このは屋 AIエージェント実践シリーズ 2026.06.25

    Gemma4とQwen3 4B、どっちが実務向き?Ollama公式GUIアプリで比較してみた

    Ollama公式GUIアプリでローカルLLMを試す中で、私たちが特に気になったモデルが2つありました。 Gemma4 Qwen3 4B の2つで...

    記事を読む 読了目安 6 分 / AI時代の自作と内製化
    Gemma4とQwen3 4B、どっちが実務向き?Ollama公式GUIアプリで比較してみた
    AI × DIY × Small Business 読んで終わりではなく、自分の商売に戻す。

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    ThemeAIエージェント実践シリーズ
    Updated2026年6月25日
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    Ollama公式GUIアプリでローカルLLMを試す中で、私たちが特に気になったモデルが2つありました。

    1. Gemma4
    2. Qwen3 4B

    の2つで、どちらも、ローカル環境で動かせるAIモデルです。

    実際に文章づくりを頼んでみると、かなり違いがありました。

    今回は、私たちの実務に近い作業を通して、Gemma4とQwen3 4Bを比べてみます。

    結論から言うと、今回の用途では、Gemma4の方が、文章編集の下書き担当として使いやすそうでした。

    一方で、Qwen3 4Bにも、構成や短いアイデア出しで使える場面はあります。

    目次
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    今回比べたのは、ベンチマークではありません

    AIモデルを比較するとき、性能の数字が話題になりがちです。

    ですが、私たちが知りたかったのは、数字ではありません。

    私たちの仕事を、どこまで手伝ってもらえるかです。

    そこで、同じような文章を使い、次の3つを頼みました。

    • 元文章を分かりやすく編集する
    • 私らしい文体に近づける
    • 記事からショート動画の企画を10本考える

    元にしたのは、ランディングページを「ネット上のレジ」に例えて説明する文章です。

    • ネット集客では、お客さんを集めるだけでは足りません。
    • 商品を買っていただく場所も必要です。
    • その役割を担うのが、ランディングページです。

    この考え方を、どこまで理解し、文章として扱えるかを見ました。

    最初に結論

    項目Gemma4Qwen3 4B
    文章の読みやすさ比較的整いやすい整理はできるが不自然な表現が混ざる
    元の意図を残す力条件を具体的にすると改善した元にない内容を加えやすかった
    私らしさ完全ではないが近づく余地がある言葉を表面的に受け取りやすい
    ショート動画の企画たたき台として使いやすい案は出るが方向の修正が多く必要
    向いていそうな役割文章整理、下書き、企画の土台構成案、見出し案、短い発想出し

    今回の用途では、Gemma4の方が、一歩リードしました。

    ただし、Gemma4も完成原稿を、そのまま公開できる状態ではありません。(当然ですが。)

    AIに任せる範囲と、人間が確認する範囲を分けることが大切です。

    文章編集では、Gemma4の方が意図を残しやすかった

    まず、元文章を分かりやすく編集するテストです。

    Gemma4は、

    • ランディングページを「ネット上のレジ」とする中心の比喩を残しながら、文章を整理しました。
    • 最初の出力では、少し説明を足しすぎる場面もありました。
    • ただ、条件を細かく指定すると、元の意味を残そうとする方向へ改善しました。

    Qwen3 4Bは、

    • ランディングページとレジの関係は、理解していましたが、元文章にない内容を足す場面が目立ちました。
    • 特定のツールを使えば、すぐに完成するような説明もありました。
    • 元文章にない数字も出てきました。

    これは、事実確認が必要な文章では、注意したいところです。

    AIは、もっともらしい文章を作れます。

    ですが、もっともらしさと正確さは別です。

    私らしい文体では、Qwen3 4Bに課題が見えた

    次に、私の文体ルールを渡して、文章を書き直してもらいました。

    私たち、このは屋が大切にしているのは、

    • DIY(自作)や内製化
    • お客さんが、外注に依存しすぎず、自分で商売を進められる状態をつくること
    • 鼻歌まじりの商売という考え方
    • 文字通り鼻歌を歌うことではない
    • 無理を重ねず、自分らしく続けられる商売を意味する

