「今度、ネットを使って商品を販売したいと思います!効果的なプロモーションを教えてください!」
お客さんからこういった類のご質問をよくいただきます。(こういった類のご質問は、だいたい即効性を求められることが多い。)
そこで、
「ちなみに、リストってどのくらいありますか?メルマガの配信頻度はどのくらいでしょうか?…etc」
といった質問に質問を重ねる形で、確認する。
すると、多くの方が「リストはないですし、メルマガもやってないです。」といったパターンが結構あるある。
こんな状態だと、「効果的な」という意味合いでの打ち手を回答するのが、一気に難しくなる。
それくらい、リストは大事という事です。
オプトインアフィリエイトとは?
本題に入る前に、少し余談です。
皆さんは「オプトインアフィリエイト」というアフィリエイト手法をご存知でしょうか?
オプトインアフィリエイトとは、オプトイン登録を目的としたアフィリエイト手法で、アフィリエイターの中では有名な手法です。
基本的には無料のメルマガを紹介することで成果報酬を得るのが、オプトインアフィリエイトの仕組みでした。
オプトインアフィリエイトの仕組み
紹介するメルマガは、自身のメルマガではなく、アフィリエイトなので当然他者のものを紹介する事になります。
一般的なアフィリエイトは有料の商品を紹介し、商品が売れた際に売上の一部を成果報酬としています。
このオプトインアフィリエイトは無料のメルマガを紹介しているのにも関わらず、成果報酬が払われる。
成果報酬は登録1件(1リスト)につき、500〜3000円といった値段でした。(もちろん、キャンペーンによって異なりますね。)
しかし、この仕組みをなんとなくでも理解した上で、ある疑問が浮びませんか?
なんで無料のメルマガ登録なのに、成果報酬が発生するのでしょうか。
これはウェブ集客にも使える仕組みですので、今回は改めてリストの価値についてお伝えしたいと思います。
メルマガ登録でも報酬が発生する理由
まず最初に、なぜ無料のメルマガ登録でも報酬が発生するのかについてです。
それは、オプトイン時に登録されたメールアドレスに対して、メルマガを配信し、いつでも特定のユーザーに対して、自分から接触ができる・アクションを仕掛けにいけるという事です。
これは、自分達の商品を販売しやすくなる環境が手に入るという事です。
その為、冒頭のお話でいうと、効果的なプロモーションを実現する為には、これなしでは難易度が一気に上がります。
リストを活用する以外の手法だと…
リストを活用する以外の手法ですと、
- SNS
- SEO
- 広告
あたりが思いつきますが、難易度が上がります。
まず、SNS。
フォロワー数、日々の発信内容でファン化している状態でないと難しいです。
いわゆる、影響力がないと商品を購入するきっかけにすらならないです。
次に、SEO。
施策として芽が出るのに、時間がかかります。
これから商品を販売したいという段階では、少しタイミング的に遅いです。
そして、広告。
いきなり、有料商品を案内してしまうと、購入してもらいにくいです。
そして、今回ご紹介するリストがそれなりにないと、結局のところ有効な打ち手も使えません。(これは後半で解説します。)
なので、結局はリストがないといけない訳ですね。
なぜリストマーケティングを行うのか?
