前回は、HTMLサイトのURLから「.html」を消した話をしました。
前回の記事はこちらです。
HTMLサイトのURLから「.html」を消してみた。htaccessで整える方法とは?

今回は、スマホ表示での日本語改行についてお話しします。
今回のコーポレートサイト制作では、スマホ表示をかなり細かく確認しました。
その中でも、特に気になったのが、見出しや短いコピーの改行です。
実際のコーポレートサイトはこちらです。
AIで作ったサイトのスマホ改行を整えてみた
AIでサイトを作ると、大枠はかなり早く形になります。
- ページ構成
- 文章
- デザイン
- コード
まで、AIに相談しながら進められます。
ただし、実際にスマホで見ると、細かい違和感が出ることがあります。
そのひとつが、日本語の改行です。
スマホで気になった改行
制作中、スマホで確認すると、次のような改行が気になりました。
- 「ちょうどいい」が、途中で分かれる
- 「小さな型から」が、不自然に分かれる
- 「自分で育てる」が、途中で分かれる
- 「テンプレート」が、途中で分かれる
- 「改善できる」が、途中で分かれる
- 「独自の言葉と考え方」が、読みにくく分かれる
文章として、読めないわけではありません。
でも、見た目としては、少し引っかかります。
この小さな引っかかりが、サイト全体の印象に影響します。
日本語の改行は、なぜ難しいのか?
日本語の改行は、意外と難しいです。
英語のように、単語と単語の間にスペースがあるわけではないからです。
そのため、ブラウザが自動で改行すると、意味のまとまりとは違う場所で切れることがあります。
意味の途中で切れると、読みにくい
例えば、短い見出しやコピーでは、言葉の途中で切れると目立ちます。
こうなると、読者は一瞬だけ、言葉を読み直します。
ほんの一瞬です。
でも、その一瞬が、スマホでは意外と気になります。
短いコピーほど、改行が目立つ
長い本文であれば、多少の改行はそこまで気になりません。
でも、見出しやキャッチコピーでは、改行の位置が印象を左右します。
特に、次のような文章では、改行位置が重要です。
- トップページのメインコピー
- セクション見出し
- CTAの見出し
- カード内の短い見出し
- フッターのコピー
短い言葉ほど、どこで切れるかが目立ちます。
モバイルファーストで、改行を見直した
今回のサイトでは、PC表示だけでなく、スマホ表示をかなり重視しました。
今は、多くの人がスマホでサイトを見ます。
そのため、PCで美しくても、スマホで読みにくければ不十分です。
スマホで確認したこと
スマホ表示では、次の点を確認しました。
- 見出しが、自然に読めるか?
- 短いコピーが、途中で切れていないか?
- 意味のまとまりで、改行されているか?
- 改行が多すぎて、間延びしていないか?
- PC表示に、悪い影響が出ていないか?
- 実機スマホで、自然に見えるか?
スマホ表示は、単に横幅を狭くするだけではありません。
スマホで読んだときに、自然に目が流れるかどうかが大切です。
実際に調整した改行
今回の制作では、気になった改行を、ひとつずつ確認しました。
ここでは、代表的な調整を紹介します。
「ちょうどいい」を途中で切らない
トップページでは、次のコピーがありました。
- 小さな商売に、ちょうどいい学び方。
スマホでは、これが不自然に切れることがありました。
特に、「ちょうどいい」が途中で分かれると、見た目として気になります。
そこで、「ちょうどいい」をひとまとまりとして見せるように調整しました。
「小さな型から」をまとめる
CTAでは、次のような見出しがありました。
- 最初の一歩は、小さな型から。
これも、スマホで「小さな」と「型から」が不自然に分かれることがありました。
意味としては、「小さな型から」でひとまとまりです。
そのため、スマホでは、このまとまりが崩れないようにしました。
「自分で育てる」を自然に見せる
このは屋のサイトでは、「自分の商売を、自分で育てる。」という言葉を大切にしています。
トップページやフッターにも、この言葉が出てきます。
ここで「自分で」と「育てる」が変に分かれると、少し弱く見えます。
そこで、「自分で育てる。」が自然に読めるように調整しました。
意味のまとまりで、改行を決める
改行を整えるときに大切なのは、意味のまとまりです。
文字数だけで、改行位置を決めると、不自然になることがあります。
意味で見た方が良い例
例えば、次のような言葉は、まとまりで見た方が自然です。
- ちょうどいい
- 小さな型から
- 自分で育てる
- 全体像をつかむ
- 日々の商売で試し、整える
- AIと一緒に、改善できる
- 無料で受け取れる、13個のテンプレート
見た目だけでなく、意味の流れを見ます。
言葉の途中で切れないようにするだけでも、かなり読みやすくなります。
読み上げると、違和感に気づきやすい
改行位置を考えるときは、実際に声に出して読むと分かりやすいです。
声に出して不自然な場所は、画面上でも不自然に見えることがあります。
確認するときは、次の点を見ると良いです。
- 息継ぎの位置として、自然か?
