スモールビジネスオーナーであれば、PayPalを利用されている方が、多いと思います。
しかし、PayPalの仕様をきちんと理解しないと、お客様の対応に苦労します。
今まで、支払いをする側で利用していた方は、今度は自分が請求する側になった事を考えてみてください。
前提の話
自分が請求する側になると、決済のリンクを発行するだけではなく、そもそもの仕様についての理解も必要です。
前提として、
- 決済ボタンを作成している請求側も、
- 決済をするユーザー側も
同じPayPalというサービスを間に挟んで、金銭のやり取りをしている訳です。
つまり、どちらもPayPalを利用しているユーザーです。
その前提をおさえた上で、今回は、決済ボタンを作成している請求側の視点で、「PayPalで決済を利用する際の注意点とは」についてご紹介します。
毎月決済が実行されるのは、決済開始日から1ヶ月ごと
これは定期決済を利用する場合です。
意外と、この仕組みを理解していないユーザーが多いです。
PayPalのシステムの仕様上、決済開始日から1ヶ月ごとに決済が実行される仕組みです。
これがわかっていないと、「私の次の決済日はいつでしょうか?」といった類のお問い合わせがきた際に答えることができませんね。
設定したクレジットカードに注意
PayPalには必ずクレジットカードや、デビットカードを設定しますね。
そのカード類との関係性も注意です。
例えば、PayPalで決済を行った場合、クレジットカードやデビットカードを通して支払いが行われます。
デビットカードであれば、銀行と直結しているので、そのまま指定の銀行から金額が引かれます。
一方でクレジットカードの場合、注意が必要です。
クレジットカードの場合は、カード会社に登録した銀行口座の引き落とし日が指定されていますね。
なので、実際に決済してからのタイムラグがあります。
この関係性がわかっていないと、自分が決済ボタンを作成して請求側になった際に、顧客対応に困ります。
実際にシステムの関係性を理解してなかったことで、支払い日の認識に相違があることがあります。
決済が実行できなかった場合の対処はお問い合わせ
「決済が実行できなかったんですけど」といったお問い合わせがくることがあります。
または、こちら側から決済が実行できませんでしたといった連絡をすると、どうしたらいいのかわからないユーザーも多いです。
請求側もPayPalを利用している1ユーザーなので、詳しい原因はわからないです。
代表的な事例を提示することは可能ですが、それに当てはまっているかをメールでの連絡で確認するのは困難ですね。
一応、代表的な例は以下となります。
上記で解決できない場合、こういった際はPayPalに「お問い合わせ」をしてもらいましょう。
「そちらで確認してください。」はお門違いなお問い合わせ
お客さんからのPayPalについてお問い合わせであるあるなのが、
- 「決済が実行できない理由を、そちらで確認してください。」
- 「カード情報を変更したので、そちらで確認してください。」
という類のお問い合わせです。
ですが、今回の内容でお分かりの通り、支払う側も請求側もPayPalの利用者でしかないです。
詳しい理由もわからなければ、詳細を請求者側が確認する事などはできません。
せいぜい、支払いが正常に行われたのか否か、過去の対応で解消した事例の共有ぐらいです。
場合によっては、この前提を理解できていないお客さんから心もとない対応をされる事もあります。
ですが、今回の前提を理解していれば、冷静に対応できますね。
編集後記
今回は、決済ボタンを作成している請求側の視点で「PayPalで決済を利用する際の注意点とは」についてご紹介しました。
あくまで、1例なんですが、これでPayPal関連のお問い合わせも解決することができますね。
参考にしてみてください。
以下、今回の内容に直接関係がないですが、参考書籍です。