WordPressを導入し、初期設定が完了したら、次にブログ型ホームページを作成していきます。
しかし、どうやってこのブログ型ホームページを作成したらいいのか?を疑問に思っている方がかなり多いです。
WordPressは、サイトの大枠はWordPressとそのテンプレート(WordPressテーマ)によって用意されていて、管理画面の設定でカスタマイズが可能です。
ただ、サイトの中身は、当然自分達で用意しなければなりません。
WordPressを使ったブログ型ホームページの設計は、皆さんが思っている以上に簡単です。
今回は、そのコンテンツを用意するコツと、それにあたっての操作をまとめてみました。
コンセプトを決める
コンセプトと聞くと難しそうですが、シンプルにいうと「サイトを通して訪問者に伝えたい事」を決めます。
スモールビジネスの方は、自分の商売についてですね。
- 整体の方でしたら、自分が運営する治療院と、専門とする治療法。
- トレーナーの方でしたら、自分が運営するジムと、専門とするトレーニング法。
- カウンセラーの方でしたら、自分が運営する会社と、専門とする心理学。
といった具合です。
「サイトを通して訪問者に伝えたい事」を中心に、コンテンツを作成していきます。
前提のお話
今回は、WordPressでのサイト作成を前提としています。
WordPressの機能である、
- 投稿ページ
- 固定ページ
で、それぞれ更新する情報は、
- 投稿ページ → ブログ記事を通して専門知識を解説
- 固定ページ → ブログ記事以外で訪問者に伝えたい内容
になります。
コンテンツを決める
まずは、ブログ記事以外で訪問者に伝えたい内容について解説します。
これは更新する頻度が低い情報です。
例えば、
- こんな会社です
- こんな活動をしてます
- こんな商品サービスを提供してます
- こんなお客さんが利用してくれました
- そんな会社を運営してる私はこんな人間です・・・etc
といった内容です。
信頼されるような自社の情報を記載
これらの情報を少し具体的にすると、
- 会社概要
- (会社名)について
- 商品・サービス内容の紹介ページ
- お客様の声(他、推薦者の声)
- プロフィール…etc
になります。
記事を更新する前に上記のようなコンテンツを用意する理由は、まずは会社の実態がわかる情報を配置しておいた方が信頼感があるからです。
ウェブを通じて「ちゃんと実在する安心できる会社なんだ」という事がわかってきます。
自分が利用する立場になり考えよう
これは、あなたが利用する側の気持ちになればわかりますよね。
特にお客様の声は信頼関係の構築にかなり強力です。
実際に自分達に関わった声ですから、お客さんになる側もイメージしやすい訳です。
逆に、そのイメージに合わなそうに感じた訪問者は、良い意味でお客さんにならないです。
他、特定商取引法に基づく表記、プライバシーポリシーなども必要です。
(この辺については、ネット上に詳しく解説した記事があるので検索してみましょう。)
マインドマップなどを活用して、自分の商売の場合、どういったページが必要なのか?を考えてみて下さい。
上記を踏まえると、記載する情報の考え方が少しは変わると思います。
固定ページで作成
必要なコンテンツを考えていただいたら、固定ページで作成しましょう。
基本的に固定ページでは、ブログ記事以外の情報全般を作成するのに使用します。
上記のように考えていただけると、すごくわかりやすいです。
画像素材を用意する
文章だけでは、殺風景なサイトになってしまいます。
画像素材を必ず用意しましょう。
画像素材サイトからダウンロードするよりは、実際に撮影した写真を配置した方が、自社の雰囲気が伝わりやすいです。
また、どうしても写真がなくて画像素材サイトから持ってくる場合、商用利用に注意しましょう。
メニュー・ウィジェット(フッター)に配置
固定ページで、コンテンツを更新したら、メニューとウィジェット(フッター)に配置しましょう。
- メニューは、サイト訪問者に特に見せたいコンテンツ。
- フッターには、その他の規約系のコンテンツ。
を配置します。
メニューの設定は以下の記事をご確認下さい。
メニューに配置する情報例
メニューには、
- 商品・サービスの紹介ページ
- プロフィールページ
