- ウェブのことは全くわからず苦手、、、。
- ウェブを活用して商売をやっていかないと厳しい、、、。
- 外注してウェブに関することは全部お願いしよう。
今回はこのように考えているスモールビジネスオーナーに向けて、「ウェブ制作を外注する前に知るべき注意点」します。
ウェブのことが全くわからないけど、なんとかウェブを活用していきたい。
そんな時に、真っ先に思い浮かぶのがウェブ制作会社、またフリーランスの方への「外注」ですね。
しかしながら、この外注ですべて解決してしまうと思っていたら大きな間違いです。
なぜなら、、、。
あなたが払ったお金は成果でなく成果物に対してです
制作会社に丸投げして、成果が出ると勘違いしている方が多いです。
確かに、親身になって、しっかりとヒアリングして制作してくれるところもあります。
しかし、そういった場合でも、丸投げしていたら、成果はでません。
多くの制作会社の仕事は、サイトやランディングページといった成果物を作るのが専門です。
成果を出すには、自分で戦略を練った上で、その成果物をどうやって活かすかにかかっています。
サイト作ってもらっても運用するのは自分
例えばウェブサイトを作ってもらったとして、その後の運用するのは自身が行うことになります。
なかには運用までやってくれる制作会社もあります。
しかし、それも欠点があって、保守・運用のコストもかかってきます。
他にも、ウェブサイトのコピーまで手掛けてくれる会社も存在します。
しかし、それを丸投げして作ってもらったとして、ウェブサイトに書いてあるコピーと自分が実際に対面で会った時に食い違いがあったら、信頼問題にもなります。
外注が悪いではなく、丸投げ状態が危険
制作会社での外注が悪いのではなく、すべて丸投げしてしまう状態が危険だということです。
利用する側の意識も大切だということですね。
現に、多くのお客さんと接してきましたが、制作会社に丸投げして成果が出ていますという方は、いませんでした。
というよりも、制作会社に頼んでみたけど、成果がでない方、放置状態の方ばかりでした。
では、この問題について、どうしたらいいのでしょうか?
その前にモンスターハンターを例に解説
「人狩り行こうぜ!!」のフレーズでお馴染みのゲームといえば、モンスターハンターですね。
現在でも根強いファンが多く、世間ではモンハンの略称で呼ばれている大人気ゲームです。
このゲームは、複数のプレイヤーで協力し、屈強なモンスターを倒すという大変シンプルなゲームなんですが、中々奥が深いゲームです。
このモンスターハンターは、複数のプレイヤーと遊ぶことが出来るので、それなりにやりこんだハンターと一緒に狩りに行くことも出来ます。
そして、その先輩ハンターのおこぼれで良質な素材を手に入れることで、自分は何もせずに装備を強くすることも出来きてしまうんですね。
しかし、このやり方の方は効率的に装備を強くできるのですが、デメリットもあります。
それは、自分自身ではモンスターと戦うことがない為、モンスターを倒す経験値がつかないことです。
実際にモンスターを倒すって経験をしていないと、、、
モンスターハンターはハンターランクという概念はありますが、従来のゲームのようにレベルという概念はないです。
なので、ゲームをちゃんと楽しむためには、ある程度の経験値が必要になります。
ここで言う経験値とは、このタイミングで避け、このタイミングで攻撃する、このタイミングでこのアイテムを使うといった経験値ですね。
それをモンスターごとによって見分けるといった感じです。
ドラクエやファイナルファンタジーのように、戦う→攻撃するのようなコマンドの入力ではないです。
完全にアクションゲームな為、この経験値で上手い・下手がかなり明確にわかります。
そして、この経験値が少ないと、あまり楽しめないです、、、。
モンスターを倒すって経験が出来ない、または倒す事に貢献出来ないと、このゲームは圧倒的につまらないのです。
どんなに装備だけが強くなっても、自分でモンスターを倒した上でのものでないと、自分の実力が追いつかずにつまらなくなり、ゲームを途中で辞めてしまいます。
実は、これはウェブ制作でも同じなんです。
ウェブ制作を外注する前に知るべき注意点
前の章で紹介したモンスターハンターの自分よりも強いハンターと共に狩りに出て、自分は何もせずに装備を強化できる同じように、ウェブでもショートカットできる方法がありますね。
それが冒頭でも解説した通り、サイトやランディングページをすべて制作会社に全てをお願いして制作することです。
これで一件落着かと思いきや、良いことばかりではありません。という話でした。
それで、上手く外注を活用するには、
- どこで作ってもらった物を活用するのかを把握する
