「できれば最短でウェブから稼げるようになりたいです。」
お客さんとメール対応をしていると、こういったお問い合わせが多くきます。
ですが、この「最短で」というは、難しいですよ。
ウェブ集客は、かなり泥臭く、地道なものです。
少し誤解されている方がいますが、まるで魔法のような一発逆転の手法だと思っていませんか?
ウェブ集客=情報発信
ウェブで商品を売るには、ある程度の属人性は必要です。
商品やサービスはありふれているので、みんな「だれ」から買うのかを重要視しています。
この状態になるには直接の面識はなくても、ウェブ上で信頼されている必要があります。
そして、ウェブ上での信頼は、地道に各メディアを通して情報発信していくなかで、生まれます。
エアーバンドの「ゴールデンボンバー」
本題に入る前に、ちょっとした例をお話します。
最終的には、ウェブの話になりますので、少しお付き合いください。
みなさんは「ゴールデンボンバー」というバンドを知っていますか?
ゴールデンボンバーとは、シングル「女々しくて」がCMで使われたのをきっかけに、一世を風靡したヴィジュアル系バンドです。
このゴールデンバンバーは、楽器の演奏を全くしないエアーバンドという新しいスタイルのバンドです。
楽器演奏自体はプロがしたものを録音し、演奏の際にiPodで流しているそうです。
エアーバンドでも問題ない理由
楽器を演奏しない変わりに ギターソロでスイカを早食いしたり、溶接をしたりとかなりキャラが立ったバンドです。
当初は、この楽器を弾いていないことで、否定的な反応が多かったそうです。
しかし、歌自体はボーカルの鬼龍院翔さんがオリジナルで作詞・作曲しているので、何ら問題はないです。
実際、人気バンドの1つとなり、多くの方に認知もされ、現在も固定ファンがいる為、活動もされているようです。
「この人たちの音楽を聞きたい。」と思わせれば、楽器演奏は必ずしも必要ない事が証明されました。
結局はキャラクターが注目されれば、音楽を聞く
一時期に比べテレビの露出はかなり減ったものの、固定のファンがいるのでライブ活動が出来ている訳です。
これは、過去のテレビ・ライブ活動・YouTubeなどのメディアから、ゴールデンボンバーに対しての信頼が生まれているからですね。
色んな要因があると思いますが、音楽に対する共感であったり、動画で馬鹿らしいことをやっている姿にほっこりしたりとメンバーの裏側を知っているのもあると思います。
なので、ファンからしたら、もはや歌が聞ければいいので楽器を弾いてないことなんて、もはやどうでもいいことなんですね。
そして、これはウェブでも同じなんです。
「あなたから商品を買いたいです。」状態になるには?
あなたは、「●●さんの商品だからこそ買おう!」と、何かを購入した時のきっかけが「その人だから」という経験をした事はないでしょうか?
ウェブ上でなくても、テレビ経由で認知した芸能人のファンになり、
- CDやDVDを購入したり、
- 書籍を購入したり、
- ライブに参加したり、
といった経験です。
少なからず1度はありますよね。
この状態になる事が理想的です。
そして、この状態になるには、日頃の情報発信が肝になってきます。
その前に最優先にやることがあります。
メルマガ読者を増やす為に仕組み化
仕組み化とは、無料オファーを作り、ステップメールを配信する。
上記のような流れは、少し勉強している方なら知っている王道の自動化です。
案内できる商品があれば、この仕組みの中でランディングページで販売をします。
読者を増やすには、やはり無料オファーは必須です。
それにあたりステップメールも必要です。
商品が売れなかったとしても、メルマガ購読のきっかけとします。
純粋なメルマガ登録フォームをサイトに設置しただけでは、読者が集まりづらいです。
(ブログ、SNSで影響力を持っていれば別です。)
これを踏まえた上で、情報発信をしていきます。
メルマガでの情報発信
「ステップメールから商品が売れなくて、、、。」という方が多いですが、そこに注目してしまうと逆に難易度が上がってしまいます。
ステップメールに登録したユーザーのメールアドレスが手元にあるのであれば、メルマガで情報発信ができます。
このメルマガでの情報発信による、接触回数が多ければ多いほど、信頼関係を築く事ができます。
ブログでの情報発信
ブログも情報発信の1つですね。
ブログを読んで、ブログの管理人に興味を持ちました。という経験もあるのではないでしょうか?
メルマガもですが、文章が得意な方は、テキストで伝える系のメディアから情報発信をしてみましょう。
とはいえ、文章が苦手でも、ウェブ上のいたる所で使うので、苦手でも少しは克服する必要があります。
動画・音声での情報発信
話すのが得意な方は、動画や音声で情報発信をする事が出来ますね。
YouTubeやPodcast・Voicyといったメディアです。
現在は、スマートフォンで撮影・収録が可能なので、ハードルはかなり下がりましたよね。
地道な情報発信の上で結果的に集客ができる
冒頭の「できれば最短でウェブから稼げるようになりたいです。」という方に限って、サイトを見ると記事が更新されていない事が多いです。
ちょっと残念に思うかもしれませんが、こういった地道な情報発信が必要です。
割と自動化できるイメージのウェブです。
ですが、結構アナログな部分も多いんですよ。
仕組み化がゴールになるのは危険
また、自体が仕組み化がゴールになっている方も多いです。
仕組み化という言葉だけで、本質を見失っている方もいます。
具体的には、ステップメールからの成約率に注力しているという方も多くいます。
しかし、それだと難易度がかなり上がってしまいます。
なので、仕組み化出来てからが、むしろスタートラインです。
ステップメールの例ですと、その後メルマガを含め様々なメディアで情報発信が必要です。
これは、時間がかかりますし、やはり長期的考えてないといけません。
そもそも、これまで学んでこなかった分野を学び、実践するのですから、すぐに実践して目に見える成果が出るなんて事はありえません。
編集後記
今回は「ウェブ集客の仕組み化してもすぐに商品が売れない理由【ウェブ上での信頼が必要】」についてお伝えさせて頂きました。
ウェブに限ったことではないですが、何をするにも成果を出すのは地道だということですね。
仕組み化はとっつきにくいトピックではありますが、以下の書籍でも学ぶ事ができます。
ちなみに、テキストの情報発信は、会話調で書くと読んでもらいやすいですよ。
詳しくは、以下の記事で解説しています。