない言葉を、入れる
- 内部リンクを、不自然に増やしすぎる
- 読者より、検索エンジンだけを見る
SEOは、読者に分かりやすくするための整理です。
検索エンジンだけを見てしまうと、文章もサイトも不自然になります。
静的HTMLサイトでSEO設定するときの注意点
静的HTMLサイトでSEO設定をする場合、注意点があります。
注意点1:ページごとに設定する
WordPressのように、管理画面やプラグインでまとめて設定できるわけではありません。
HTMLファイルごとに、titleやdescriptionを確認する必要があります。
注意点2:URLを統一する
URL表記がバラバラになると、管理しづらくなります。
- 表示URL
- canonicalタグ
- 内部リンク
- sitemap.xml
- 構造化データ
これらを、同じ形式にそろえることが大切です。
注意点3:公開後に確認する
ローカルで設定しても、公開後に読み込まれていないことがあります。
そのため、公開URLで確認します。
- ページが、正しく表示されるか?
- metaタグが、入っているか?
- サイトマップが、開けるか?
- 構造化データに、エラーがないか?
設定したつもりでも、公開環境で確認することが大切です。
まとめ
今回は、AIで作ったHTMLサイトのSEO設定についてお話ししました。
要点をまとめます。
- 静的HTMLサイトでも、基本的なSEO設定はできる
- titleタグとdescriptionは、ページごとに設定する
- canonicalタグで、正規URLを伝える
- OGPタグやTwitterカードで、共有時の見え方を整える
- 構造化データで、ページ情報を整理して伝える
- robots.txtとsitemap.xmlを、用意する
- Search Consoleで、サイトマップ送信とURL検査を行う
- 内部リンク、スマホ表示、表示速度も、SEOに関わる
- AIは、チェックリスト作成や確認に役立つ
- ただし、最終確認は実際のツールで行う
SEO設定は、派手な作業ではありません。
でも、公開するサイトでは、とても大切です。
特に静的HTMLサイトでは、自分で設定する部分が多くなります。
AIに相談しながら、ひとつずつ確認していくのがおすすめです。
実際のコーポレートサイトはこちらです。
あなたがHTMLサイトを作る場合も、見た目だけでなく、検索エンジンに伝える設定まで確認してみてください。
- title
- description
- canonical
- サイトマップ
まずは、このあたりから見直すだけでも、サイトの土台が整います。
次回は、AIで作ったサイトのフォームまわりについてお話しします。
お問い合わせフォーム、テンプレート申込フォーム、reCAPTCHA表示など、実際に調整したことを整理します。