- 意味の区切りとして、自然か?
- 強調したい言葉が、見やすいか?
- 途中で読みにくくなっていないか?
改行は、文章のリズムにも関わります。
PC表示とスマホ表示を、分けて考えた
今回の調整では、PC表示とスマホ表示を分けて考えました。
PCで自然な改行が、スマホでも自然とは限りません。
反対に、スマホで自然な改行が、PCでは不自然に見えることもあります。
PC表示では、広さを活かす
PC表示では、横幅があります。
そのため、無理に細かく改行しすぎると、かえって不自然になることがあります。
PCでは、余白や文字サイズを活かして、ゆったり見せることを意識しました。
スマホ表示では、意味のまとまりを優先する
スマホ表示では、横幅が限られます。
そのため、意味のまとまりを崩さないことを優先しました。
- 言葉の途中で、切らない
- 強調したい言葉を、見やすくする
- 1行が、長くなりすぎないようにする
- 改行が、多すぎないようにする
同じ文章でも、画面幅によって、良い見せ方は変わります。
AIに改行案を出してもらった
今回の改行調整では、AIにも相談しました。
ただし、AIに完全に任せたわけではありません。
まず、見出しや大きめの本文を抜き出しました。
そのうえで、スマホ表示で不自然になりそうな箇所を洗い出しました。
AIに相談したこと
- どの見出しが、スマホで崩れやすいか?
- どこで改行すると、意味が自然か?
- どの言葉を、ひとまとまりにした方が良いか?
- PC表示に、影響を出さずに調整できるか?
- CSSで、どのように制御できるか?
AIは、候補を出すのに役立ちました。
ただし、最終判断は、人間が行いました。
日本語の自然さは、かなり感覚的な部分があるからです。
最終的には、人間の違和感が大切
AIは、改行案を出せます。
CSSの調整もできます。
ただ、最後に「この見え方で自然か?」を判断するのは、人間です。
人間が見た方が良い部分
- 言葉の途中で、切れていないか?
- 読み上げたときに、自然か?
- そのブランドらしい見え方か?
- スマホで見たときに、美しいか?
- 見出しとして、力が残っているか?
