いや〜、おもしろかった。どぶろっく。
あなたは、今年のキングオブコントを観ただろうか?
- 漫才の「M-1グランプリ」
- コントの「キングオブコント」
お笑い芸人の登竜門となっている大会である。
キングオブコント2019を制したのは、どぶろっくだった。
誰が優勝するにしろ、お祝いしたいことだな〜と思う。
おめでとう。
でも、どうやら賛否両論あるらしい。
- やれ、下ネタじゃないか
- やれ、下品だった
- やれ、正統派じゃない
- …etc
やれやれ。
中学生じゃないんだから
下ネタを過度に批判して、素直に祝えない方が、よほど品が無いだろう。
性を覚えたての、思春期の中学生じゃあるまいし。
大人は、性を、生物としての、生理的なものと受け止めているものである。
仮に問えば、妊娠や出産は、下品なのだろうか?
- 「こないだ知り合いが妊娠してさ〜〜」
- 「産婦人科で性別がわかったみたいで〜〜」
- 「友達がもうすぐ出産するんだけど〜〜」
などと聞いたときに、「下品な話は、やめて」と言うだろうか。
「お〜、それはおめでたいね〜」などと言わないだろうか。
なのに、性器や性交は下品で、妊娠や出産は下品では無いのだろうか?
「原因」と「結果」
関係ないことを、言ってるって?
いやいや、「原因」と「結果」である。
個人的には、性器も性交も、妊娠も出産も素晴らしいものだと思う。
下ネタどころか、上ネタだと思っている。(違うか)
性器にしろ、性交にしろ、性に関するものが下品だとしよう。
であれば、その結実である我々も、下品な存在ということになる。
なおのこと、下品な存在が、下品をするのは、仕方が無いことじゃないか。
人間も動物
この種の批判には、どこか根底に、選民的な思想を感じてしまう。
自分たち人間は、他の動物と違うと驕っていないか。
人間も所詮、動物である。他の動物と、同じことをしている。
雄と雌が交尾をするし、飯を食えば糞をするし、腹が膨れりゃ眠るのだ。
下ネタを過度に批判して、素直に祝えない方が、よほど品が無いだろう。
バカが名誉
弟が、お笑い芸人である。
肉親の愛くるしい我が弟が、お笑い芸人なのに、こんなことを言うのはどうかと思う。
だが、そもそもお笑い芸人は、バカがやるもんだろう。何なら、それが誉れだろう。
「普通に働くことができなくて、にっちもさっちもいかないヤツが、最後にたどり着くところ。」
どっかのお笑い芸人か誰かも、同じようなことを、何かで言ってたか話してたか忘れたが、それがお笑い芸人だろう。
お笑い芸人の仕事
つまるところ、お笑い芸人の仕事は、バカをやることである。
「頭が良い」とか評価されることじゃないし、「ネタが秀逸」とか冷静に関心されることじゃない。
- クイズにたくさん答えることじゃないし、
- 当たり障りのない食レポをすることじゃないし、
- おしゃれな写真や動画をSNSにアップすることじゃない。
それは、アイドルとか俳優とかモデルとか、他の人に任せておけばいい。
正統派じゃない?
どぶろっくは、まさしく、お笑い芸人だった。
正統派じゃない?なにを勘違いしているのだろう。
そもそも、そんなに高尚なものじゃない。
バカが、バカをやるのが、お笑い芸人の正統派である。
彼らは、社会の大勢に決して迎合しなかった。
一匹狼で、自分たちのできることを、一生懸命やって、結果を手にした。
どこに、彼らをお祝いしない理由があるのだろう?
おめでとう。
株式会社の経営者の仕事
株式会社の経営者の仕事は、何だろうか?
それは、株主を喜ばせることである。
綺麗事、おべんちゃら、偽善じゃない。
社会のためでも、従業員のためでもない。
株主を喜ばせること。
それが、株式会社の経営者の正統派である。
コンサルタントの仕事
コンサルタントの仕事は、何だろうか?
それは、クライアントに貢献することである。
自らの向上を、自慢することじゃない。
自慢するのは、「私が、◯◯億円稼ぎました」じゃない。
「私のクライアントが、◯◯億円稼ぎました」である。
それが、コンサルタントの正統派である。
スモールビジネスの仕事
- ネイルサロンの仕事は、ネイルをすること
- 整体師の仕事は、整体をすること
- パン屋の仕事は、パンを焼くこと
- 歯医者の仕事は、歯を治療すること
- …etc
たまには、原点や初心、元来や本来を振り返るのも、捨てたものではないだろう。
商売とは
商売とは、何だろうか。
それは、売ったり、買ったりすることである。
大したことはない。
もし大したことがあるとしても、こっち(手前)じゃない。
あっち(お客さん)である。
誇りを持つのは、手前自身じゃなく、手前のお客さんである。
だから、気楽にやればいい。ハナから、大したことないんだから。
我々には、それしかない
ネットでの情報発信も、同じこと。
うまい文章を書く必要も、よどみなく話す必要もない。
自らの商売に関して、発信できることを等身大で伝えればいい。
- たとえば、ネイルサロンであれば、ネイルのやり方
- たとえば、整体師であれば、ストレッチのやり方
- たとえば、パン屋であれば、パンの焼き方
- たとえば、歯医者であれば、歯の磨き方
- …etc
自らの商売に関して、発信できることを等身大で伝えればいい。
自分ができることを、一生懸命やるだけだ。
我々には、それしかないのだから。