このは屋 AIエージェント実践シリーズ 2026.06.25

    モデル選びよりプロンプトが大事?Gemma4で実際に比較してみた

    ローカルLLMを試していると、つい気になるのがモデル選びです。 Gemmaが良いのか? Qwenが良いのか? DeepSeekはどうか? モデル...

    記事を読む 読了目安 7 分 / AI時代の自作と内製化
    モデル選びよりプロンプトが大事?Gemma4で実際に比較してみた
    AI × DIY × Small Business 読んで終わりではなく、自分の商売に戻す。

    記事の最後で、ネット集客を自分で整えるための無料テンプレートを受け取れます。

    ThemeAIエージェント実践シリーズ
    Updated2026年6月25日
    Next Step記事の末尾で無料テンプレートを受け取れます

    ローカルLLMを試していると、つい気になるのがモデル選びです。

    • Gemmaが良いのか?
    • Qwenが良いのか?
    • DeepSeekはどうか?

    モデルごとに、特徴はあります。

    実際、私たちも、Gemma4とQwen3 4Bを比べてみました。

    その結果、今回の文章づくりでは、Gemma4の方が使いやすそうだと感じました。

    ただ、検証を進める中で、もう1つ大きな発見がありました。

    それは、同じGemma4でも、指示の出し方で、結果がかなり変わるということです。

    今回は、ローカルLLMにおけるプロンプトの大切さを、実際の出力をもとに整理してみます。

    目次
    このは屋 | モデル選びよりプロンプトが大事?Gemma4で実際に比較してみた
    このは屋 | モデル選びよりプロンプトが大事?Gemma4で実際に比較してみた
    このは屋
    (生成AI×デジタルマーケティングスクール)
    スモールビジネス特化の学び舎。スモールビジネスオーナーに向けて、ネットから集客する方法、オンラインで商売する方法、労働集約型から知識集約型へ移行する方法、安定した継続的な収入源を確保する方法…etc。悔いの無い生涯を謳歌する為の、鼻歌まじりの商売と生涯を、ワンストップで、トータルにサポートしている。

    結論:モデルだけでは、仕事に使える文章にならない

    最初に結論です。

    AIモデルを選ぶことは、大切です。

    ですが、良さそうなモデルを入れただけで、仕事に使える文章が完成するわけではありません。

    • AIには、何をしてほしいのかを伝える必要があります。
    • さらに、何をしてほしくないのかも伝える必要があります。

    今回、Gemma4に同じ文章を渡して試したところ、指示を具体的にした後の方が、元文章の意図に近い結果になりました。

    つまり、モデル選びと同じくらい、やはり、プロンプト設計も大切です。

    今回使った元文章

    今回、Gemma4に編集してもらったのは、ランディングページを「ネット上のレジ」に例えて説明する文章です。

    • お店にレジがなければ、お客さんは商品を買えません。
    • ネット集客でも、同じです。
    • お客さんを集めても、商品を購入して頂くページがなければ、商売につながりにくくなります。
    • そこで必要になるのが、ランディングページです。

    この文章には、次のような要素が入っています。

    • ランディングページはネット上のレジである
    • 昔は、HTMLやCSSなどの知識が必要だった
    • 今は、ツールを使えば、自分で作りやすくなっている
    • 外注だけに頼らず、自分で修正できる状態も持てる

    この内容を、Gemma4が、どこまで残せるかを見ました。

    最初の指示は「分かりやすくしてください」だけだった

    最初に出した指示は、かなりシンプルでした。

    • 「あなたは、スモールビジネス専門の編集者です。以下の文章を分かりやすくしてください。」

    この指示に対して、Gemma4は、複数の文章案を出してくれました。

    • Webサイト向け
    • メールマガジン向け
    • ブログ向け

    文章そのものは、ある程度読みやすくなっていました。

    ランディングページを「レジ」とする比喩も、理解できていました。

    ただし、問題もありました。

    私たちが頼んでいない内容まで、AIが追加していたのです。

    • 売上を強く意識した表現
    • 高額な外注費は不要という断言
    • 誰でも簡単に作れるという強い言い切り
    • 元文章にはない具体例や説明

    AIとしては、分かりやすくしようとしたのだと思います。

    ですが、私たちの文章では、確認していないことを軽く断言したくありません。

    また、「売上アップ」などの言葉で、読者を強くあおることも避けたいところです。

    そこで、指示を見直しました。

    条件を細かく指定して、もう一度試した

    次は、Gemma4に次のような条件を追加しました。

    • あなたは、スモールビジネス専門の編集者です。
    • 以下の文章を、意味を変えずに読みやすく編集してください。
    • 条件:
    • 出力は1案だけ ・絵文字は使わない 
    • 過剰なテンションにしない 
    • 「売上アップ」「最強」「革命」「魔法のような」は使わない 
    • 元文章にない数字や事実を追加しない 
    • ですます調 
    • 初心者向け 
    • 一文は短く 
    • 読者にやさしく語りかける 
    • DIY、内製化、自分でできる、という価値観を自然に入れる 
    • HTMLにはしない

