ワークショップやセミナーで講義をしていると、こんな質問を受けます。
- どうすれば、響くメッセージが作れますか?
- 刺さるコンセプトは、どのように考えれば良いですか?
- どうすれば、魅力的な商品になりますか?
確かに、気になりますよね。
これらができるようになれば、集客も軌道に乗るかもしれません。
ただ、注意点があります。
覚えておくべき注意点
それは、
- 自分の頭で考えるは、難しい
- 誰かに考えてもらうのも、難しい
の2点です。
唖然とするかもしれません。
起業家人生、自分の脳みそで戦ってきた。
コーチやメンターの力を借りて頑張ってきた。
こんな方にとっては、にわかには信じられないはずです。
そもそも難しいこと
でも考えてみてください。
- どうすれば、響くメッセージが作れますか?
- 刺さるコンセプトは、どのように考えれば良いですか?
- どうすれば、魅力的な商品になりますか?
これ、非常に難しいことだと思いませんか。
自分で考えるにしても、誰かに知恵を借りるにしても、難しいですよね。
理論上、正しいことは言えるでしょう。
それができりゃ、苦労しない
でも、実際に売れるかどうか…。
こう思う方もいるはずです。
「それができりゃ苦労しないよ〜」と。
そうなんです。
決して一筋縄では行かない、皆が苦労する難題です。
だとすれば、お手上げでしょうか?
ご安心ください。もっと簡単な方法があります。
実際に聞きましょう
実際に聞いてみれば済む話です。
誰に?
お客さんに、です。
- どうすれば、響くメッセージが作れますか?
- 刺さるコンセプトは、どのように考えれば良いですか?
- どうすれば、魅力的な商品になりますか?
この質問の答えは、お客さんの中にあります。
名探偵の手口
サスペンスドラマと工程は似ています。
主人公の名探偵○○は、どんな込み入った、難解な事件でも解決します。
その際に、どのような手順で解決するでしょうか。
いきなり犯人が現れて、自首するわけではありませんよね。
解決するまでの、プロセスがあります。
名探偵が必ずやること
そのプロセスの中で、必ずやることがあります。
それは、周囲の人に対する、聞き込みです。
事件と関係のありそうな人や、事件現場の近隣の人に、話を聞きます。
さすがの名探偵でも、自分の頭だけで考えるのは不可能です。
周囲の人の声や、情報があってはじめて、事件は収束に向かいます。
快刀乱麻に事件を解決している裏側では、地道な聞き込みがあるんですね。
ヒントは、現場にある
つまり、解決のヒントは、現場にあるということです。
我々スモールビジネスでも、同じように考えたほうが良いでしょう。
- どうすれば、響くメッセージが作れますか?
- 刺さるコンセプトは、どのように考えれば良いですか?
- どうすれば、魅力的な商品になりますか?
これを自分で考えたり、第三者に聞いても、迷宮入りでしょう。
結局は、妄想の世界ですから。
お客さんに聞いてみよう
一方で、これらの答えを知っている人がいます。
そうです。お客さんです。(ここで言うお客さんは、見込み客も含みます)
お客さんに聞いてみましょう。
- 「〜について、どんなことが知りたいですか?」
- 「どんなメニューがあると、嬉しいですか?」
どうやって聞く?
聞く手段は、いくらでもあります。
- メルマガ読者に聞く
- ソーシャルメディアで聞く
- ダイレクトメッセージで聞く
- セミナー参加者に聞く
- …
ヒントは、わんさか出てきます。
答えは、目の前に
直接聞かずとも、目の前に答えがあったりします。
- メルマガ読者からの質問
- ソーシャルメディアでのコメント
- クライアントからの要望
- セミナー参加者からのフィードバック
見逃してるだけかもしれません。
書籍を参考にしても良いでしょう。
お客さんと一緒に考える
メッセージ、コンセプト、商品・サービスに関するヒントは、いくらでも見つかります。
「自分1人で考える」のではなく、「お客さんと一緒に考える」。
- あなた:「こんなのどうかな?」
- お客さん:「だったら、こういうのが欲しい」
このように、双方向の会話の中で考えるほうが、明らかに現実的です。
どんな優れた教科書も、メンターのありがたい言葉も必要ありません。
現場が答えです。
声をもらえる環境にしておく
現場の声をすくい上げるために、日頃から仕組みを持っておきます。
- メルマガ
- チャット
- グループ
- メンバーシップサイト
- セミナー
- 勉強会
このような、生の声を聞く仕組みを作っておけば、自然とアイディアが生まれます。
もちろん、すべての現場の声に、従う必要はありません。
できること、できないことがあるのは当然です。
編集後記
現場の声を採用するもしないも、あなたの自由です。
あくまでも、1つのヒントとして、捉えるイメージ。
自分の決めたルールの中で、現場の声を活用していきましょう。
糸口は、「机上」ではなく「現場」にあります。