- 成果物を自分でも編集できるようになっておく
ということが必要です。
どこで作ってもらった物を活用するのかを把握する
これは全体像がわかっていないと、わからないと思います。
例えば、ランディングページを作ってもらったとして、それをどこで活用するのかが、わかっていないと成果はでません。
ウェブ集客には、「集客>育成>販売>維持」という段階があります。
ランディングページの場合、「販売」の段階で活用することになります。
なので、その前段階の、集客用のメディアや育成用のメディアがないと、成果はでませんね。
いくらランディングページがキレイなページでも、そこまでの導線がないので、成約がとれない訳です。
仮に成約がとれても、継続的にでないと意味がなく、テコ入れも必要になってきます。
といった感じで、ウェブマーケティングのスキルも必要になってきます。
作ってもらったものは、あくまで素材。
それをどう活かすかは、経営者であるあなたに委ねられているという事です。
成果物を自分でも編集できるようになる
ここ最近のサイトはWordPressで作られていることが多いです。
サイト制作をお願いした場合、成果物はWordPressでのサイトということになります。
その為、WordPressの操作方法を十分に理解していないと、自由に新規ページが作れないし、再編集もできません。
結局のところ、デザインが良いサイトを作成しても、コンテンツは自分で更新していくものです。
なので、操作が出来なければ意味がないです。
結局、放置状態になっている方の、もっとも多いパターンです。
また、ランディングページも同様です。
これも、継続的に内容を更新したり、違う商品・サービスを案内する際に自分で作れなければ、また外注することになります。
一度、作ってもらったものを、自由に再編集し、複製できれば外注はそれっきりですが、そうはいかないものですよね。
結局はある程度、自分でも作れるが理想
例えば、WordPressであれば、ネット上に導入方法から基本的な機能の解説、操作を解説した記事は豊富にあります。
それを見て、自分でサイト制作は可能ですし、実際にそういった人もかなりいます。
で、必要な箇所だけ外注すればいいんです。
例えば、ロゴ画像です。
ロゴ画像は、自分で作成しない方が良い分野です。
なぜかというと、センスが必要ですし、ロゴ制作を学ぶのも時間がかかります。
この分野は、作ってもらった方が良いデザインで作ってもらえて、コスパがいいです。
私も過去にロゴ制作をやってみましたが、すごく難しいです。
過去の経験からも、すでにスキルのある人にやってもらった方がいいと断言できます。
こういった感じで、ここは自分でやって、この分野はすでに専門性の高い人に任せよう。という線引が必要です。
こういった事って実際に自分でWordPressをやってみないとわからないですよね。
WordPressを設定していて、他の参考サイトを見た時に、「ロゴ画像もあった方がいいな〜」と発見がある訳です。
で、出来る人にお願いして、納品されたら自分で設定する。
これであれば、どこで使うかが、自分でもわかっている状態で理想的な外注ですよね。
ロゴはあくまで一例でお伝えしていますですが、この感覚で外注を利用してほしいんです。
外注後、放置状態にしない為に
外注が悪いというより、自分自身ある程度の知識がないと、なんだか良くわからないので外注先に丸投げになってしまいます。
それだと、ずっと外注費を払い続けることになります。
いくら良い成果物が出来上がっても、操作ができて、活用できなければ効果的に使い倒せません。
高い外注費を払ったのにも関わらず、、、。
きっとキレイなサイトを外注して作ってもらっても、これではウェブ集客を途中で辞めてしまいます。
自分で運用しているという実感が得られないですからね。
モンハンのように、いくら装備が強くなっても、自分でモンスターを倒した上でのものでないと自分の実力が追いつかずにつまらなくなり、ゲームを途中で辞めてしまうのと似ています。
皮肉なことですが、外注を効率良く活用出来るのは完全に知識のないウェブ素人ではなく、ある程度のネットリテラシーをもったウェブ中級者〜上級者なのが現実なんですね。
編集後記
今回は「ウェブ制作を外注する前に知るべき注意点とは【モンハンから学ぶ】」についてお伝えさせて頂きました。
どうせなら、自分のビジネスですし自分で動かしていきたいところですよね。
自分で全体的に仕組みを理解し、ある程度動かせた上での外注であれば、効率的に回せていけると思います。
ウェブ制作会社との、連絡もわからないながらでは苦痛ですしね。
ぜひ、外注業者に丸投げしている方は注意してください。
ネット上でも、WordPressなどの操作関連の情報は簡単に手に入りますよ。