    条件を追加した後、Gemma4の出力は、かなり落ち着きました。

    • 最初のように、複数のパターンを勝手に出すこともありませんでした。
    • 元文章にない数字や、確認していない事実も、目立って増えませんでした。
    • 文章全体も、ランディングページを「レジ」に例える流れを残していました。

    もちろん、完全に、私らしい文章になったわけではありません。

    ですが、最初の出力よりも、編集の下書きとして扱いやすい結果になりました。

    何が変わったのか?

    今回の結果を比べると、変化したのは主に次の4つです。

    項目最初の指示条件を追加した指示
    出力の数複数案が出た1案に絞られた
    追加情報元文章にない説明が増えた追加が抑えられた
    文章の温度感少し強い表現が入った比較的落ち着いた
    用途提案文に近い編集原稿の下書きに近い

    ここで大切なのは、Gemma4が、別のモデルになったわけではないことです。

    同じ、Gemma4です。

    変えたのは、こちらの伝え方です。

    「分かりやすくして」だけでは足りない理由

    人間同士なら、「分かりやすくして」で通じることもあります。

    長く一緒に仕事をしている相手なら、なおさらです。

    ですが、AIは、こちらの前提を全部知っているわけではありません。

    • 「分かりやすい」とは、何を意味するのか?
    • 「このは屋らしい」とは、どんな文章なのか?
    • どこまで書き換えて良いのか?
    • 何を追加してはいけないのか?

    これを伝えなければ、AIは自分なりに補おうとします。

    その結果、もっともらしいけれど、こちらの意図と違う文章が出てきます。

    つまり、AIにとっての「分かりやすい」と、私たちにとっての「分かりやすい」は、必ずしも同じではありません。

    指定した方が良い条件

    今回の検証を通して、文章づくりでは、最初から指定した方が良い条件が見えてきました。

    1. 出力の数を指定する

    AIは、親切に複数案を出すことがあります。

    ですが、毎回、3案や5案が必要とは限りません。

    編集を頼むときは、「出力は、1案だけ」と伝えた方が、確認しやすくなります。

    2. 追加してはいけないことを指定する

    AIは、説明を補おうとします。

    そのとき、元文章にない数字や事実まで足してしまうことがあります。

    事実関係が大切な記事では、「元文章にない数字や事実を追加しない」と入れておく方が安全です。

    3. 使いたくない表現を指定する

    私たちは、過剰にあおる言葉を使いません。

    たとえば、次のような表現です。

    • 最強
    • 革命
    • 魔法のような
    • 誰でもすぐ成功できる
    • 絶対に売上が上がる

    こうした言葉を避けたいなら、最初から伝えておく方が確実です。

    4. 文体ルールを具体的に書く

    当然ながら、「私の文体で」と書くだけでは、ローカルLLMに限らず、生成AIには伝わりません。

    少なくとも、次のような情報は必要です。

    • ですます調
    • 一文を短くする
    • 専門用語は言い換える
    • 読者に語りかける
    • DIYや内製化を大切にする
    • 売上や数字だけで、あおらない
    • 人間が隣で説明するような距離感にする

    AIは、空気を読むより、条件を読む方が得意です。

    プロンプトは、命令文ではなく編集依頼書

    プロンプトという言葉を聞くと、難しく感じるかもしれません。

    ですが、そんなに特別な言葉ではありません。

    編集者に依頼するときの、簡単な指示書のようなものです。

    たとえば、外部の編集者へ文章を渡すとします。

    そのとき、何も説明せずに「分かりやすくしてください」とだけ送るでしょうか?

    おそらく、次のようなことを伝えるはずです。

    • 誰に向けた文章か
    • どのくらい書き換えて良いか
    • どんな言葉は避けたいか
    • どんな雰囲気にしたいか
    • 完成形は何に使うのか

