顧客対応をしていると、まだまだ「ウェブ集客=SEO」と考えている方が多いです。
SEOとは、Googleの検索結果上で上位に表示させる技術のことですね。
上位に表示させることで、検索ユーザーの目に止まりやすく、同時にクリックもされやすいので、多くの企業・サイト運営者がこの上位表示を狙っています。
SEOの注意点
しかし、このSEOは以下のような注意点があります。
- Googleのアップデートの影響を受ける
- なので、上位表示されても、それが永遠にとは限らない
- なので、メンテナンスも必要で、それありきで考える
- 正しい知識で実践しないとあまり効果を感じられない
SEOも奥が深いのでどの程度対策するのか?も考える必要がありますが、最低限のSEO対策でいいと感じています。
最低限のSEOでいい理由
なぜなら、最近のウェブではSEOだけにそこまでこだわらなくても良くなってきました。
ブログ・ホームページ以外にもSNSなどのメディアが増えてきたからです。
そこで、今回は「SEOはあくまで1つの集客経路と考える」について解説します。
この解説の前提
- 従来の会社概要や理念のみが記載されたホームページではないこと
- ブログ機能がついているWordPressで作成されたホームページであること
- そのサイト内に集客導線が構築されていること
従来のHTMLやCSSのみで作成されたホームページだとブログ機能がなく、これからの解説を上手く活用できないので、WordPressで作成されたホームページを用意しましょう。
集客導線の構築について、よくわからないって方は、後半で解説しています。
SEOはあくまで1つの集客経路と考える
現在のウェブでは様々な集客経路が存在します。
- YouTube
- note
- アメブロ…etc
といったSNSやメディアです。
上記のような集客経路もあるので、そこからブログ型のホームページに流入させることができます。
具体的な集客経路
具体的には、
- ブログ記事を更新したらFacebook・Facebookページに投稿
- ブログ記事を更新したらTwitterに投稿
- Instagramはプロフィール詳細欄にサイトのURLを配置
- YouTubeはブログの内容を動画で話し、動画詳細欄にサイトURLを配置
- noteでは、ブログ記事へ誘導する文章を書き、ブログ記事のURLを配置
- アメブロでは、ブログ記事へ誘導する文章を書き、ブログ記事のURLを配置
といった感じですね。
ブログ記事1つを更新すれば、様々なSNSメディアで拡散することも可能です。
SEOの他にも、様々なメディアが存在するので、こだわらなくてもいい理由がわかっていただけたと思います。
注意点として、だからといって全くSEOを意識しなくていい、という訳ではないです。
あくまで1つの経路と考えましょう。
ウェブ広告も検索連動型広告にこだわる必要なし
また、ウェブ広告も検索結果上に表示される検索連動型広告のリスティング広告が有名ですが、他の手段も増えてきています。
- Facebook広告
- Instagram広告
- Twitter広告
- YouTube広告…etc
といった広告があります。
リスティング広告が重要ではないという訳ではないですが、他の手段も検討できるようにしておく必要があります。
「コンテンツ=資産」と考える
ホームページを何百万もかけて作成して、検索上に表示されることが正義。
で、それがウェブ集客と考えてしまうと、かなり難易度が高くなってしまいます。
例え、それが上手くいったとしても、Googleのアップデートの影響を受けて順位が下がる、または表示自体がされなくなった場合、完全に集客経路がなくなってしまいます。
ウェブ集客=SEOという考え方はもったいない
今回は作成したホームページがWordPressのようなCMSで、ブログ記事のようなコンテンツがあることを前提に解説しました。
そのブログ記事が、
- 様々なSNSメディアに投稿されて認知される
- 興味の持ったユーザーがブログ記事にアクセスする
- サイトにアクセスしたユーザーにFacebook広告を出稿する
といった形で、活用できます。
なので、ウェブ集客=SEOという考え方は、少しもったいないですね。
そして、ブログ記事=検索上位に表示されないとゴミ記事と考えるのは早計だということです。
(もちろん、ユーザーの役に立たないようなポエム・日記のような記事ではよくないですが。)
コンテンツ=資産と考えましょう。
前提として集客導線を構築しているか?
SNSなどの集客経路を意識する前に、ウェブ集客の導線を構築しておきましょう。
構築する方法は以下より。
「SEOで上位表示される ⇒ お問い合わせがくる」は、緊急性の高い商売(不動産、水道工事、パソコン修理、カギの救急車など)以外は中々ないです。
なので、アクセスをリスト化する必要があります。(なるべく、自分の商売に対して興味のあるユーザーを。)
純粋なメルマガ登録では登録されにくい
リスト化するのに、純粋なメルマガ登録では登録されにくくなっています。
これは、ウェブ上の影響力がないと、いくら無料の登録とはいえ、わざわざメールアドレスを入力するのが手間だからです。
なので、無料のコンテンツとして無料オファーを用意して、メールアドレスを登録してもいます。
この無料オファー登録者=メルマガ登録者となる訳です。
きっかけが無料オファー欲しさが理由だとしても、ステップメールやメルマガでの接触で次第に教育されて、有料の商品を検討してくれる可能性が上がります。
そして、無料オファーを案内する為のページである、リード獲得ページを作成するのがかなり重要です。
リード獲得ページをブログ内に配置したり、Facebook広告で広告出稿する形になります。このページがないと、その後の施策が進めれないのと、仕組み化が出来ないからですね。
ウェブ集客をコンテンツ作成とウェブ制作にわけるとするならば、ウェブ制作面ではこのリード獲得ページの作成が一番の肝だと思います。