    Gemma4は、

    • 私らしい文体を完全に再現できたわけではありません。
    • 少し整いすぎた表現や、AIらしい言い回しも残りました。
    • ただし、読者にやさしく説明しようとする方向は見えました。

    Qwen3 4Bは、

    • 「鼻歌まじり」という言葉を表面的に受け取る場面がありました。
    • 文章の中に、不自然な擬音や軽すぎる表現が入ることもありました。
    • 言葉を拾うことはできますが、その言葉が持つ背景や考え方までは、十分に理解できていないように見えました。
    • ここは、私たちのように独自の価値観を大切にする事業では、特に重要です。

    ショート動画の企画では、Gemma4の方が使いやすかった

    次に、同じ記事から、ショート動画の企画を10本考えてもらいました。

    Gemma4は、元記事の内容を複数の切り口へ分けることができました。

    たとえば、次のような切り口です。

    • ランディングページはネット上のレジである
    • 集客しても購入ページがなければ売れにくい
    • 昔は、LP制作が難しかった
    • 今は、ツールを使って、自分で作れる時代になった
    • 外注だけに頼らず、修正できる状態を持つ意味

    もちろん、すべての案をそのまま採用できるわけではありません。

    少し強いタイトルや、派手すぎる演出案もありました。

    ただ、企画会議のたたき台としては使えそうでした。

    Qwen3 4Bも、10本の案は出せました。

    ですが、内容が似通いやすく、同じ主張を言い換えたものが多くなりました。

    また、「鼻歌まじり」を、実際に鼻歌を歌う動画として扱うような案もありました。

    ここでも、言葉の意味を取り違える傾向が見えました。

    Gemma4だけに改善プロンプトを試した

    ここは、比較として、正確に書いておきます。

    • Gemma4には、追加で改善プロンプトを使った再テストも行いました。
    • Qwen3 4Bには、同じ改善プロンプトでの再テストは行っていません。

    そのため、改善後のGemma4と、最初のQwen3 4Bを、完全に同じ条件で比べることはできません。

    ただ、Gemma4に次のような条件を追加すると、出力が明らかに落ち着きました。

    • 出力は1案だけにする
    • 元文章にない数字や事実を追加しない
    • 絵文字を使わない
    • 過剰なテンションにしない
    • あおる表現を使わない
    • 一文を短くする

    この結果から分かったのは、モデル選びだけではありません。

    • AIに何をしてほしいか?
    • 何をしてほしくないか?

    そこを具体的に伝えることも、やはり出力品質に大きく影響します。

    現時点での使い分け

    今回の結果から、私たちは次のように使い分けるのが現実的だと感じました。

    作業向いていそうなモデル人間がすること
    文章を読みやすく整理するGemma4事実と表現の確認
    記事構成のたたき台を作るQwen3 4B、Gemma4順番と切り口の選択
    ショート動画の企画を出すGemma4採用案の選定と修正
    私らしい文章に整えるGemma4を下書きに使う最終編集は人間が担当
    固有の価値観を扱う文章人間が中心意味の確認と表現の判断

    Gemma4もQwen3 4Bも、「自分専用のAI編集者」として、完成しているわけではありません。

    ですが、役割を絞れば、作業の最初の一歩を軽くしてくれます。

    • ゼロから考える負担を減らす。
    • 見出しや切り口の候補を増やす。
    • 文章の重複を見つける。

    そうした補助役として使うのが、現実的です。

    まとめ

    • 今回の用途では、Gemma4の方が文章編集に使いやすそうでした
    • Qwen3 4Bは、構成案や短い発想出しに使える場面がありました
    • Qwen3 4Bは、独自の言葉や価値観を表面的に受け取る傾向がありました
    • Gemma4も、文体の完全再現には人間の編集が必要です
    • 改善プロンプトはGemma4だけで試したため、完全な同条件比較ではありません
    • モデル選びだけでなく、AIへの伝え方が、やはり出力品質を左右します

    現時点では、Ollama公式GUIアプリで文章づくりを試すなら、まずGemma4から始めるのが良さそうです。

    ただし、AIに丸投げするのではありません。

    下書きや整理を手伝ってもらい、最後は人間が編集する。

    この役割分担が、無理なく続けられる使い方だと感じています。

    次回は、モデル選びよりも、やはりプロンプトが大切なのかを、Gemma4で実際に検証してみます。

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