- お客様・推薦者の声ページ
- 特に見せたいと考えているブログのカテゴリー
- オプトインページ(無料オファーを紹介するページ)…etc。
を、配置します。
フッターの設定
フッターについては、導入しているWordPressテーマによっては設定項目が異なります。
なので、基本的には公式サイトもしくは公式が公開しているマニュアルをご覧になってください。
大枠のパターンとして、
- フッター専用の設定項目がある(外観>カスタマイズなどで)
- ウィジェットの設定にある
となります。
フッターのコンテンツ配置例
フッターの項目には、
- 会社概要
- 特定商取引法に基づく表記
- プライバシーポリシー
などの規約系コンテンツを配置しましょう。
再度お伝えしますが、設定項目はテーマによって違います。
その辺は、公式サイト・マニュアルを確認してみて下さい。
配置方法は、シンプルにテキストにリンク指定で大丈夫です。
CTAの設定
CTAを作成して、自分の商売に興味を持った「見込み客」を集めましょう。
CTAとは、訪問者に次にとって欲しい行動を用意し、そちらに誘導する事です。
多くの場合、無料のコンテンツへの用意し、メールアドレスの登録へ誘導します。
やはり、純粋なメルマガ登録では登録されにくいので、無料のコンテンツを用意する必要があります。
これを「無料オファー」と言います。
CTAに設置するコンテンツ
無料オファーを作成したら、案内する為のページを作成します。
これを「リード獲得ページ」と言います。
(リード獲得ページを、オプトインページ、もしくはランディングページと言う人もいます。)
このリード獲得ページを、CTAに設定します。
CTAは、
- ウィジェット
- 記事下のCTA(設定方法は導入しているテーマによって異なります。)
- メニューバー
に配置します。
リード獲得ページに登録後、ステップメールが配信され、そこから情報提供や価値提供をします。
ステップメール配信後には、定期的にメルマガで接触して、徐々に信頼関係を築いていきます。
【補足】必要なカスタマイズはマニュアル参照
他、WordPressテーマ特有のカスタマイズについては、マニュアルや公式サイトをご確認下さい。
有料テーマであれば、サポートもついているので、積極的に利用しましょう。
ショートコードも便利なので、積極的に使いたい所ですね。
これも、公式サイト・マニュアルを確認しましょう。
多くの方が、この公式サイト・マニュアルを確認しなさすぎです。
ブログ記事の更新・カテゴリー設定
続いて、ブログ記事を更新していきます。
ブログ記事に関しては、自分の専門とする分野で更新していきます。
また、大前提としてキーワード選定ツールでキーワードを決めて、その内容を更新して下さい。
更新の際は、必ずカテゴリー設定をしましょう。
ちなみに、ブログ記事については、初期段階では、優先度を下げても大丈夫です。
誤解されたくないので、初期段階を具体的にいうと、まだホームページのコンテンツが整っていない段階を指します。
また、無料オファーの用意ができていない状態です。
上記が整ったら、更新してみてください。
サイト訪問者が安心するコンテンツを用意しよう
開設初期段階では、もちろんアクセスが少ない状態がしばらく続きます。
しかし、自身が情報発信をしていけば、必ずアクセスが増えてきます。
例えば、フロントエンド商品でセミナーやワークショップを開催した際に、そのセールスレターを読んだ方が、どんな商売をしているのか気になってサイトにアクセスしてくる可能性は多いにあります。
「この会社は本当に信頼出来る所なのか?」
「この会社は本当に信頼出来る所なのか?」
ユーザーは、これをネットサーフィンがてら、サイトの情報を見にくる訳です。
その際に信頼出来るコンテンツがないと、セミナーやワークショップへの参加を見送る可能性はかなり高いです。
(これはセミナー、ワークショップ以外にも当てはまります。)
自分が逆の立場になれば、よくわかりますね。
信頼出来るコンテンツとは、何も質の高いブログ記事ではないです。
お客様の声や、実際に触れ合っている写真があれば、安心感があります。
きちんと商売をしている実態や雰囲気もわかり、安心しますよね。
そういった理由から、ブログ以外のコンテンツをある程度整えておく必要があります。