リストがあるだけではダメで、情報発信は必須です。
メルマガでの情報発信ですね。
その情報発信の中で継続的に接触し、自分の商売に対して信頼してもらう・ファンになってもらいます。
当然、無料のコンテンツなので、少しでも読むのが面倒くさかったり、内容が自分に合わない場合、問答無用で配信解除されます。
しかし、配信解除されない限りは、何かしらの形で興味は持ってもらえているという事です。
接触回数が増えてきて、十分に信頼関係が構築されていれば、自社のフロント商品を買ってもらえる回数が増える。
さらに、フロント商品で完全に信頼されれば、高単価なバックエンド購入者も一定数はいるわけです。
主な仕組み
例えば、1人のアフィリエイターが、500円の成果報酬のキャンペーンで100人の読者を獲得出来たとしましょう。
500x100 = 50,000円が成果報酬としてアフィリエイターさんに支払います。
それで、フロントエンド商品が5000円だとして、10人に売れたら、
5000x10 – 50,000円 =0円
とんとんです。
しかし、フロントエンドから10万のバックエンドが1つでも売れたとしたら、
5000x10+100,000 – 50,000円 =100,000円
となり、10万がそのまま利益になります。
つまり、元が取れる
無料のメルマガ登録により成果報酬を払ったとしても、元が取れるといった仕組みなんです。
しかも、配信解除されない限りは、メルマガで接触できる。
なので、また違うフロントエンド商品からのバックエンド商品が売れることもあります。
大量にリストを集めることで、一定の見込み客を囲えます。
この世に万人に受けるのコンテンツなんてないので、配信解除者も当然います。
ですが、そんなユーザーは、切り捨ててしまって正解です。
そして、この仕組みこそが、ウェブ集客なんです。
ウェブ集客でのリストを集めるメリット
仕組み構築の話の前にウェブ集客でのリストを集めるメリットをご紹介します。
リストを集めることで、メルマガで継続的に接触できるということは1つのメリットにすぎません。
他にも、初心者にオススメなウェブ広告である「Facebook広告」で、リストに対して広告が打てるといったメリットがあります。
カスタムオーディエンス・類似オーディエンス
カスタムオーディエンスという機能で、既存のリスト(メールアドレス)をFacebook内にアップロードすることで、そのまま出し先として使えます。
Facebookアカウント登録時のアドレスと一致していたら、そのユーザーに対して広告を出稿できるという仕組みです。
普段メルマガで接触しているユーザーと、自分の商売を全く知らないユーザーがいたとして、広告に興味を示しやすいかと言ったら、前者ですね。
また、既存のリストに似ているユーザーにも広告が出稿できる「類似オーディエンス」という機能が有効的です。
この場合、属性は似ているものの自分が会ったことのないユーザーなので、非常に効率がいいですね。
リストをどうやって集める?
リストの集め方も、オプトインアフィリエイトに習いましょう。
オプトインアフィリエイトでは、無料オファーで、無料レポートのPDFを作成したり、動画を撮影して、それを無料オファーにしたりしているキャンペーンが多いです。
リスト取りはリード獲得ページ(オプトインページ、スクイーズページ、LPなどと表現されます。)を作成します。
登録者には、サンクスページが表示され、1通目のメールが届く、それ以降も内容に応じてメールが届く(ステップメールという)、といった仕組みです。
作成した無料オファーはサンクスページもしくは、メールの中で案内するパターンが多いです。
その後の仕組み
あとは、ステップメールにて自身の商売に対する知識だったり、専門的な内容に対する判断基準だったり、無料オファーの補足的な解説していきます。
そして、ステップメールの内容の中で、フロントエンドのセールスをランディングページで行うといった形です。
この一連の仕組みが完成したら、オプトインアフィリエイトの場合は大量のアフィリエイターを雇いますが、スモールビジネスオーナーであればウェブ広告にて広告出稿をしましょう。
Facebook広告を活用
先程解説したFacebook広告を使います。
オプトインページをFacebook広告出稿して、リストを獲得していきましょう。
キャンペーンごとにオプトインしたリストは、公式メルマガにインポートし、さらにメルマガにて接触することが出来ます。
そして、増えたリストで多くのユーザーにFacebook広告が打てる(類似オーディエンスにより)といった仕組みになります。
ウェブ集客の全体像
無料レポートとオプトインページ自体は、PagasやWordPressがあればローコストで作成可能で、ノーリスクで仕組み自体は作成できてしまう訳です。
広告費はある程度払うことになりますが、市場にさらさないことには自分の作成した一覧の仕組みの良し悪しなんてわかりません。なので、広告費は惜しまず、Facebook広告の反応でテストしましょう。
最初は、1日あたり500〜1000円といった少額からの出稿で操作感であったり、広告運用方法を掴んでいただいた方がいいですね。
この仕組みが整えば、ほぼ自動的に集客が可能です。
一朝一夕には、この仕組みを軌道に乗せるのは難しいですが、これがウェブ集客の全体像です。
以下、参考記事・参考書籍です。