ウェブ集客について学んでいると、新しい用語が次々と出てきますよね。
- マーケティングオートメーション
- チャットボット
- VR・AR
- ネイティブ広告
- コンテンツマーケティング
- ショート動画
- 音声メディア
- …etc
時代は、待ってくれません(笑)。
どんどん新しい技術が登場し、私たちを便利にする。
しかし、流行を追い続けるのも、いい加減疲れてしまいませんか?
テクノロジーの視点で、ウェブ集客を見る
我々は、こうした新しい情報と、どう向き合えばいいのでしょう。
今回は、そのポイントをお伝えします。
「テクノロジー」の観点から、「ウェブマーケティング」について考えてみましょう。
新たな手法が、引きも切らずに出てくる時代でも、大丈夫。
しっかりと、ウェブマーケティングで成果を出す方法についてお伝えします。
新たな技術を攻略するには?
「すべては原理に立ち返る」
私の気に入っている本に、未来に先回りする思考法という本があります。
佐藤航陽氏の著書です。
主にテクノロジーについて書かれた本なのですが、本質的で示唆に富んでいます。
佐藤さんは、他にも、興味深い書籍を出版しています。
すべてを原理から考える
書籍の中で、佐藤さんは、
「すべてを原理から考える」重要性を主張しています。
曰く、複雑に見えるテクノロジーも、本質はシンプルなのだそうです。
テクノロジー3つの本質
書籍の中で、テクノロジーの3つの本質が紹介されていました。
- 人間の拡張
- 人間への教育
- 掌から宇宙へ
石器時代に生まれた石器は、手という「人間の機能」を拡張したもの。
コンピューターは、「知性の拡張」。
お金という交換手段も、1つの発明、テクノロジーと言えます。
人間を支配するテクノロジー
そして、テクノロジーが進化すると、人間を支配し始めるというのです。
お金というテクノロジーが、人間を支配し始める。
テクノロジーを開発したのに、社会構造に浸透し、結局は人間の行動を縛る。
主従関係の逆転です。
掌で起こっていることが、宇宙規模になる
はじめは、道具を使って物を作る。
しかし次第に、それらは身体から離れて、やがて車や飛行機などに拡張します。
まさに、掌を飛び出し、宇宙規模に膨らんでいく、ということですね。
本質がわかれば、時代が読める
これらが、テクノロジーやイノベーションの本質になります。
本質を知っていると、これからの流れが、掴めるようになります。
テクノロジーは人の機能を拡張するために、仕方なく生まれ、仕方なく拡大していく。
すべては「必要性に迫られた」ということになります。
必要性に対して、人智が尽くされるわけです。
ウェブマーケティングにも通ずる、重要な考え方
原理から考える。
これは、ウェブマーケティングにも、そのまま当てはまります。
ウェブマーケティングも、テクノロジーの進化に深く関連していますからね。
引きも切らずに出てくる、新しい手法たち
- プロダクトローンチで、売上を2.5倍にした秘密
- オートメーションウェビナーを使って、あなたの自動販売機システムを作る方法
- ライブ配信で、高額商品を販売するポイント
ネットの情報を見ていると、「新しそうな」手法が、頻繁に登場します。
毎年のように、新たなブームがやってくるわけです。
本当に新しい?
でも、ここに疑問を持つ必要があります。
先程の手法って、そもそも真新しい手法でしょうか。
今までになかったもの、でしょうか。
そんなことはありません。
話題になる手法たち
- プロダクトローンチ
- オートメーションウェビナー
- ライブ配信
- チャレンジ企画
- …etc
と聞けば、なんだか英語でカッコいい響きですよね。
凄そうなのは、「名前」だけ
なんだか凄そう…と思ってしまうかもしれません。
でも、新しくなんかありません。
新しいのは、「名前」だけなんです。
原理から考えれば、簡単に理解できる
原理から考えれば、すぐに分かります。
ウェブ集客の原理とは、
- 見込み客のメールアドレスを集める
- 見込み客を育成する
- 見込み客を新規客に変える
- 新規客をファンに育てる
です。
この4つのステップを抑えていれば、名前に惑わされる必要はありません。
4つのステージの中の、どの部分か
- プロダクトローンチ
- オートメーションウェビナー
- ライブ配信
- チャレンジ企画
- …etc
これらの手法は、先程の4ステップで考えると、どこに当てはまるでしょうか。
- 見込み客のメールアドレスを集める
- 見込み客を育成する
- 見込み客を新規客に変える
- 新規客をファンに育てる
「見込み客を育成する〜見込み客を新規客に変える」
の部分ですね。
つまり、2〜3の段階です。
見込み客を育てて、販売する手法に過ぎない
凄そうに見える手法も、結局の所、シンプルなんです。
- 見込み客のメールアドレスを集める
- 見込み客を育成する
- 見込み客を新規客に変える
- 新規客をファンに育てる
この流れの中で活用される、1つのノウハウに過ぎません。
形態が変わるだけ
見込み客に情報を伝える手段が、
- メールなのか、動画なのか
- 細切れの動画か、長編の動画か
- 録画なのか、ライブなのか
という、違いだけです。
正直これらの違いは、どうでもいいんです。
些末な部分よりも、原理・原則に立ち返る
原理に立ち返る。
本当に、これだけの話なんです。
上記の4ステップさえできれば、手法の名前は、なんだっていいんです。
新たな手法は、これからも、じゃんじゃん出てきます。
そのときに、慌てふためく必要はありません。
4つのステップで考えると、どこ?
- 見込み客のメールアドレスを集める
- 見込み客を育成する
- 見込み客を新規客に変える
- 新規客をファンに育てる
「この4つのステップの中で、どこを担当する手法・ノウハウなんだろう?」
という質問を、自分にしてください。
そうすれば、自分に必要なものだけに取り組むことができます。
編集後記
新しいものって、それだけで魅力的ですよね。
ついつい、惑わされてしまいます。
AIが大半の仕事をする時代は、確実にやってくるでしょう。
メタバース空間で過ごす時間は、確実に増えるでしょう。
仮想通貨で取引をする機会は、確実に増えるでしょう。
しかし、どんな流行りも、シンプルです。
原理原則に立ち返りましょう。
そもそも、スモールビジネスであれば、たいそうなことは、必要ありません。
無理にトレンドに乗っかる必要もありません。
最低限ができていれば、いいんです。