    AIに依頼するときも同じです。

    プロンプトは、AIに出す命令文というより、編集依頼書に近いものだと考えると分かりやすいでしょう。

    モデル選びとプロンプト設計は、どちらも必要

    今回の検証から、「モデル選びより、プロンプトが大事」と言い切ることはできません。

    モデルによって、文章の自然さや、指示への反応は違います。

    Gemma4とQwen3 4Bを比べても、その差はありました。

    ただし、モデルだけ選んでも、十分ではありません。

    良いモデルに、あいまいな依頼を出せば、あいまいな結果になります。

    逆に、比較的小さなモデルでも、役割を絞り、条件を具体的に伝えれば、使える場面は増えます。

    私たちの現時点での結論は、こうです。

    • モデル選びと、プロンプト設計は、どちらか一方ではありません。
    • 両方を少しずつ整えていくことが、AIを仕事に組み込む近道です。

    まとめ

    • 同じGemma4でも、指示の出し方で出力は変わりました
    • 「分かりやすくして」だけでは、AIが余計な説明を加えることがあります
    • 出力数、禁止事項、文体、追加情報の扱いを明示すると、結果が落ち着きました
    • プロンプトは、AIへの編集依頼書のようなものです
    • モデル選びだけでなく、何をしてほしいかを具体的に伝えることが大切です
    • AIは下書きや整理を担当し、最後の判断は人間が行う使い方が現実的です

    ローカルLLMを使うとき、最初から完璧な文章を求める必要はありません。

    • まずは、仕事の一部を手伝ってもらう。
    • そのうえで、指示を少しずつ育てていく。

    この積み重ねが、AIを「自分専用の編集者」に近づけていくのだと思います。

    Gemma4とQwen3 4B、どっちが実務向き?Ollama公式GUIアプリで比較してみた

    あわせて読みたい
    このは屋 | モデル選びよりプロンプトが大事?Gemma4で実際に比較してみた
    Gemma4とQwen3 4B、どっちが実務向き?Ollama公式GUIアプリで比較してみた Ollama公式GUIアプリでローカルLLMを試す中で、私たちが特に気になったモデルが2つありました。 Gemma4 Qwen3 4B の2つで、どちらも、ローカル環境で動かせるAIモデルで...

    Ollama公式GUIアプリでGemma4を試してみた。ローカルLLMは実務で使えるのか?

    あわせて読みたい
    このは屋 | モデル選びよりプロンプトが大事?Gemma4で実際に比較してみた
    Ollama公式GUIアプリでGemma4を試してみた。ローカルLLMは実務で使えるのか? Ollama公式GUIアプリを使えば、Macの中でローカルLLMを動かせます。 ただ、動かせることと、仕事で使えることは別です。 私たちが知りたかったのは、ここでした。 「ロ...

    Ollama公式GUIアプリでQwenを試してみた。Qwen3 4BとQwen3.6は実務で使えるのか?

    あわせて読みたい
    このは屋 | モデル選びよりプロンプトが大事?Gemma4で実際に比較してみた
    Ollama公式GUIアプリでQwenを試してみた。Qwen3 4BとQwen3.6は実務で使えるのか? 前回は、Ollama公式GUIアプリでGemma4を試しました。 文章の整理や、ショート動画の企画づくりでは、思った以上に使える場面がありました。 では、もう1つ、よく名前を...
    Free Web App 読むだけで終わらず、少し触ってみる。

    無料ウェブアプリで、AIと一緒に考え、整理し、作る感覚を試せます。現在地や次に取り組むことを確認してみてください。

    無料ウェブアプリを見る
    Free Template Kit 読んだ内容を、実際の商売に落とし込む。

    ランディングページ、ブログ、広告、メール。AIと一緒に作り、直し、育てるための型を、まずは手元に置いてください。

    無料テンプレート全13種を受け取る
    GET THE KIT
    まずは、型を手に入れる。

    このは屋は、スモールビジネスが外注業者に依存せず、AIと一緒に自分の商売を作れるようになるための学び舎です。記事を読んで終わりにせず、手を動かすための型を受け取ってください。

    ランディングページ・ブログ・広告・メールまで対応 使い方の解説動画付き AIと一緒に磨くための実践テンプレート
    無料テンプレート全13種の内容イメージ

    無料テンプレート全13種を受け取る

    メールアドレスを入力して送信してください。すぐに受け取り方法をご案内します。

    送信後、無料テンプレート全13種の受け取り方法をメールでお送りします。
    ※「@icloud.com、@me.com、@mac.com等のアドレス」および携帯アドレスは、メールが届かない場合があります。できればGmailアドレス、またはパソコンのメールアドレスをご登録ください。入力間違いを防ぐため、コピー&ペーストでの入力をおすすめします。同業者の方のお申し込みはご遠慮ください。
    無料テンプレートを受け取る
    Next Action 読んだら、型で試す。
    無料テンプレートを受け取る
    このは屋

    スモールビジネスが、AIとテンプレートを味方に、自分の商売を自分で育てるための学び舎です。

    About

    このは屋とは 進め方ガイド 会社概要

    Learn

    無料テンプレート セミナー集 無料ウェブアプリ一覧

    Policy

    利用規約 個人情報保護方針 特商法表記

    Contact

    お問合せ よくある質問 トップページ
    © このは屋合同会社
    利用規約 個人情報保護方針 特商法表記 お問合せ