今回も、最終的には実機スマホで確認しました。
PCのレスポンシブ表示だけでは、実機と少し違って見えることがあるからです。
実機スマホで確認した
スマホ改行の確認では、実機確認が大切でした。
ブラウザの開発者ツールでも、スマホ幅の確認はできます。
でも、実際のスマホで見ると、印象が変わることがあります。
実機で確認した理由
- 文字の見え方が、実際に近い
- スクロール感を、確認できる
- ブラウザごとの違いに、気づける
- 指で操作したときの感覚が、分かる
- 見出しの圧迫感を、確認できる
今回も、Safari、Chromeなどで見え方を確認しました。
ブラウザによって、余白や動きの印象が少し違うこともありました。
スマホ改行で、やりすぎにも注意した
改行を整えることは大切です。
ただし、やりすぎると逆に不自然になります。
改行を入れすぎると、文章が細切れになってしまうからです。
やりすぎると起こること
- 見出しが、縦に長くなりすぎる
- 読むリズムが、途切れる
- 余白が、間延びして見える
- 強調したい言葉が、弱くなる
- PC表示で、不自然になることがある
そのため、今回は、気になる箇所を優先して調整しました。
すべてを完璧に制御しようとしすぎないことも、大切です。
調整する場所を、優先順位で決めた
スマホ改行は、すべての文章を細かく調整しようとすると大変です。
そのため、優先順位を決めました。
優先して調整した場所
- トップページの大きな見出し
- 各ページのメインコピー
- CTAの見出し
- カード内の短い見出し
- フッターのコピー
- フォーム周辺の短い説明文
目立つ場所ほど、改行の違和感も目立ちます。
まずは、目立つ場所から整えるのがおすすめです。
スマホ改行を整えると、何が変わるのか?
スマホ改行を整えると、サイトの印象が変わります。
大きなデザイン変更ではありません。
でも、読むときの引っかかりが減ります。
良くなったと感じたこと
- 見出しが、読みやすくなった
- 短いコピーの印象が、強くなった
- スマホでの見た目が、整った
- サイト全体の完成度が、上がった
- 言葉の意味が、伝わりやすくなった
改行は、細かい調整です。
でも、スマホファーストで考えるなら、かなり大切な部分です。
AIでサイトを作る人への注意点
AIでサイトを作る場合、スマホ改行は最後に必ず確認した方が良いでしょう。
AIが作ったHTMLやCSSが、PCではきれいに見えることがあります。
でも、スマホでは、別の見え方になることがあります。
確認したいポイント
- トップページの見出しは、自然か?
- 短いコピーが、途中で切れていないか?
- CTAの見出しは、読みやすいか?
- フッターのコピーは、詰まっていないか?
- フォーム周辺の説明文は、読みにくくないか?
- 実機スマホで見ても、違和感がないか?
特に、日本語サイトでは、改行の確認はかなり大切です。
英語サイトとは、見え方の難しさが少し違います。
AIは、改行調整の相棒になる
スマホ改行は、人間の感覚が大切です。
ただし、AIが役に立たないわけではありません。
むしろ、かなり役立ちます。
AIに手伝ってもらえること
- 見出しを、一覧にする
- 不自然になりそうな箇所を、洗い出す
- 改行候補を、出す
- CSSでの調整方法を、考える
- PC表示とスマホ表示を、分ける方法を考える
人間がすべてを手作業で探すと、大変です。
AIに候補を出してもらい、人間が確認する。
この進め方が、現実的でした。
まとめ
今回は、AIで作ったサイトのスマホ改行を整えた話をしました。
要点をまとめます。
- 日本語のスマホ改行は、意外と難しい
- 言葉の途中で切れると、見た目に違和感が出る
- 短い見出しやコピーほど、改行位置が目立つ
- PC表示とスマホ表示は、分けて考える
- 意味のまとまりで、改行を調整することが大切
- AIに改行候補を出してもらい、人間が最終判断する
- 実機スマホで確認すると、違和感に気づきやすい
- やりすぎず、目立つ場所から整えるのがおすすめ
スマホ改行は、かなり地味な調整です。
でも、スマホで読まれるサイトでは、印象に大きく関わります。
今回のコーポレートサイトでも、改行を整えたことで、かなり読みやすくなりました。
実際のサイトはこちらです。
あなたがAIでサイトを作る場合も、最後にスマホで見出しを確認してみてください。
- 言葉の途中で、切れていないか?
- 意味のまとまりで、読めるか?
- スマホで見て、美しく感じるか?
このあたりを見るだけでも、サイトの完成度は変わります。
次回は、WordPressブログとHTMLコーポレートサイトを分けた運用について、お話しします。
- ブログはWordPress
- 会社サイトはHTML
この使い分けが、今回かなり、しっくりきました。



